本・書籍
2021/8/26 6:15

鳥のくちばしは何でできているの? インコはどうして喋れるの? そんな「鳥」の疑問を解決してくれる一冊

先日、マンションから外をぼ〜っと眺めていると、2羽のハトがイチャイチャしているのを発見! 『付き合ってまだ2週間です』っていうくらいのラブラブぶりに驚いて、週刊誌カメラマンのごとくこっそり撮影してしまったのですが、こちらに気がついたのか、仲良く遠くの電信柱へと飛び立ってしまいました。

 

私たちの身近にいる鳥たちについて、まだまだ知らないことってありますよね。そんな鳥に関する素朴な疑問をわかりやすくまとめたのが『NHK子ども科学電話相談 鳥スペシャル』(川上和人、上田恵介・監修、NHK「子ども科学電話相談」制作班・編/NHK出版・刊)です。毎週日曜日に放送しているラジオ番組「子ども科学電話相談」の中から鳥に関する話題をピックアップした一冊です。

 

鳥のくちばしは「つめ」と同じ!

『NHK子ども科学電話相談 鳥スペシャル』は小学校低学年でも読めるような優しい文体で書かれてあり、さらに文字も大きいので、大人だと45分くらいで読み終えてしまう一冊です。しかし、その内容は濃くて、大人でも知らなかったことばかり。36個ある子どもたちからの相談に、鳥類学者の川上和人さんと、日本野鳥の会会長である上田恵介さんが回答しています。

 

私が一番面白かったのは、鳥の「くちばし」に関する相談。小学1年生の女の子が「みかんを枝にさしていたら、くちばしで食べていました。くちばしは何でできていますか?」の疑問に、川上さんが次のように回答していました。

 

くちばしは、つめと同じケラチンというたんぱく質でできているので、かたいんです。

で、くちばしっていろんなものを食べたりするので、傷ついたりもする。傷ついたりけずれたりしたままだと困っちゃうけれども、つめがのびるように、くちばしの表面もどんどん治って、のびてきます。

(『NHK子ども科学電話相談 鳥スペシャル』より引用)

 

ご自宅で鳥を飼っている方は、「のびる」ということをご存知かもしれませんが、野生の鳥か、動物園やペットショップにいる鳥しか見たことのない私には衝撃でした。本書では、くちばしについて詳しく紹介もされているので、お子さんの「ねぇ、どうして?」攻撃にもこれがあれば対応できそうです(笑)。

 

インコが喋れる理由

次は「インコはどうして人間の言葉を真似するの?」という小学1年生の男の子からの疑問。これには上田さんが回答しています。

 

人間は「こんにちは」「おはよう」というでしょう。インコも人間が「おはよう」といったら「おはよう」と返すことを知って、インコ的には「同じインコ仲間どうしで連らくし合ってる」「お話をしている」つもりになるんやと思います。

(『NHK子ども科学電話相談 鳥スペシャル』より引用)

 

もともとインコはお喋り好きな鳥だそうで、鳥同士でも常にピーピー話をしているのだとか。人間を仲間だと思ってくれるなんて、めっちゃインコかわいい……! さらにオスとメスでは、「メスにアピールしたい」と進化してきたオスのほうがよく喋るとも言われているそうです。

 

読み終わるころには鳥が好きになる!

あらためて鳥に注目してみると、身近に結構いっぱいいることに気がつきます。街中を飛び回るカラスや、小さなスズメ、公園にいるハト、近くの川にいるサギやカモなど、ただ眺めているだけでも楽しいですが、本書を読んでおくことで、鳥たちのことを深く知ることができます。

 

「CDをカラスよけに使うのはどうして?」「どうしてツバメは春になるとやってくるの?」「庭に野鳥を増やすにはどうしたらいい?」「鳥は夢を見るの?」など、大人では思い付かないような疑問を子どもたちが投げかけてくれるので、大人も一緒に楽しめます。この「NHK子ども科学電話相談」シリーズは、他にも『天文・宇宙スペシャル』『恐竜スペシャル』『昆虫スペシャル』と展開されているので、気になる話題から選ぶのもおすすめです!

 

【書籍紹介】

NHK子ども科学電話相談 鳥スペシャル!

著者:川上和人、上田恵介(監)
刊行:NHK出版

「インコはなぜ人間の言葉をまねするの?」「チョウにあるりん粉って鳥にもあるの?」知的好奇心をくすぐる絶妙な会話で、子どもの「なぜ?」が「わかる!」に変わります!朝の読書にも!

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