スーパーマーケットのダイエー。いまはイオングループの傘下ですが、かつては小売業界の覇者として、プロ野球球団を持つほどの存在でした。そのダイエーが、2016年5月まで旗艦店として営業していたのが「ダイエー 碑文谷店」です。
「バブルの象徴」「日本一芸能人に会えるスーパー」といわれた同店でしたが、時代の流れとともに閉じ、同年12月16日に「イオンスタイル碑文谷」として生まれ変わりました。しばらくは一部のフロアのみの先行オープンでしたが、今年の3月30日についに全面オープン。今回は注目店やフード類を中心に見どころを紹介していきます。
スーパーの顔となる食品フロアはハイセンスな売り場づくりに注目!
とはいえ、「そもそも碑文谷ってどこ?」という人もいるでしょう。実際、筆者も初めてこの地に訪れました。最寄り駅は東急東横線の「学芸大学」で、徒歩10分ほど。その道程には立派な邸宅もちらほらとあり、高級住宅街であることがうかがえます。やがて目黒通りに出ると現地が。周辺にはマセラティ、メルセデス・ベンツなど、超一流カーのディーラーも!
お店に地下はなく、1~7階の売り場からなる構成。まずはビルトインされている注目店から紹介しましょう。1、2階はいわゆるスーパーのエリアですが、こだわりのアイテムを扱うテナントもあり。そのひとつが1階の「サラダビッツ」です。これは、日本でもジワジワと人気が出ているチョップドサラダを扱う店。ベースの野菜を3種から選び、多彩なトッピングやドレッシングでカスタマイズできるサラダを842円から購入できます。
そして2階。ここには「碑文谷バル」というワンランク上のイートインスペースがあり、フードが充実しているほか、生のクラフトビールや併設されているイオンリカーのワインなどを楽しむことができます。また「銘店フロア」というゾーンでは、甘納豆専門店の「銀座鈴屋」や御菓子司「玉川屋」といった老舗菓子店の逸品がズラリ。さらには自然派の雑貨を集めたコーナーもあって、食を楽しむアイテムがそろっています。
男の物欲をくすぐるアイテムもしっかりとラインナップ!
3階から上は、コスメ、日用品、ファッション、文具、ベビー&キッズ、レストランといったジャンルのフロア。そのなかで個人的に興味をそそられたのが5階。ここは「メンズファッションと文具・書籍のフロア」とうたわれており、内容は実にエッジが効いています。カフェラウンジを併設したお洒落な本屋、個性的な家電、こだわりのアウトドアなど男の物欲をくすぐるショップとアイテム群がズラリ!
ここだけにしかないグルメな逸品をピックアップ!
最後に、イオンスタイル碑文谷ならではであり、手軽に買えるお土産としていくつかの注目フード商品をピックアップしてみました。なかには各一流の専門店とのコラボレーションもあり、こだわりを感じられるものばかりが揃っています。
扱われているものの一部は、いわゆる郊外型のイオンとは異なるセレブな内容。とはいえ、行けば必ず楽しめる大人のための買い物天国といえるでしょう。特に家庭をお持ちの男性には、ぜひとも行ってみてほしいとところです!