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2019/12/5 21:45

11歳で投資を開始! 「投資の神様」の軌跡が凄すぎる!――『ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』

ウォーレン・バフェット。

 

世界で最も偉大な投資家であり、ビル・ゲイツ夫妻が運営する「ビル&メリンダ・ゲイツ財団に300億ドル(日本円で3兆円を越える額!)もの寄付をしたことでも知られています。

 

彼に憧れて、投資の世界へ踏み込んだ方もいるかもしれません。まったくもってあり得ない大富豪です。けれども、彼とて最初から大金持ちだったわけではありません。

 

ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』(グレン・アーノルド・著/ダイヤモンド社・刊)は、貯金が120ドル(1万3千円くらい)だった少年がいかにして大富豪になったのかについて、その投資条件を分析したものです。

 

多くの本が出版されているものの……

ウォーレン・バフェットについては、既にたくさんの本が出ています。自伝もあれば、その人生訓、さらには、お金儲けの秘訣等など……。多くの人が彼の生き方に興味を持ち、できることなら、自分の資産を増やす知恵を得ようとしているということでしょう。

 

しかし、『ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』の著者・グレン・アーノルドは違う視点から、彼を理解しようと考えました。

 

バフェットについて書かれた本は既に数多く出版されており、目新しい内容などないとあなたは思うかもしれない。それらの本の多くに目を通したが、私は満たされない気分だった。(中略)ただ、私が知りたかったのは、「なぜ」投資したのかという部分だ

( 『ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』より抜粋)

 

 

人物としての面白さ

ウォーレン・バフェットは魅力的な人物です。

 

大金持ちなのに車は1台しか持たず、食事は偏食のためハンバーガーばかり、それもケチャップもピクルスも抜いたものを食べるといいます。飲み物といえば、コカ・コーラ、それもチェリー・コークが好物です。

 

単純な私は「私も真似してみようかな」と思いそうになりますが、食生活がバフェットに富をもたらしたわけではありません。

 

著者のグレン・アーノルドは、イギリスの投資家であり、実業家でもあり、そして著述家でもあります。かつては、サルフォード大学の経済学部で投資や金融学を講じる教授でもありました。それだけに、学者らしい冷静さでバフェットがいかにして投資先を選んだのか分析していきます。

 

 

「なぜ」その会社を選んだのか?

グレン・アーノルドがひたすらにこだわったのは、「なぜ」という言葉でした。

 

バフェットが選んだ企業には、ほかの企業とは際だって異なるどんな特徴があったのか?

貸借対照表の数字か?

過去の利益の推移か?

戦略的な市場での地位か?

経営陣の能力か?

(『ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』より抜粋)

 

それらの謎を解明するために、グレン・アーノルドは、バフェットが投資先を相手に「なぜ、そこに投資しかたのか?」を分析したのです。

 

 

最初の1億ドルの稼ぎ方

ウォーレン・バフェットは89歳になった今も活躍を続けていますが、本書では、1941年に初めての株を買ったときから、最初の1億ドルを築いた1974年までの軌跡をたどっています。

 

この間、彼を億万長者としたのは、いくつかの会社への投資が成功したからです。そのひとつひとつを取り上げて紹介したいのですが、スペースには限りがあるのが、残念です。

 

もちろん、うまくいったのもあれば、失敗したものもあります。しかし、そのどれもがバフェットに投資をめぐる幸福と不幸を実感させてくれた存在となったことは、報告しておきたいと思います。

 

 

初めての投資、そして……

バフェットが初めての投資先として選んだのは「シティ・サービス社」でした。その時、彼はまだなんと11歳で、持ち株数は3株でした。けれども、ちゃんと利益をあげたのですから、さすがとしかいいようがありません。

 

『ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ』で、第2の投資先としてあげられるのは、「ガイコ社」という保険会社です。バフェットが尊敬していた投資家、ベンジャミン・グレアムが会長をつとめていたことが、購入の決め手となったようです。

 

彼は快進撃を続けますが、いいことばかりは続きません。第3、第4の投資となった「クリーブランド・ワーステッド・ミルズ」と「ガソリンスタンド」では失敗をします。天才的な投資家バフェットも間違いを犯すということでしょう。

 

けれども、第5の投資先として、チョコレートのかけらを製造する「ロックウッド・アンド・カンパニー」を選び、以降、凋落していた「サンボーン・マップス社」次に「テンプスター・ミル」などを建て直します。そして、第8の投資先となったのは、詐欺によって株価が大暴落し、倒産の危機に瀕していた「アメリカン・エキスプレス」でした。バフェットは、自ら市場調査を行い「アメリカン・エクスプレス」の信用は揺るがないと判断。当時の資産の4割を投じて「アメリカン・エクスプレス」の株を購入しました。その後、株価は上昇。その手腕にはうっとりしてしまいます。

 

さらに、子どもの夢を育む「ディズニー社」や、バフェット自身に素晴らしい人間関係をもたらしてくれた「バークシャー・ハサウェイ社」との出会いなど、次々と運命的な出会いがあります。

 

バフェットは独特の勝負感を武器に快進撃を続けます。ところが、偉大な一歩と位置づけられる取引でも「失敗だった」と認識したりします。常人には理解しがたい何かがあるのでしょうか。

 

私自身は家計のやりくりはどうにかできても、投資となるとさっぱりです。

 

しかし、もし、あなたが本気で本気でウォオーレン・バフェットの人生にならい、寄り添い、億万長者への道を目指すつもりなら、彼がいかに数々の会社に投資していったのか、その詳細を読んでみてください。

 

11歳から投資に生きた男の人生の凄みを感じることになるでしょう。

 

【書籍紹介】

 

ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ

著者:グレン・アーノルド
発行:ダイヤモンド社

あのバフェットにも、駆け出し時代があった! 本書はバフェットが最初の1億ドルを作るまでに注目。彼の資産形成や投資哲学に最も大きな影響を与えたとされる銘柄を読み解きながら、賢い投資家になるためのヒントや教訓を学ぶ。

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