UMAとは何か?
世界各地で目撃される正体不明の未知生物=Unidentified Mysterious Animal(未確認動物)の総称、その頭文字をとったものが「UMA(ユーマ)」です。
この言葉は、実は日本発祥の造語で、世界では通用しません。そもそもは、動物学者の實吉達郎氏が、超常現象研究家の南山宏氏からの助言を受け、未確認飛行物体=UFO(Unidentified Flying Object)を参考に命名したものとされています。
(『ムー公式 実践・超不思議生物捕獲マニュアル』から引用)
UMA探索は、危険と隣合わせです。ハイリスクを冒してまで、なぜ「UMA」を捕獲したがるのかというと……ハイリターンあるからです。
ヨーロッパに生息する「マンドラゴラ」は、人間のような顔と手足をそなえた根菜です。媚薬・不老不死の薬の原料になると伝えられていますが……土から引き抜いたときに「マンドラゴラの叫び声」を聴いてしまうと絶命します。ハイリスク・ハイリターンです。
捕獲できなかったとしても、ミステリアスな存在である「UMA」を撮影できれば、世界中のテレビ局が番組素材として買ってくれるそうです。TBSテレビ『マツコの知らない世界』の「UFOビジネスの世界」を特集したときに、超常現象研究家の山口敏太郎さんが言っていました。
正攻法でゲットだぜ!
代表的なUMAといえば、ネス湖のネッシーです。世界中を騒がせたUMAであり、親しみやすいネーミングは、我が国における「ふなっしー」というUMA(ゆるキャラ)にも受け継がれています。
大型のマグロを釣っても折れない竿、切れない糸で、岸からネッシーの子供をねらって釣りをしましょう。(中略)また、船からでは釣りあげるときに転覆する危険があるので、岸からの釣りがおすすめです。
(『ムー公式 実践・超不思議生物捕獲マニュアル』から引用)
ネッシーの成体は「体長10〜20メートル」です。捕獲するには定置網を仕掛けるしかありませんが、ネス湖は観光地なので勝手に仕掛けたら怒られます。親ネッシーはあきらめて、一本釣りで「子ネッシー」を狙いましょう。
河童(かっぱ)を捕獲するためのエサといえば「キュウリ」です。仕掛けたキュウリに喰いついた形跡がなければ、カッパによく似た「ひょうすべ」の生息地かもしれません。「ナスビ」が好物のUMAです。
瞬間移動できる「エイリアン・ビッグ・キャット」は手強いですが、ネコ科なので「マタタビ」が効くかもしれません。いろいろ試してみてください。テクニック満載の『ムー公式 実践・超不思議生物捕獲マニュアル』を読んで……UMAモンスター(ウマモン)、ゲットだぜ!
【書籍紹介】
ムー公式 実践・超不思議生物捕獲マニュアル
著者:今泉忠明、こざきゆう、石原まこちん
発行:学研プラス
ツチノコを捕まえる方法は? ビッグフットと出会ったら危ない? ネッシーを撮影するテクニックは? ムー編集部が未確認動物の捕獲・対策方法を伝授。動物学者・今泉忠明氏の監修のもと、未確認動物の習性をリアルに解き明かし、確実なマニュアルとなった。