グルメ
2017/6/8 14:20

「銀座ランチ」が500円? 炊飯器で地方を応援するパナソニック「至高の一膳」プロジェクトが始動!

最高のごはんを、最高のおかずとともにお腹いっぱい食べられたら、幸せですよね。しかも、ちょっと贅沢な雰囲気のなかで、しかもお安く。500円くらいで食べられたらいいな……なんてうまい話…実は、あるんです!

 

パナソニックと4道県のコラボで格安の和食店が実現!

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そんなうまい話を実現してくれるのが、「至高の一膳 食べ比べ亭」。同店では、北海道、秋田県、岩手県、新潟県とコラボした4種類の「至高の一膳」を提供。こちらは、先述の4道県の銘柄米(北海道「ゆめぴりか」、岩手県「金色の風」、秋田県「あきたこまち」、新潟県「新之助」)を最高の状態に炊き上げ、その生産地の料亭が監修した極上のおかず、汁物とともに提供するというもの。これでお値段は税込み500円です。

 

しかも立地は東京の一等地・銀座のど真ん中、店内は木のぬくもりが生きた、料亭そのものの内装です。銀座にあって、なぜそれほど安く料理が提供できるのか? 答えは、パナソニックが炊飯器「Wおどり炊き」と4道県のコラボを実施し、地方創生の取り組みを行っているから。

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つまり、お店の営利目的というよりは、多くの人に知ってもらうのが目的。だからこそ、安いんです。とはいえ、あまりにも安すぎて不安……という人のために、食べ比べ亭に行ったらどんな体験ができるのか、6月6日のオープンに先駆けて行われたプレス発表会で取材してきました。以下で詳しくレポートしていきましょう。

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まずはタブレットの動画で気持ちを高める

着席し、4種類の「至高の一膳」から1つを選んでオーダーすると、まずはタブレットが手渡されます。タブレットでは、パナソニックの炊飯器「Wおどり炊き」および「至高の一膳」プロジェクトを解説する動画が流れるので、これを視聴。次第に、おいしいごはんへの期待感が高まっていきます。

 

ちなみに、「Wおどり炊き」とは、IHコイルの通電を高速で切り替えることで熱対流を生み、米をおどらせる「大火力おどり炊き」(高速交互対流)と、加圧・減圧によって米をおどらせる「可変圧力おどり炊き」の2つを融合させた技術。米を大きくおどらせることで、一粒一粒に熱を均一に通し、甘みともちもち感のある銀シャリを炊き上げます。

↑6月1日に発売されたパナソニックの最新炊飯器「Wおどり炊き SR-SPX107」(実売価格11万6640円)。同店のごはんは、すべてこの「Wおどり炊き」で炊き上げます
↑6月1日に発売されたパナソニックの最新炊飯器「Wおどり炊き SR-SPX107」(実売価格11万6640円)。同店のごはんは、すべてこの「Wおどり炊き」で炊き上げます

 

↑「Wおどり炊き」の技術を解説する動画。この技術は、旧三洋電機の圧力炊飯技術と、パナソニックのスチームIH技術が融合して誕生しました
↑「Wおどり炊き」の技術を解説する動画。この技術は、旧三洋電機の圧力炊飯技術と、パナソニックのスチームIH技術が融合して誕生しました

 

「Wおどり炊き」のごはんと「Wおどり炊きじゃない」ごはんを食べ比べ

いったい、その「Wおどり炊き」の実力はいかほどのものか? 期待が高まったところで、小さな茶碗に入った2つのごはんが運ばれてきます。こちらは、最新機種の機能「Wおどり炊き」を搭載している機種と、搭載していない機種で炊いた2者を並べたもの。その食べ比べができるのが同店の特徴でもあり、楽しいところでもあるのです。味覚を試されているようで緊張しますが、ちょっとびっくりするくらいに違うので、その差をぜひ楽しんでみてください。

↑「Wおどり炊き」を搭載した炊飯器で炊いたごはん(左)と、「Wおどり炊き」非搭載の機種で炊いたごはん(右)
↑「Wおどり炊き」を搭載した炊飯器で炊いたごはん(左)と、「Wおどり炊き」非搭載の機種で炊いたごはん(右)

 

↑両者の違いは、ぜひご自身の舌で確かめてみてください!
↑両者の違いは、ぜひご自身の舌で確かめてみてください!

 

ちなみに、このあとに提供される「至高の一膳」をスマホやタブレットで撮影し、感想とともにSNSに投稿し、画面をお店のスタッフに見せれば、「至高のたまご」がその場でプレゼントされます。ごはんはおかわり自由(お米の銘柄は時期によって異なる)なので、最高の卵かけごはんも味わえるわけですね。ぜひ、こちらをおかわりの1杯で使うものとして計算に入れておきましょう。

↑SNS投稿で「至高のたまご」をその場で手に入れることが可能です
↑SNS投稿で「至高のたまご」をその場で手に入れることが可能です

 

↑味の感想など、簡単なアンケートに答えると、金芽米3合とクラブパナソニックのコイン300円ぶんがもらえる特典もあり
↑味の感想など、簡単なアンケートに答えると、金芽米3合とクラブパナソニックのコイン300円ぶんがもらえる特典もあり

 

4道県のゲストがお米と「至高の一膳」の魅力を語る

さて、食べ比べ体験が終わると、いよいよ「至高の一膳」が登場します。こちらは北海道「ゆめぴりか御前」、秋田県「あきたこまち御膳」、岩手県「金色の風御前」、新潟県「新之助御膳」から選択可能。なお、プレス発表会では、各道県のゲストが登場し、「Wおどり炊き」で炊いたふるさとの銘柄米と御膳の魅力を語ってくれました。

