駅弁は鉄道旅を盛り上げる名脇役。旅先で選ぶのも楽しいが、東京駅の「祭」なら日本各地の名物駅弁が手に入る。人気の駅弁を持って出発!
【ここで買えます!】駅弁屋 祭 グランスタ東京
毎日、日本各地から届く約150種類を超える駅弁が並び、朝から祭りのように賑やか。定番から季節限定まで種類は豊富だが、目当ての駅弁があるなら早めにゲット!
所在地:東京駅 グランスタ東京内 1F 中央通路エリア(改札内)
営業時間:5時30分〜22時
【「祭」売上No.1】甘辛の牛そぼろと牛肉煮が米と絡む、贅沢な牛丼風弁当
【山形】牛肉どまん中
新杵屋/1480円
山形新幹線開通にあわせて発売された大人気駅弁。名称の由来になった山形県産米「どまんなか」に、甘辛いタレで煮込んだ牛そぼろと牛肉をたっぷりのせた。小芋煮や昆布巻きなどのおかずも上質。
【ここが絶品!】
代々職人に伝わるキレの良い特製ダレ牛肉を煮込む秘伝のタレは、山形の醤油を使い、もともと和菓子屋だった新杵屋ならではの独自の製法で作られている。
【「祭」売上No.2】発売60周年の定番弁当は1000円を切る値段も魅力
【東京】チキン弁当
(株)JR東日本クロスステーション/900円
昭和39年の東海道新幹線開通とともに発売されたレトロなパッケージのロングセラー。トマト風味のライスと、しっかり下味がついた柔らかな唐揚げの組み合わせで、子どもにも大人にもファンが多い。
【ここが絶品!】
トマト風味のライスは濃すぎない上品な味トマト風味のライスはあっさり味で、スクランブルエッグとドライトマトのオイル漬けを一緒に食べるとオムライス感あり!
蓋を開けると磯の香り漂う、海の幸たっぷりの名物弁当
【北海道】氏家かきめし
厚岸駅前氏家待合所/1250円
根室本線厚岸駅の前にある氏家待合所で販売している厚岸名物。牡蠣などの煮汁とひじきで炊いたご飯に、じっくり煮込んだ牡蠣やツブ貝、アサリ、フキ、シイタケなどを盛り付けている。
【ここが絶品!】
濃厚なうま味を秘めたぷりぷりの牡蠣特製のたれで煮込んだ大ぶりの牡蠣は、名産地、厚岸ならではのおいしさ。牡蠣のうま味が染み込んだひじきご飯も絶品!
売り切れ必至の肉厚えんがわ寿司
【新潟】えんがわ押し寿司
神尾弁当/1480円
いま駅弁業界で最も話題なのがえんがわ寿司。創業30周年の押尾弁当の商品は、特製の甘酢で締めたカレイのえんがわを酢飯と合わせて押し寿司に仕上げた。甘味のあるえんがわの脂は酢飯と相性抜群。
【ここが絶品!】
脂ののったえんがわをストレートに味わう甘酢で締めているため、えんがわの脂が口に残らず、いくつでも食べられる。そのまま食べておも良いし、わさび醤油も◎。
明治31年創業の老舗が守り続ける伝統の味
【神奈川】鯵の押寿し
大船軒/1150円
100年以上にわたり愛されている鎌倉名物。伝統の合わせ酢で締めた鯵は肉厚で食べ応え十分。握り寿しを箱に詰めてから専用の型で押す、独自の製法で食べやすくおいしい押し寿司に仕上げた。
【ここが絶品!】
鯵と米で使い分けるこだわりの合わせ酢酢飯には芳醇な赤酢入りの合わせ酢を使用。鯵は清水、醸造酢、砂糖を配合した専用の酢で締めており風味の違いも楽しめる。
希少なカニを敷き詰めた山陰の冬を代表する味覚
【鳥取】元祖 かに寿し
アベ鳥取堂/1480円
新鮮なカニをボイルして、1本ずつ手作業で取り出す本物の味。専用の酢を数種類ブレンドし、甘酸っぱく調味している。カニの下に敷き詰めた錦糸卵も、鳥取産の卵を使ったオリジナルだ。
【ここが絶品!】
独自の保存技術により全国で通年販売が可能に昭和27年の開発当初は冬季限定だったが、昭和33年にカニの身のフレッシュ保存技術を開発し、一年を通して食べられるように。
※「GetNavi」2025月2・3月合併号に掲載された記事を再編集したものです
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