2017年も黒船系が行列をなすなど、相変わらず納まる気配がないハンバーガーブーム。その理由のひとつは、ハンバーガーが持つフォトジェニックなビジュアルにあると思います。そしてその究極といえる逸品が、六本木ヒルズにあるラグジュアリーホテル「グランド ハイアット 東京」で期間限定で提供されているのです。今回はその詳細を明らかにすべく、同ホテルまでかぶりつきに行ってきました!
パティだけで1kgというモンスター級の迫力!
今回のメニューは、「グランド ハイアット 東京」のステーキハウス「オーク ドア」が定期開催している「オーク ドア マンスリーバーガー」の5月版。何がどうフォトジェニックなのかというと、ずばりサイズのデカさです。レギュラーモデルの約5倍あり、パティだけでも1kgという大ボリューム。
そして同バーガーのスペックはというと、高さは約12cmで直径は約22cmとのこと。そのような規格外のハンバーガーを一体どうやって作っているのか、味はどうなのか、非常に気になるところです。そんな期待を胸にオーダーしてしばらくすると、その“怪物”がサービスマンの両手で運ばれてきました。
さすがにこのままでは食べにくいので、ケーキをカットするようなイメージで取り分けてもらいました。すると、中身がしっかり見えてディテールがより明確に!
ちなみに、メニューには約5名分のサラダor フライドポテトも付いてきます。こちらもホテルメイドならではのハイクオリティで、ジャンクフードとは一線を画す上品なおいしさです。
ということで、いよいよかぶりつきます! アゴがはずれそうになりながらも、歯で上下のバンズをたぐりよせてなんとか食べられました。味のほうは、ジャイアントなだけにパンチのあるテイストかと思いきや、各素材のまとまりがよくて重層的なおいしさです。
ゴマがたっぷりのバンズは、表面もサクッとしていて中は軽やか。断面がしっかり焼かれていて香ばしさも美味。そしてパティは素材の旨味を感じられ、密度の豊かなしっとり系のジューシーさです。具材のフライドオニオンとカリカリベーコンが芳しい風味を演出し、チーズはコクをプラス。トマトとレタスはフレッシュでみずみずしく、オーロラソースと一体になってトータルのおいしさに拍車をかけています。見た目の派手さだけではなく、料理としての高い完成度にも驚かされました。
バンズは500gでベーコンは14枚! 素材の分量もやはり規格外!!
スーシェフの手が空いた隙を狙い、本バーガーについて話を聞くことに成功。詳細なレシピを知ることができました! バンズはホテル内のベーカリーで特別なサイズのものを毎日焼いており、1個につき約500g。生クリームを使うことで、ふんわり甘い口当たりにしているそうです。そして1kgのパティは牛肉100%でバーガー全体になじませるため、あえて主張しすぎないようマイルドに調味しているとか。
オーロラソースは、BBQソースとマヨネーズにガーリックを加えたしっかり系。そして各分量を聞くと、レタスは半分~3/4玉、トマトはまるごと2個、フライドオニオンは玉ネギは約1個ぶん、チーズはチェダーで9~10枚、自家製ベーコンは14枚も使っているそうです。
なお1日に作れる個数が限られているため、事前予約がオススメ。また、平日は11:30~14:30、土日祝は11:30~15:00の間だけというのも注意点です。だんだん暖かくなってきてテラスでの食事が心地よい今日このごろ、ぜひ仲間や友人とシェアしながら楽しくハンバーガーを味わってみませんか!?
【SHOP DATA】
ステーキハウス「オーク ドア」
住所:東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 6階
交通:東京メトロ日比谷線 六本木駅1C番出口より徒歩3分
定休日:なし