グラフといえばデータの分析に役立ちますね。販売額と販売件数など複数の項目の関連を示したい場合は、棒グラフに折れ線グラフを重ねる「複合グラフ」が効果的です。この複合グラフは、積み上げ棒グラフの合計を表示するのにも便利。今回は、複合グラフの作成方法を解説します。
複合グラフを作成する
複合グラフは、グラフのテンプレート「組み合わせ」から選択して作成します(エクセル2016/2013)。折れ線グラフにするデータ系列を第2軸にするのがポイントです。
↑グラフにするデータ範囲を選択します
↑「挿入」タブの[おすすめグラフ]ボタンをクリックします
「グラフの挿入」画面が表示されます。
↑「すべてのグラフ」タブで「組み合わせ」 → 「集合縦棒 – 第2軸の折れ線」を選択します。データ系列の1つで「折れ線」が選択され、「第2軸」にチェックが入ることを確認し、「OK」ボタンをクリックします
複合グラフが作成されます。
↑複合グラフが作成されます
積み上げ棒グラフに合計を表示する
積み上げ棒グラフに合計を表示するには、合計のある表から複合グラフを作成します。合計の折れ線グラフでは、データラベルを表示し、線を消します。
↑合計を表示した表を選択します。「6月」の下に「合計」を入力しなければ、グラフの凡例に表示されません
↑「挿入」タブの「縦棒/横棒グラフの挿入」ボタンをクリックし、「積み上げ縦棒」を選択します
積み上げ縦棒グラフが作成されます。
↑「合計」も積み上げされた縦棒グラフが作成されます
次に、グラフの種類を複合グラフに変え、「合計」を折れ線に設定します。
↑「デザイン」タブの「グラフの種類の変更」ボタンをクリックします
「グラフの種類の変更」画面が表示されます。
↑「すべてのグラフ」タブで「組み合わせ」 → 「ユーザー設定の組み合わせ」を選択します。「データ系列に使用する……」で「4月」~「6月」で「積み上げ縦棒」を、「(合計)」で「折れ線」を選択します。「第2軸」にチェックを入れません。最後に「OK」ボタンをクリックします
複合グラフが作成されます。今度は、折れ線のデータラベルを表示します。
↑折れ線をクリックして選択します
↑「デザイン」タブの「グラフ要素を追加」ボタンをクリックし、「データラベル」の「上」を選択します
合計(データラベル)が表示されます。最後に、折れ線を消します。
↑折れ線を選択します
↑「書式」タブで「図形の枠線」の「▼」ボタンをクリックし、「線なし」を選択します
折れ線が消えます。
↑折れ線が消えます
複合グラフを使うと、見やすいグラフを作成できます。ぜひお試しください。