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エクセル時短術
2018/5/24 20:00

【エクセル】訴求度アップには「複合グラフ」が効果的!! 棒グラフのプラスワンテク

グラフといえばデータの分析に役立ちますね。販売額と販売件数など複数の項目の関連を示したい場合は、棒グラフに折れ線グラフを重ねる「複合グラフ」が効果的です。この複合グラフは、積み上げ棒グラフの合計を表示するのにも便利。今回は、複合グラフの作成方法を解説します。

 

複合グラフを作成する

複合グラフは、グラフのテンプレート「組み合わせ」から選択して作成します(エクセル2016/2013)。折れ線グラフにするデータ系列を第2軸にするのがポイントです。

↑グラフにするデータ範囲を選択します

 

↑「挿入」タブの[おすすめグラフ]ボタンをクリックします

 

「グラフの挿入」画面が表示されます。

↑「すべてのグラフ」タブで「組み合わせ」 → 「集合縦棒 – 第2軸の折れ線」を選択します。データ系列の1つで「折れ線」が選択され、「第2軸」にチェックが入ることを確認し、「OK」ボタンをクリックします

 

複合グラフが作成されます。

↑複合グラフが作成されます

 

積み上げ棒グラフに合計を表示する

積み上げ棒グラフに合計を表示するには、合計のある表から複合グラフを作成します。合計の折れ線グラフでは、データラベルを表示し、線を消します。

↑合計を表示した表を選択します。「6月」の下に「合計」を入力しなければ、グラフの凡例に表示されません

 

↑「挿入」タブの「縦棒/横棒グラフの挿入」ボタンをクリックし、「積み上げ縦棒」を選択します

 

積み上げ縦棒グラフが作成されます。

↑「合計」も積み上げされた縦棒グラフが作成されます

 

次に、グラフの種類を複合グラフに変え、「合計」を折れ線に設定します。

↑「デザイン」タブの「グラフの種類の変更」ボタンをクリックします

 

「グラフの種類の変更」画面が表示されます。

↑「すべてのグラフ」タブで「組み合わせ」 → 「ユーザー設定の組み合わせ」を選択します。「データ系列に使用する……」で「4月」~「6月」で「積み上げ縦棒」を、「(合計)」で「折れ線」を選択します。「第2軸」にチェックを入れません。最後に「OK」ボタンをクリックします

 

複合グラフが作成されます。今度は、折れ線のデータラベルを表示します。

↑折れ線をクリックして選択します

 

↑「デザイン」タブの「グラフ要素を追加」ボタンをクリックし、「データラベル」の「上」を選択します

 

合計(データラベル)が表示されます。最後に、折れ線を消します。

↑折れ線を選択します

 

↑「書式」タブで「図形の枠線」の「▼」ボタンをクリックし、「線なし」を選択します

 

折れ線が消えます。

↑折れ線が消えます

 

複合グラフを使うと、見やすいグラフを作成できます。ぜひお試しください。