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自己啓発
2016/11/3 15:14

「八苦」のうち4つはコントロールできる――日々のモヤモヤを消し去る“仏教的”思考法

仕事、恋愛、人間関係……、日々、悩みは尽きないもの。そんな悩みに効くヒントが、仏の教えにあるようです。ちょっとだけ考え方を変えることで、心が軽くなるかもしれません。

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四苦八苦のうちの4つの悩みは、コントロールができるもの

仏教では「苦」を取り除いた先にあるものが、「幸せ」と考えるそうです。

 

「四苦八苦(しくはっく)」という言葉は仏教から由来するもので、四苦とは「生老病死(しょうろうびょうし)」。すなわち人間であれば決して逃げられない、誰もが生まれながらに抱えている苦しみです。

 

それに、「愛別離苦(あいべつりく/愛する人と別れる苦しみ)」、「怨憎会苦(おんぞうえく/恨み憎む人と出会う苦しみ)」、「求不得苦(ぐふとっく/求めるものが得られない苦しみ)、「五蘊盛苦(ごうんじょうく/心身の感受性が高まって起こる苦しみ)の4つを加えて八苦となるそう。後者の4つは、人の心のあり様によって生じる苦しみ。だから、大きく膨れ上がらないように、コントロールすることで、その苦しみをやわらげることができるそう。

 

その苦をコントロールする方法を、精進料理のレシピとともに紹介している「お寺のしあわせごはん」(青江覚峰・著/学研プラス・刊)の中からピックアップしてみましょう。

 

人と比べていたら……ゴールがない

私たちは、つい、自分を他人と比べてしまうものです。

 

仏教で目指すのは、自分自身が穏やかに暮らせること。その妨げになるものが、貪欲(とんよく)といって、必要以上に何かを求めてしまうこと。そして、その貪欲のあらわれが、「他人と比べてしまう」ことなのだとか。

 

人は不思議なもので、誰かと自分を比べるときに「世界一の〇〇」といった、決して手の届かない人とは比べようとはせず、身近な誰かと自分を比べて一喜一憂します。

 

しかしながら、たとえその一人を越えたところで、次から次へと比較対象があらわれます。そうやって人と比べ続けている間は、ゴールはありません……。どんなに美しくても、人は花や蝶にはなれない。それと同じように「自分は自分、人は人」として、受け入れることが大切なのだとか。

 

「見返りを求める心」が人に対しての怒りを生む

誰かに対して「腹が立つ」「むかつく」。日々の生活の中で、こんな感情を持つことも少なからず、あるでしょう。

 

人は、なぜこのような感情が生まれてしまうのでしょうか?

 

世の中には「ギブ・アンド・テイク」という考えがありますが、いつのまにかそれを“当たり前”と思っている節があります。そして、そのギブ・アンド・テイクの関係が崩れたとき、期待していた見返りが得られないときに、「許せない」という思いが生じるのだとか。

 

しかしながら、ちょうどつり合いのとれたギブ・アンド・テイクが成り立つことは、決して多くありません。どちらかが譲ったり、妥協したりして、その穴を埋めていることがほとんど。それが、真心や思いやりでもあるそう。

 

しかし、自分に余裕が無かったり、意識が高まっているタイミングでギブ・アンド・テイクのバランスが崩れると思いやる心を失ってしまい、「許せない」となってしまうそう。

 

「見返りを求めず」という心が、生きやすくしてくれるコツのようです。

 

人づき合いが苦手だという人は、嘘やごまかしを嫌う人

「人づき合いが苦手」という人も、いるのではないでしょか?

 

人づき合いが苦手だという人は、嘘やごかましを嫌う人。相手の個性を尊びつつ、自分の個性も大切できる人なのだそう。

 

この世に生まれた限り、人づき合いは避けて通れません。しかし、自分と相性のよくない人は当然いますし、つながりが広がれば広がるほど、苦手な相手が増えるのも仕方がないこと。

 

人づき合いが得意だとか苦手だとかは大きな問題ではなく、自分が心からくつろげる友人が、たった一人でもいるのなら、人づき合いが苦手と悩む必要はないそうです。

 

いかがでしたでしょうか?

 

少しだけ考えを変えてみるだけで、心が穏やかになるのではないでしょうか。ぜひ、参考に。

 

(文・カキヌマヨウコ)

 

【参考文献】

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お寺のしあわせごはん

出版社:学研プラス

著者:青江覚峰

 

命をありがたく、おいしくいただく料理の作り方、食の作法を伝授。キッチン空間の整え方から、食器、調理器具の選び方、掃除術にいたるまで、食を通じて仏教の教えを実践し、悩みから解放されるためのヒントと、家庭で簡単に作れる精進料理レシピを紹介する。

 

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