前回に引き続き、マイナポイントを取得するまでのプロセスを徹底解説! 今回はマイナンバーカード取得後に行う「マイナポイントの予約方法」を紹介します。
【短期連載】いまさら聞けない「マイナポイント」
第1回:そもそもマイナポイントって何?
第2回:マイナンバーカードを取得する方法
第4回:マイナポイントの申し込み方法
【Step 2】 マイナポイントを予約する
マイナポイントの予約では、申し込み時に必要な「マイキーID」が発行できます。予約者が4000万人に到達したら受付終了予定なので、早めに済ませておきましょう。ここではスマホとPCでの予約手順をそれぞれ紹介します。
スマートフォンで予約する場合
スマホでの予約は最も手軽ですが、条件はマイナポイントアプリを利用できる機種であること。iPhoneならiPhone7以降が対応します。
準備するもの
●マイナンバーカード
●「マイナポイント」アプリ(iOS、Android)
マイナポイントの予約・申し込みを行うためのアプリ。iOSはApp Storeで、AndroidはGoogle Playで事前にダウンロードしておきます。
●数字4桁の暗証番号
マイナンバーカード取得時に設定したもの。3回間違えると市区町村の窓口で再設定を行うことになるため、忘れずに準備しておきます。
①
スマホがマイナンバーカード対応かどうかをコチラで確認し、「マイナポイント」アプリを起動。「マイナポイントの予約」をタップします。
②
マイナンバーカードを手元に用意し、「次へ進む」をタップ。
③
「読み取り開始」をタップし、マイナンバーカードの受け取り時に窓口で登録した数字4桁の暗証番号を入力。「OK」を押すと、スキャンの準備完了となります。
④
マイナンバーカードを平らな場所に置き、スマホの上部を乗せてしばらく待ちます。前もってスマホの「NFC」をオンにしておくことを忘れずに。
⑤
マイキーIDが表示されたら、「発行」キーをタップ。これでマイナポイントの予約(マイキーID発行)は完了。
PCで予約する場合
OSがWindows8.1/10、ブラウザがInternet Explorer 11という条件を満たせば、PCでも予約できます。Macは基本的に利用できません。
準備するもの
●マイナンバーカード
●対応するICカードリーダライタ
マイナンバーカード情報はICカードリーダライタで読み取る必要があります。同カードに対応するICカードリーダライタ一覧はコチラを参照。
●数字4桁の暗証番号
マイナンバーカード取得時に設定したもの。3回間違えると市区町村の窓口で再設定を行うことになるため、忘れずに準備しておきます。
ソフトのインストール
①
「マイキープラットフォーム」をネット検索して表示。サイト内の「マイキーID作成・登録準備ソフト」をクリックし、任意の場所に保存します。
②
保存したファイルをダブルクリックしてインストール開始。先に「JPKI利用者ソフト」のインストールが始まるため「次へ」を選択して進めます。
③
「JPKI利用者ソフト」のインストールが完了すると、そのまま「マイキーID作成・登録準備ソフト」をインストール開始。事前準備セットアップまで完了させます。
マイナポイントの予約
①
PCにマイナンバーカード読み取り用のICカードリーダライタを接続。ICカードリーダライタにマイナンバーカードをセットします。
②
ソフトのインストール・プロセス1で表示したマイキープラットフォームをInternet Explorer 11で表示。「マイナポイントの予約」をクリックします。
③
「マイナポイントの予約」のページに飛んだら、マイナンバーカードがICカードリーダライタにセットされていることを確認。「次へ進む」を押します。
④
認証用のポップアップ画面が表示されるので、マイナンバーカード受け取りの際に設定した数字4桁の暗証番号を入力し、「OK」をクリックします。
⑤
マイキーIDが表示されたら、「発行」ボタンをクリックのうえ「OK」を選択します。これでマイナポイントの予約が完了。
⑥
「この画面を印刷」をクリックして印刷・保管します。
マイナポイントはスマホ・PC以外でも予約できる!
マイナンバーカード対応スマホやPCを持っていない人も、コンビニに設置された端末や自治体窓口で予約が可能。ただし自治体窓口は混雑が予想され、感染対策のためにもほかの方法がオススメです。
コンビニマルチメディア端末/セブン銀行のATM
全国のローソンやセブン-イレブンに設置されているマルチコピー機からも予約が可能。また、セブン銀行のATMも対応します(9月〜)。具体的な手続スポットはコチラで検索できます。
自治体の窓口
マイナポイント予約支援を実施している市区町村では窓口で予約の支援が受けられます。自治体によっては、図書館などに設置された「行政情報提供端末」でも予約が可能です。支援の内容は各市区町村に問い合わせを。
次回は、マイナポイントの予約後に行う「マイナポイントの申し込み」について解説します!
文/平島憲一郎