【今夜の一作】
13日の金曜日(1980年公開)
1957年の、とある13日の金曜日…。ニュージャージーのキャンプ場で、少年が1人溺れて行方不明になるという悲しき事件が起こる。はい、それがのちに伝説となるホラー界きっての殺人鬼「ジェイソン」なワケですが、実は第1作ではジェイソンはほとんど出てきません! 作中では、ジェイソン失踪事件のあった27年後、1980年に同じキャンプ場で次々と若者たちが襲われるわけですが、犯人が誰かわからない、かなりサスペンス色の強い構成になっています。
しおりが無反応だったラブシーンの連続にも実はワケがあります。「ラブシーン=死」というくらいセットで惨殺シーンが描かれますが、実は少年ジェイソンの事件のきっかけと、作中の真犯人が殺しを行う動機にラブシーンが密接に関係しているんです。真犯人であるジェイソンの●●(自主規制)、かなりイチャつくカップルを恨んでます!
というわけで、マスクを付けたジェイソンは出ませんというのが、第1作目「13日の金曜日」に隠された真実でございました。しかし、今ではなかなか拝めない直接的な殺人描写も観られる…ので、ぜひとも今宵ご覧ください!! ブルーレイ(価格:2571円)、DVD特別版(価格:1543円)ともに発売中。
■監督:ショーン・S・カニンガム
■脚本:ヴィクター・ミラー
■出演:ベッツィ・パーマー、エイドリアン・キング、ハリー・クロスビー、ケヴィン・ベーコン、アリ・レーマン
■配給:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
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