「ほめ2→指摘1」の法則
遅刻してくる後輩をなんとかしたい…。でも言い方がきついと嫌われちゃうかもなー。と、遅刻する人が悪いのですが(笑)、こちらの主張をしっかり伝えて、お互いに気持ちよく業務するようにしたい…。そんな時には、4つめのポイントとなる「心理話術」を活用しましょう。今回は「ほめ2→指摘1」の法則を例にお伝えさせていただきます。
ほめる:「◯◯さん、最近、頑張っているよね」
ほめる:「昨日の企画書もすばらしい仕上がりだったよ」
指摘する:「あとは、遅刻だけを注意すればいいよね」
(『相手の心をつかむ話し方・伝え方』より引用)
この法則を使えば、事前に2つも褒められているので、指摘されても前向きな気持ちになれるんだとか。他にも「イエス・バット法」「アンカリング」「セルフ・デプリケーティング・ユーモア」など明日から使える心理テクニックが紹介されていますので、これだ! という心理テクを実践してみましょう。
「いい声」も信頼につながる大切なポイント
「女は耳で恋をする」なんて言われるくらい、恋愛においても「声」は重要。最後のポイントは、「発声力」、つまり声です。元日本テレビのアナウンサーで、現在フリーアナウンサー、ボイススピーチデザイナーとして活躍されている魚住りえさんによると、「いい声ではなすことは、ビジネスやプライベートで、いち生涯の武器となってくれるはずですよ」とのこと! どんなポイントを押さえておくのが良いのでしょうか?
POINT1 腹式呼吸で話をする
POINT2 きちんと共鳴させる
POINT3 滑舌よく言葉を発する
(『相手の心をつかむ話し方・伝え方』より引用)
トレーニング方法はぜひ『相手の心をつかむ話し方・伝え方』をチェックいただきたいのですが、自分の声は変えられないと思わず、トレーニングを重ねて魅力的な声で仕事もプライベートも充実させちゃいましょう!
「対話力」「語彙力」「伝達術」「心理話術」「発声力」の5つの基本をマスターして、よりよいコミュニケーションが取れるよう、今日からどんどん実践していきましょう。
【書籍紹介】
相手の心をつかむ話し方・伝え方
著者:仕事の教科書編集部
発行:学研プラス
たったひと言を変えるだけで、仕事も人間関係もうまくいく――。これ1冊で、上司・部下とのコミュニケーションや商談の場で、言いにくいことをスマートに伝えるコツが身ににつく。一目置かる大人になる「語彙力」の高め方も紹介。