本・書籍
2022/8/17 21:30

元気がないならこれ読んでおけば大丈夫! 初代バチェロレッテの著書『「なりたい自分」になるシンプルなルール』が心に沁みる

Amazon Prime Videoで人気の「バチェラー」「バチェロレッテ」シリーズは、ご覧になっている方も多いかもしれません。先日配信された「バチェロレッテ」の最新作もTwitterでトレンド入りし、毎週のように話題になっていましたよね。私も大好きな番組なので、配信期間中は友だちとのLINEが大盛り上がりしていました(笑)。

 

このシリーズでの中でも唯一無二な存在なのが、初代バチェロレッテこと福田萌子さん。そんな彼女が初の著書『「なりたい自分」になるシンプルなルール』(福田 萌子・著/幻冬舎・刊)を出版しました。これがまぁ心に沁みる……! 忙しさや日々のタスクに追われる現代人を元気にしてくれる一冊でした。

「バチェラー」「バチェロレッテ」を知らなくても大丈夫

「私、『バチェラー』とか見たことないから」とこのページから去ろうとしているそこのあなた! もう少しお付き合いいただきたいっ!!

 

表紙には萌子さんがドーンと写っているので「これはファンに向けただけのファンブック?」と思うかもしれませんが、決してそういう内容ではありません。人間らしく楽しく、元気に生きるために必要な言葉が詰まっているので、全く「バチェロレッテ」を知らない人でも楽しめます。

 

なんとなく今の自分が嫌いな人、毎日「疲れた」と思って夜を迎えている人、人生の目標を見失っていると感じている人……などにおすすめです。『「なりたい自分」になるシンプルなルール』は、本のタイトル通り萌子さんの人生を通じて得た「なりたい自分」になるための12のルールが掲載されています。

 

もちろん「バチェラー・バチェロレッテ」シリーズのファンも必読です。萌子さんがどんな思いでバチェロレッテに参加したのかも語られています。読み終わった後、もう一度、最終回を見直したくなるはず!(笑)ファンの方は、悩んだときにいつでも萌子さんが励ましてくれる……そんな一冊になるでしょう。

 

あなたは「セルフラブ」できていますか?

『「なりたい自分」になるシンプルなルール』によく出てくる言葉があります。それが、セルフラブという単語です。「自己肯定感を高め、自分を好きになること」を意味します。それって自己陶酔している状態なのでは? と感じる人もいるかもしれませんが『「なりたい自分」になるシンプルなルール』では、以下のように違いが記されていました。

 

一方でナルシシストは、表面的に自分を愛してはいるけれど、等身大の自分を見つめる強さがないため、人からの評価を気にしがち。その評価が低いと、相手を攻撃したり、拒否したりします。

また、人から拒絶されるのを恐れるからこそ、開き直ったり、自分が傷つかないようわがままな解釈をしたりしてしまう。それが、言葉やしぐさにも表れる気がします。

(『「なりたい自分」になるシンプルなルール』より引用)

 

自分好き=自己陶酔していると思いますが、そういうことではありません。また「自己肯定感」はなきゃいけないもの、高めなきゃいけないものと感じてしまいますが、その高め方を間違えてしまうと自己陶酔の方向へ向かってしまうのかもしれませんね。セルフラブをどうやったらいいか困っている方は、『「なりたい自分」になるシンプルなルール』を読んでみると自分に合ったやり方を見つけ出せるかもしれませんよ。

 

萌子さん流、恋愛論にも痺れる!

紹介されている12のルールの中には『終わった恋から「気づき」を得る』という項目もあります。大概の失恋は、自分にとっての辛い過去、忘れたい過去とフタを閉じてしまいがちですが、そこからも学ぼうと考えるのが萌子さん!

 

個人的に一番好きだったのは、誰かに幸せにしてもらおうと期待しているうちは、幸せになれないという話でした。

 

自分以外の誰かに、「今、不幸な状態だから助けて」とか、「私の不安やコンプレックスを引き取って」と願ったとして、根本的な解決にはなりません。

もちろん、恋人によって癒しは得られるでしょう。

でも、だからといって、自分が抱えている不安やコンプレックスが解消されるわけではありません。

(『「なりたい自分」になるシンプルなルール』より引用)

 

確かに失恋をした後や、なかなか出会いがなく迷っているときって「幸せにしてー」と思っちゃいますよね。

 

恋愛ではついつい相手に求めてしまったり、自分も尽くしてしまったり、幸せをギブアンドテイクするのが正解と思ってしまいますが、そうじゃない! お互いに幸せを持っている状態でシェアするのが理想だなと感じました。

 

恋愛だけでなく、仕事、家族、人生とたくさんの気づきをくれる一冊です。読み終わった後には、少しだけ自分が好きになれるような気持ちにもなりました。

 

なんだか萌子さんの本を布教しているような感じになってしまいましたが(笑)、それくらい個人的にはおすすめしたい一冊です。バチェロレッテを知らない、見たことないという方でも元気をもらえる本なので、試しに読んでみてください! きっと昨日より、笑顔でいれる時間が増える生活ができると思いますよ♪

 

【書籍紹介】

「なりたい自分」になるシンプルなルール

著者:福田萌子
発行:幻冬舎

仕事も私生活もうまくいかず、落ち込んだり、絶望したり。泣くことも多かった20代の私。自己肯定感が得られず、「私はダメな人間だ」と、思いつめた時期もありました。でも、さまざまな出会いや気づきを通して、少しずつ自分を変えることができたのです。

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