本・書籍
料理
2021/1/21 6:30

やさいレシピの救世主! これで献立に困らない−−『ごはんがおいしい 野菜のおかず』

11都府県に緊急事態宣言が出され、今までよりさらに家から出ない毎日を送っています。もっとも、私は家で原稿を書くのが仕事なので、今までも忙しいときほど家にこもる生活でした。家で3食作って食べるのもいつものことでした。けれども、最近になって行き詰まりを感じるようになりました。何を作ろうかと悩むようになったのです。 『ごはんがおいしい 野菜のおかず』(冨田ただすけ・著/世界文化社・刊)は、そんな私の強い味方です。

 

おうちごはんで変化したこと

おうちごはんを1年近く続けているうち、変わったと感じることが3つあります。まずひとつめは、外食に行かなくなりました。行かないのか、行けないのか、自分でもよくわからないのですが、なんだか面倒になり「ま、いいか。家で食べよう。寒いし」となります。

 

ふたつめは、買い物に行かなくなりました。以前はがっちりマスクをして、1日おきにスーパー・マーケットに買い出しに行っていました。夫が冷凍食品が苦手だからです。おまけに、朝、献立を言うので前もってその日の献立を決めておけません。これでは買いに出るしかないでしょう?

 

ところが、コロナ以降はネットで食材をお取り寄せするようになりました。その方が経済的だし普段は手に入らない品を買うことができます。夫は普段からネットで買い物をするのに慣れています。気づくと、いつの間にか夫が食材を調達、私が調理を担当と分業するようになりました。

 

不思議なことに彼は冷凍食品嫌いも克服したようです。近所のスーパーでは手に入らない食材がお気に入りで、買い物を楽しんでいます。私は私で、苦手な買い物に行かなくていいのでかなり負担が減りました。

 

一番、大きな変化

私にとってコロナ後に一番大きく変化したのは、レシピを参考にして料理する楽しさを思い出したことです。以前は料理の本を見るのが趣味でした。息子や夫に「どれ食べたい?」と聞いては新しいメニューに挑戦するのが楽しくてたまらなかったのです。ところが、今や結婚41年。夫婦二人の毎日です。その間、一応は休みなくご飯を作り続けてきたわけで、今さら「何、食べたい?」と聞く必要はありません。聞かなくてもわかっているので、新しいメニューも必要ありません。

 

けれども、いくらなんでも同じメニューばかり食べるようになってきました。外食という刺激を失ったからでしょう。一方で、ネットで注文したイノシシの肉やホロホロ鳥などが送られてきます。今まで料理したことがなかっただけに、レシピを参考にする必要に迫られます。

 

とくに、野菜の献立に頭を悩ませるようになりました。野菜はセットで買う方が安く、早く着くため、気に入った農園から直接おまかせで箱買い注文します。どんな野菜が入っているかわからないので、宝箱のようで楽しいことは楽しいのです。ただ、見たこともないような長い茄子や、信じられないほど大きなキャベツ、今まで、夫が好まないからと料理しなかった芋類がどっさり送られてきて、戸惑うようになりました。私はレパートリーが少ないので、レシピ本なしにこれらをさばくのは難しいのです。

 

失敗しない簡単レシピ

そこで重宝しているのが『ごはんがおいしい 野菜のおかず』です。著者・冨田ただすけは、和食レシピサイト「白ごはん.com」を主宰している料理研究家です。元々は食品加工メーカーで商品開発の仕事についていた方だそうです。彼は料理好きが高じて転職し、今や月間400万PVを越える人気サイトの主宰者として活躍中です。

 

「白ごはん.com」も便利ですが、『ごはんがおいしい 野菜のおかず』は「日本一ていねいな和食レシピサイト発100品」をうたっているだけあって、簡単でおいしいレシピが満載です。既に、何品も実際に料理しましたが、一度も失敗したことがありません。レシピ通りに作っていれば、味かげんもぴったり。おまけに、難しい調味料や面倒な下ごしらえも必要ないのです。

 

これまでは野菜を食べなくちゃと思ってはいても、やれ面取りしなくちゃとか、下ゆでがいるぞとか、面倒に感じることもありました。忙しいと、ついサラダでいいやとなり、来る日も来る日もレタスをちぎり続け、「レタスっておいしいね〜。やっぱり野菜は生に限る」などとごまかしてきました。工夫したのは、ドレッシングを変えることくらいです。

 

けれども、『ごはんがおいしい 野菜のおかず』のおかげで、突如、野菜の料理のレパートリーが増えました。副菜として美味しい「ぬた和え」や「卵とじ」、そして主菜となる「春キャベツと手羽先のスープ煮」や「大根と豚バラのこってり煮」など、これまであまり作らなかった献立も増えました。それも「えっ!私、料理、上手じゃないの〜〜」と、自画自賛してしまう出来ばえなのです。

 

一番、感動したのが「里芋の煮っころがし」です。材料も、里芋とだしとしょうゆと酒とみりんと砂糖だけ。下ごしらえも里芋の皮をむけばOKです。それなのに、本当においしくできました。これまでは、ゆでこぼしたり、照りを出すために最後にみりんを足したり、なんだかんだしていたはずです。それなのに、ただ書いてあるとおりに煮るだけで、「私、小さな居酒屋、開けるかも」と思うほどおいしい煮っ転がしができるのです。

 

夫は相変わらず、里芋が嫌いです。けれども、全部、私が完食してしまうので、問題ありません。是非、参考にして、毎日の「おうちごはん」をのりきってください。自粛の日々が終わったとき、料理上手な自分を発見して、うれしくなると思います。

 

【書籍紹介】

ごはんがおいしい 野菜のおかず

著者:冨田ただすけ
発行:世界文化社

1年365日、毎日食べたいのはやっぱり野菜のお料理です!1日13万PVの大人気の和食レシピサイト《白ごはん.com》の冨田ただすけさんの野菜おかずの本が誕生。ほうれん草のおひたし、オクラのごま和え、きゅうりの酢の物など、毎日作りたいおかず、基本のキを押さえた、和のおかずのバイブルです。収録料理は123品!と永久保存版です。副菜:基本の小鉢とお漬物/主菜:肉や魚も一緒にいただける野菜たっぷりのおそうざい/おかずになる汁もの・鍋もの/四季折々のごはんものから野菜カレーまで。随所にコラムも収録(野菜の皮の活用レシピ、薬味のヒントなど)この1冊で、お料理はじめての方でも野菜のおかずのレパートリーがぐんと広がります。

楽天koboで詳しく見る
楽天ブックスで詳しく見る
Amazonで詳しく見る

TAG
SHARE ON