自分から動いてこそ集まってくるものがある
「はじめに」にも、ぜひ紹介しておきたい文章がある。
そうだ、やっぱり自分は運がいいのだと思う。
しかし、実は、「運がいいね」といわれると、同時にちょっと反論したい気持ちにもなるのだ。なぜなら、それは私が「自分の力」でここまで来たと思っているから。勘違いしないでもらいたいのだが、私は自分の力だけでなく、多くの人に助けてもらいながら、今こうして生きている。だが、それはあくまで結果的にそうなっているだけであり、最初から「人に助けてもらおう」と思っていたわけではない。
自分の力を試しながら、1人で奮闘してきたからこそ、周囲の人たちも、自然に応援してくれるようになったのだ。
『強運は「行動する人」だけが手に入れる』より引用
このくだりこそが、家庭教師・塾講師→ホストの道、指名ゼロホスト→28回連続ナンバーワン獲得ホストの過程で積み重ねられたシーンの数々を物語るものであり、本書のコンセプトにちがいない。
動かないで文句だけ言ってると、運が逃げるよ
章立ても見ておこう。
第1章:運命は変えられる
第2章:オンリーワンを目指せ
第3章:失敗を恐れない
第4章:笑顔から幸運が舞い込む
第5章:そして、強運体質へ
これを見て、諦めの響きを込めながら「成功した人だから言えるんだよ」なんてつぶやきたくなる人もいるはずだ。だから、そういう人に向かってあえて言う。
とりあえず否定するだけ、あれこれ理由をつけて動かないことが最悪なのを一番理解しているのは、自分でしょ?
だから筆者も、まず動くことにする。これまで以上に動くことにする。そして、さらに動き続けることにする。そうやって自分から流れを生んではじめて、引き寄せることができるものがあるはずだ。それを体現した信長さんという人もいるんだから。
【書籍紹介】
強運は「行動する人」だけが手に入れる 歌舞伎町№1ホストが教える運の鍛え方
著者:信長
発行:学研プラス
生き馬の目を抜くホスト業界で10年以上№1として生き残り続けてきた著者は、どのようにして、「運」を味方して、「人とお金」を引き寄せてきたのか? 考え方、行動、見た目、言葉の使い方、人間関係など、誰でもできる運の鍛え方を紹介する。