このコーナーでは、ワードのいまさら聞けない基本機能や、仕事がはかどる達人ワザなど、オフィスワークに役立つ情報を紹介します。
ビジネス文書を書くときには、時候のあいさつや頭語・結語など、普段のメールなどとは異なる部分が少なからずあります。礼を失しないように……といろいろ調べていたら非常に時間がかかってしまった、という人も多いのではないでしょうか。Wordにはそいうった手間を省く機能が備わっています。
時候のあいさつ文を入力する
時候のあいさつ文は、今月のあいさつ、安否のあいさつ、感謝のあいさつから選択して入力します。
「あいさつ文」画面が表示されます。
あいさつ文が挿入されます。
起こし言葉、結び言葉を入力する
「さて」「ところで」などの起こし言葉や、文書末尾の結び言葉は、適切なものを選択して入力します。
「起こし言葉」画面や「結び言葉」画面が表示されます。
起こし言葉が入力されます。「結び言葉」画面では、適切な語句が選択できます。
頭語に対応する結語を自動入力する
「拝啓」や「前略」などの頭語に対応する結語は、頭語を入力してEnterキーを押すだけで自動入力されます。主な頭語・結語の組み合わせは下記のとおりです。また、「記」と入力すれば、「以上」と自動入力できます。
【主な頭語・結語】
■拝啓 → 敬具 :一般的な文書のあいさつ
■謹啓 → 謹白 :ていねいな文書のあいさつ
■前略 → 早々 :あいさつ文を省略するときのあいさつ
■拝復 → 敬具 :返信するときのあいさつ
時候のあいさつや起こし言葉・結び言葉、頭語・結語を使って、ビジネス文書をスピーディーに入力してみましょう。