ビジネス
エクセル時短術
2018/6/13 20:00

【エクセル】使えるとデキる人っぽい!! データ推移を「バタフライチャート」で見せるワザ

人口動態や売上高、会員数などのデータの推移を表すには、折れ線グラフや積み上げ棒グラフを使うことが多いですよね。しかし、「バタフライチャート」ならデータを左右に振り分けて2つの項目を比較し、データの推移を表現することができます。このバタフライチャートは横棒グラフから作成しますが、一方の数値をマイナスにするのがポイントです。

↑バタフライチャート。横棒を左右に振り分けてデータを比較できます

 

バタフライチャートを作成する

バタフライチャートを作成する前に、まずはシートをコピーし、一方の項目の数値をマイナスにします。グラフは、横棒グラフで作成します。左右の横棒を揃えるには、「系列の重なり」を「100%」に設定します。ラベルをグラフの左側に置く場合は「ラベルの位置」で「下端/左端」を指定し、横軸のマイナス数値は表示形式を変えてプラスにします。

↑1つの項目の数値をマイナスに変え、グラフにする範囲を選択します

 

↑「挿入」タブ → 「縦棒/横棒グラフの挿入」ボタンをクリックし、メニューから「集合横棒」を選択します

 

横棒グラフが作成されたら、まず横棒の位置を揃えます。

↑横棒をクリックして選択します

 

↑「書式」タブ → 「選択対象の書式設定」ボタンをクリックします

 

「データ系列の書式設定」画面が表示されます。

↑「系列の重なり」で「100%」を指定します

 

横棒の位置が揃います。次に、ラベルを左に移動します。

↑横棒の位置が揃います。次に、ラベルを選択します

 

↑「書式」タブ → 「選択対象の書式設定」ボタンをクリックします

 

「軸の書式設定」画面が表示されます。

↑「ラベル」をクリックし、「ラベルの位置」で「下端/左端」を選択します

 

ラベルがグラフ左端に移動します。最後に、横軸のマイナス数値をプラスに変えます。

↑ラベルがグラフ左端に移動します。次に、横軸を選択します

 

↑「書式」タブ → 「選択対象の書式設定」ボタンをクリックします

 

「軸の書式設定」画面が表示されます。

↑「表示形式」をクリックし、「表示形式コード」で「#,##0;#,##0」に修正し、「追加」ボタンをクリックします

 

マイナスの数値がプラスに変わります。

↑マイナス数値がプラスに変わります

 

バタフライチャートは男女別年代別人口グラフなどでよく目にします。作成方法をマスターしましょう。