今年は「おうち時間」が長く、外出時もマスクだったので、4月以降ほぼスッピン状態でした。そんな方も多いのではないでしょうか? たまに実家の家族とグループのテレビ電話をするのですが、先日「おねえちゃん眉毛ボサボサじゃない?www」と笑われ、久しぶりにちゃんと鏡を見たら、眉毛はもちろん毛穴も目立つし、首・目尻のシワや、しみっぽいのも増えてる!? 何もしないことは良いことだ! なんて思っていましたが、私はもう35歳……何もしないとただただ老いるだけだと気がついたのです。
「完全に油断していた!!!」
ということで、今回は美容外科医としても多くのメディアに出演されている上原恵理さんの著書『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』(上原恵理・著/KADOKAWA・刊)より、これから気をつけたいお肌のお悩みをご紹介しつつ、まだ間に合う毎日の日焼け対策についてもお伝えします。
綺麗な肌を保つためにできることは、「さわるな・こするな・動かすな」
4月から全くスキンケアをやってこなかった私の肌ですが、大きなトラブルはないものの、じっくり鏡を見てみるとくすみ始めたり、気がつかないところにシミができていたり、「あぁ〜何もしないとこうなるんだな」という結果になっています(笑)。4月前は、「人に会う」という意識があったので、朝と夜は化粧水&美容液はつけたりしていたのですが、それもせず……完全に何もしていませんでした。
あーー! やばい! いっぱいマッサージしたり、パックしたり、取り戻さねばー! と思っていたのですが、実は「やりすぎ」は、お肌にダメージを与えるだけなんですって。スキンケアをやればやるほど、肌はたるんでいくのだとか……!
皮膚には真皮という層があって、これはベッドに例えるとマットレスのような存在。この層にはコラーゲンやエラスチンといった成分があって、いわばマットレスのスプリングの役割を果たしています。これらが立体格子状に規則正しく存在することで、お肌のハリが保たれているの。
(『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』より引用)
つまり、さわりすぎてしまうのは、毎日ベッドの上で飛び跳ねているのと同じ。そうするとマットレスのスプリングはどんどん伸びでしまいますよね? さらに触りすぎることでシミも増えるそうなので、焦って叩いたりマッサージしたり、伸ばしたり、こすったりするのは危険! 洗顔も泡をのせて押さえるくらいでいいし、化粧水や美容液もあれこれ塗らず、水分を加えて油分でふたをする感覚で整えれば良いそうです。うん、ちょっとスキンケア用品を見直そう(笑)。
毛穴は生まれた時から変わっていない?
何もしないことで目立ってきたのは鼻の上の毛穴でした。あと眉間あたりの毛穴も開いてきていて、「あれ? こんなに毛穴ってあったかな?」と思うように……。きっとこれも老いのひとつで、年齢を重ねると毛穴っていうのは増えるんだ、と思っていたのですが、実は! この毛穴、生まれた時から「数」は変わらないそうなのです。
この毛穴、年齢とともに目につくようになるもんだから、毛穴の数が増えているような錯覚すらしちゃう。でもね、毛穴の数って一生変わらないんですよ!
(『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』より引用)
毛穴パックやピーリング等でなんとかしようとすると、毛穴をさらに広げてしまうことにもなりかねないそうなので、本気で毛穴を小さくしたいならクリニックの受診がオススメなんだとか。詳しいスキンケア方法を知りたい方は、その人の肌の状態によって必要な成分が変わってくるので、ぜひ『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』でご確認ください!
家の中でも日焼け止めは必要? 自宅だからと安心しないで!
ちなみにスキンケアに加えて、夏に向けて対策が必要なのが日焼け止め。「家の中にいるから〜」とこちらも油断していましたが、日焼け止めは年中してもいいくらいなんですって。
そもそも季節問わず、日焼け止めを塗るまでがワンセットと心得て、朝のスキンケアルーティンに組み込んでほしい! お出かけしない日も、洗濯物を干したりちょっと買い物したりと太陽には当たるでしょう? さらにUVAはガラスも突き抜けるから実は室内にいても浴びているんです。
(『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』より引用)
さらに、最近ではPCの画面などの「デジタルディスプレイ」が発するブルーライトも「老化光線」といって、浴びることでお肌の老化を加速させ、たるみやシミの原因になるとも言われているんだとか。室内だからと油断せずに、老化光線対策をしっかりしておきたいですね。
ちなみに日焼け止めのベタベタは30分ほどで落ち着くので、メイクの直前に日焼け止めを塗るのではなく、朝起きたら、「洗顔・保湿・日焼け止め」までをワンセットにしておけば、メイクの有無にかかわらず老化光線対策ができるのでオススメです!
私はこれまで「人に会うから」と、誰かのためにスキンケアやメイクをしていましたが、自粛期間何もしなかったことで「自分が安心できるためにスキンケアは大事だな……」と心から感じることができました。これからは自分のためにしっかりスキンケアをしていきたいと思います。
もっと詳しくスキンケア方法を知りたい方は、『すっぴんクオリティを上げる さわらない美容』を読んで、自分の肌と合うスキンケアを学んでみてください。対話形式で進んでいく書籍なので、私のようにあまり美容に詳しくない方でも楽しみながら読み進めることができますよ!
【書籍紹介】
すっぴんクオリティを上げる さわらない美容
著者:上原恵理
発行:KADOKAWA
肌にはいかなるストレスも与えてはならない。あらゆる刺激から全力で守れ!形成外科医が教える美肌のつくり方。