ウイスキーブームが活況を見せるなか、海外では大人気だけど、まだ日本であまり知られていないバーボンがあります。それが「ウッドフォードリザーブ」。今回は、この魅力を学ぶセミナーのレポートとともに、ウマさの理由に通じるこだわりの素材や製造などをお伝えしていきましょう!
関連リンク:「ウッドフォードリザーブ」サイト
世界のトップバーテンダーから最も愛用されてるバーボン
アメリカンウイスキーのカテゴリのなかで、トウモロコシを51%以上使い、ホワイトオークの新樽で熟成させるなどの製法で作られるのがバーボン。ただ、アメリカのワイルドなイメージなどから、個性が強すぎて飲みにくいと思っている人もいるのではないでしょうか? しかし、実際にはまったくそんなことはありません。
たとえば、スコッチウイスキーの特徴のひとつにピートを炊く工程による薫香があります(ノンピートの銘柄もあり)。でもバーボンには、ピート由来のスモーキーなクセはありません。そのため飲みやすく、アレンジもしやすいのです。そして、そんなバーボンのなかでも特にズバ抜けた汎用性を持っているのが「ウッドフォードリザーブ」。
その特徴は、やさしい味わいながらエレガントなフレーバーとリッチな飲み応えにあります。非常に高いレベルで好バランスを保つ味わいは、丁寧に作られる独自のプロダクトにも由来しているとか。それもあって、バーボンのクラスのなかでは最上位である「スーパープレミアム」に格付けされています。
つづいては、おいしさの秘密に迫りましょう。大事な要素は、①穀物、②水源、③発酵、④蒸溜、⑤熟成の5つ。①の穀物は、一例として世界一のアメリカンウイスキー「ジャック ダニエル」よりもライ麦の割合を多くすることで力強さを生み出しています。また、②の水源はこの一帯すべてに当てはまりますが、「ライムストーンウォーター」というミネラル豊富な水を使用。清らかな湧き水なので滅菌する必要がなく、栄養素がカットされないのもポイントだといいます。
そして、特に「ウッドフォードリザーブ」を語るに欠かせない独自の製法がふたつあります。ひとつは③の木桶による発酵。ほかで採用されているステンレスの発酵槽に比べて洗浄などの管理が大変ですが、自然なフレッシュさとフルーティなキャラクターが生まれるのです。
もうひとつは、④の蒸留。ランプのような形をした単式蒸溜器・ポットスチルを採用しています。ほかのバーボンは近代的な連続式蒸溜器のコラムスチルで2回蒸溜するのが基本ですが、「ウッドフォードリザーブ」はポットスチルで蒸溜を3回することで磨かれ、より上品な味わいになるのです。
⑤の熟成については下記で解説していきましょう。
テイスティングとペアリングで味わいをチェック!
レクチャーの後は、お待ちかねのテイスティングとフードペアリング。「ウッドフォードリザーブ」は熟成方法によってふたつに分かれており、まずは”ディスティラーズセレクト”と銘打たれた一般的な「ウッドフォードリザーブ」をひと口。
そしてもうひとつは、熟成を終えたウッドフォードリザーブを専用のオーク樽でさらに12か月熟成させた一本。より贅沢な、「ウッドフォードリザーブ ダブルオークド」を飲んでみました。
つづいてはペアリング。奥村さんが様々に試したうえで発見した、珠玉の3パターンを味わってみました。なかには意外な組み合わせもあって、どんなハーモニーが生まれるのか興味深いところです。
【ウッドフォードリザーブ×パルミジャーノ・レッジャーノ】
チーズが持つ濃厚な塩味と旨味は、「ウッドフォードリザーブ」の味特製とぶつかり合うことなくおいしい一体感が生まれます。
【ウッドフォードリザーブ×赤身肉】
塩とコショウでシンプルに味付けされており、「ウッドフォードリザーブ」のちょうどいいボディ感が絶妙にマッチします。
【ウッドフォードリザーブ×ドライクランベリー】
しっかりした酸味と熟成感のあるほのかな甘味が、「ウッドフォードリザーブ」のフルーティな香味と見事に調和。
ほかにもセミナーでは、海外でブームになっているカクテルのなかでも特に人気の「オールドファッションド」を日本的なアレンジで仕上げた抹茶スタイルで体験。また、バーボンの故郷であるケンタッキー州の伝統的な競馬レース「ケンタッキーダービー」のオフィシャルドリンクである「ミントジュレップ」も飲んでみました。
日本のバーシーンでは、海外でのスーパープレミアムバーボンやクラフトジンのトレンドが派生してカクテルの人気も上昇中。ということもあり、次第に「ウッドフォードリザーブ」の需要が高まっていくのは明らかです。カクテルにするにはハーブなどを用意しなければなりませんが、定番のオンザロックなら自宅で気軽に気軽に愉しめるのでさらにオススメ! ウッドフォードリザーブはまだまだ知られていない銘柄なので、ウイスキーの通を演出できますよ。いまのうちに先物買いしてみるのもいいのではないでしょうか!
関連リンク:「ウッドフォードリザーブ」サイト