本・書籍
2019/8/5 21:45

星占いに冷ややかなライターが、巷で話題の「しいたけ占い」で驚愕!?

かつては、雑誌の巻末に載っている占いに一喜一憂していた。朝のテレビ番組で流れる「今日の占い」を欠かさずチェックし、順位が悪い日は「今日のラッキーメニュー」をできるだけ食べようなどと齷齪(あくせく)していた。でもそれは、若かりし日の一時のこと。

 

いつしか、「占いは、あくまで占い」というテンションで捉えるようになった。特に、星占いは。だって、自分と同じ星座の人は、みな同じ運命を背負っているということでしょ? 私は私の人生を歩んでいて、私の考え方があって、それがラッキーカラーひとつで左右されるわけでもなし、みたいな。

 

知らない女子はいない? 巷で話題の「しいたけ占い」とは

…とまあ、占いに対して少々冷ややかな見方をしていた私だが、ここ数年やたらと見聞きする占いがあり、実はずっと気になっていた。その名も「しいたけ占い」

 

占いには興味がないという男性陣も、職場の女子たちが話題にしていたり、SNSで誰かがアップしているのを目にしたことがある人は多いのでは。雑誌『VOGUE GIRL』で連載している「しいたけ占い」が、それはそれは人気なのだ。

 

現に、私の友人たちも「当たりすぎて怖い!」と言いながらシェアしているし、仕事ぶりから生き方まで尊敬している起業家の女性たちの多くも、しいたけ占いに心酔している様子。

 

「しいたけ占い」といっても、しいたけを使って占うわけではなく、しいたけが関係しているわけでもない。占い師であり作家でもある「しいたけ.」氏の占いだ。ちなみに、名前の由来は「唯一苦手な食べ物が『しいたけ』であり、それを克服したかったから」なのだとか。

 

今回は、そんな気になるしいたけ.氏の最新占い本『しいたけ.の12星座占い』(しいたけ.・著/KADOKAWA・刊)をついに手にとって読んでみた話である。

 

 

占いは、過去を振り返るからこそ役に立つ?

占いって、多くの人が気にするわりに、読んだ数日後には何が書かれていたか忘れてしまうようなところがある。年明けに「2019年あなたの運勢」を我先にと読んだくせに、もうすっかり忘れていたり。初詣で引いたおみくじが「大吉」だったか「凶」だったかは覚えていても、その内容はほぼ頭から抜けていたり。

 

『しいたけ.の12星座占い』のテーマは、サブタイトルにもなっている「過去から読むあなたの運勢」だ。しいたけ.氏いわく「占いって、過去と未来の中継地点で ほっと一息つくための休憩所だと思うのです」とのこと。つまり、本の帯にもあった「過去は”二度見”に福がある」というわけだ。

 

本書には、「運命を読み解く鍵(あなたの基本性格)」から始まり、「過去(2018年まで)」「現在(2019年は?)」「未来(2020年以降)」、そして「環境の選び方と役割」「転機やチャンス」「肩の力を抜くコツ」「仕事やお金」「恋愛・プライベート」「落ち込んだ時の回復法」といった「あなたが輝く魔法のアドバイス」が、各星座別アドバイスが書かれている。

 

これって、今までになかった占いの視点だなと思う。「過去」「現在」「未来」と人生は繋がっている。過ぎ去った日々にこそ意味があって、その上で今日の自分がいて、明日からの自分の運勢を切り開いていくものだから。納得。

 

 

まずは自分の星座を一読。そのうえで、他の星座と読み比べてみた。

まずは自分の星座のページから読んでみた。「運勢を読み解く鍵(あなたの基本性格)」として書かれていた山羊座の特徴は3つ(詳しい内容は、ぜひ本書を読んでほしい)。

 

山羊座は、2種類の暴走モードがある。

ブチ切れると他の追随を許さない仕事量をこなす。

OFFは息を吸って吐いているだけの人になる。

(『しいたけ.12星座占い』より引用)

 

ふむ。当たっているような気もするし、そうじゃない気もする。

 

お次は、他の星座の「基本性格」欄を読んでみた。ほら、よく言うではないか、占いって誰にでも当てはまるようなことが書かれているから、「当たる!」と思うんだって。それを確認することにしたのだ。

 

結果、「やっぱり山羊座が一番当てはまるな」というのが正直な感想だった。もちろん、他の星座に書かれている内容で当てはまる部分もあったのだが、なんだかんだ言って「私って山羊座だな」と。よくわからないが、「しいたけ.さん、私という人間を再確認させてくれてありがとう」と、なぜかホッとした。

 

 

巻末の「しいたけ.の部屋」を見逃すな!

個人的に、メイン部分よりもむしろこっちの方が面白いのでは! と思うほどヒットだったのが、巻末にまとめられた「しいたけ.の部屋」だ。12星座あるあるがいくつか書かれているのだが、これがまさに「あるある!」で面白い。

 

そのうちのひとつが「大丈夫の意味」というテーマ。仕事でもプライベートでもよく使う「大丈夫?」の言葉をどう捉えるかが、星座別で解説されている。

 

「大丈夫?」と心配されるのが苦手な双子座、気にかけられているとうれしくなって、もっと頑張っちゃう牡羊座、すごく大丈夫じゃないことを隠そうとする蠍座、そして「大丈夫。ありがとう」と返したときは「大丈夫じゃない。もうちょっと暴走したいから放っておいて」の意味だったりする山羊座。だからこその、「大丈夫+この言葉をかけるのがおすすめ」というパワーワードも紹介されている。

 

相手の星座を意識しながら「大丈夫」の声がけを少し変えると、より関係性が良好になるかもしれない。

 

今の自分を肯定し、迷ったときに背中を押してくれるようなやさしい語り口と、独特の表現や言い回し、比喩表現が心地よい。まるで小説を読んでいるような感覚だ。「過去」「現在」「未来」の占いを読み、「よし、いい感じに頑張っていこー!」とポジティブな気持ちになれた。

 

さて、自分の星座以外の部分も含めて面白く読み進めていたら、こんな指摘を見つけてドキリとした。

 

山羊座は、占いや「他人からの評価」について、あまり気にしないところがあります。どんなことを言われても「多分、私のやり方ってあんまり変わらないんだろうなあ」と達観している。

(『しいたけ.の12星座占い』より引用)

 

まさに、今回の巻頭で語ったことそのものでは…。やはり、しいたけ.氏の占いはスゴイかもしれない。

 

 

【書籍紹介】

しいたけ.の12星座占い

著者:しいたけ.
発行:KADOKAWA

占いとうまく付き合って運を味方につけるには、「いま当たっているかどうかに一喜一憂するより、ふり返って答え合わせをしてみることが実は大事!」というしいたけ.。人生を「過去」「現在」「未来」という3つの時間に区切り、それぞれの運勢の流れを「物語」のように捉えてみると、自分に合った開運のコツが見つかります。この本では、しいたけ.流の「過去のふり返り方」や、「未来の描き方」を解説。星座別の構成で、2020年以降までの長いスパンの運勢を詳しく知ることができる1冊です。元号が新たになり、2019年を半分まで過ごしたタイミングで心機一転したいという人にもおすすめ!

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