実業家のElon Musk(イーロン・マスク)氏が従業員向けの「カンパニータウン」をテキサス州に建設しようとしていることが、The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)によって報じられています。
Musk氏といえば、電気自動車のTesla(テスラ)だけでなく、宇宙開発企業のSpaceX(スペースX)や採掘会社のBoring(ボーリング)を手掛けていることでも知られています。もちろんそれぞれの会社には、数多くの従業員がいます。
今回の報道によれば、Musk氏はテキサス州オースティンから約35マイル(約56km)離れたBastrop郡に、「Snailbrook」と呼ばれるカンパニータウンを建設する予定とのこと。そして110軒の住宅を建設するようなのです。
すでにBoringは住宅の募集を昨年公開しており、2~3ベッドルームで800ドル(約11万円)前後からの価格が提示されています。これは、市場価格の中央値の2200ドル(約29万円)の半分以下の価格です。
カンパニータウンの計画には、学校の改築も含まれています。一方で住民からは、プロジェクトが環境に与える影響への懸念の声もあがっているようです。
従業員向けに「社宅」を提供しようとしている、Musk氏。住宅以外にどのような福利厚生が用意されているのかも、気になるところです。
Source: The Wall Street Journal via Engadget