↑4道県からのゲストが登場し、各地のブランド米と「至高の一膳」をPRしてくれました
↑4道県からのゲストが登場し、各地のブランド米と「至高の一膳」をPRしてくれました

 

まずは「ミス北海道米」の盛 彩奈(もり・あやな)さんによる、北海道「ゆめぴりか御前」のオススメコメントを聞いてみましょう。

 

「Wおどり炊きで炊いたゆめぴりかは、甘みも粘りもさらに際立っており、『そうそう、ゆめぴりかってこんなお米だよね』と言いたくなるような炊きあがり。このごはんに合わせるのは、鉄板のいくらのしょうゆ漬けと三平汁です。北海道の未来を切り開くゆめぴりかと、古きよき郷土料理の三平汁を合わせた、伝統と革新の一膳です」

↑「ミス北海道米」の盛 彩奈さん(左)。「Wおどり炊き」で炊いたお米は「甘みも粘りも200%」と表現してくれました
↑「ミス北海道米」の盛 彩奈さん(左)。「Wおどり炊き」で炊いたお米は「甘みも粘りも200%」と表現してくれました

 

↑北海道「ゆめぴりか御膳」。監修:料亭 冨茂登 主人 尾形有司 氏 ご飯のお供:沖獲り銀鮭のいくら醤油漬け 汁物:北洋産紅鮭の三平汁
↑北海道「ゆめぴりか御膳」。監修は「料亭 冨茂登」主人、尾形有司氏。ご飯のお供は「沖獲り銀鮭のいくら醤油漬け」、汁物は「北洋産紅鮭の三平汁」

 

続いて「いわて純情むすめ」の田中舘美咲(たなかだて・みさき)さんが岩手県「金色の風(こんじきのかぜ)御前」をレコメンド。

 

「『金色の風』はふわりとした軽やかな食感でありながら、もっちりとした粘りがあり、噛んだ瞬間に口の中に広がる甘みが特徴です。このお米にはとろみのある食材がよく合います。濃厚なうにととろみのあるのっぺい汁は『金色の風』と相性バッチリです!」

↑「いわて純情むすめ」の田中舘美咲さん。「Wおどり炊き」で炊いたご飯は、岩手の黄金文化にかけて「米と釜の黄金比」と表現
↑「いわて純情むすめ」の田中舘美咲さん。「Wおどり炊き」で炊いたご飯は、岩手の黄金文化にかけて「米と釜の黄金比」と表現

 

↑岩手県「金色の風御膳」。監修は「料亭 駒龍」料理長、篠原宏達氏。ご飯のお供は「北三陸産濃厚塩うに」、汁物は「とろろ香るのっぺい汁」
↑岩手県「金色の風御膳」。監修は「料亭 駒龍」料理長、篠原宏達氏。ご飯のお供は「北三陸産濃厚塩うに」、汁物は「とろろ香るのっぺい汁」

 

秋田県「あきたこまち御膳」をオススメするのは、「ミスあきたこまち」赤坂真依(あかさか・まい)さん。コメントの最後には、思わずキュンとくる方言も披露してくれました。

 

「『Wおどり炊き』で炊いたあきたこまちは、本来持つ透明感、すっきりした味わいを引き出してくれます。御膳のおかずの『がっこ』は、秋田県民がこよなく愛するお漬物。また、汁物に入っている『しょっつる』は秋田の県魚であるハタハタから作られる調味料です。東京ではあまり食べる機会がないお汁だと思いますので、ぜひ味わってみてください。(方言で)『秋田さいっぺ、うめものあるから来てけれな~』」

↑「ミスあきたこまち」赤坂真依さん。「Wおどり炊き」で炊いたデビュー30周年のあきたこまちを「一途な小町を永く愛して」とアピール
↑「ミスあきたこまち」赤坂真依さん。「Wおどり炊き」で炊いたデビュー30周年のあきたこまちを「一途な小町を永く愛して」とアピール

 

↑秋田県の「あきたこまち御膳」。監修は「料亭 濱乃家」女将、竹島仁子氏。ご飯のお供は「彩りがっこづくし」、汁物は「鯛の塩魚汁かやき」
↑秋田県の「あきたこまち御膳」。監修は「料亭 濱乃家」女将、竹島仁子氏。ご飯のお供は「彩りがっこづくし」、汁物は「鯛の塩魚汁かやき」

 

最後は、新潟ライスガールズの大坂昌子(だいさか・まさこ)さん。ライスガールズとは、新潟米のPRする目的で作られた50歳~70歳代の女性からなるユニットです。名称は「ガールズ」でいいのか…? という疑問はさておき、大坂さんは新潟県「新之助(しんのすけ)御膳」を熱くオススメしてくれました。

 

「『Wおどり炊き』で炊いたごはんを食べたら、びっくりするくらいのおいしさで炊きあがりました。大粒で、食べるとほろほろとほどけるんですね。これに合わせるおかずは、新潟の老舗、行形亭(いきなりてい)さんが監修した、超極上の塩引き鮭でございます。そしてそれに合うエビの頭のみそ汁ですね。えびの頭は、新潟では頭だけで売っていて、それをみそ汁にしたり、お雑炊にしたりして食べています。ぜひこちらを食べて、みなさんにお米大好きな人になってほしいと思います!」

↑「新潟ライスガールズ」の大坂昌子さん。「Wおどり炊き」で炊いた新之助の感想は「きらめく大粒、自慢の息子」でした
↑「新潟ライスガールズ」の大坂昌子さん。「Wおどり炊き」で炊いた新之助の感想は「きらめく大粒、自慢の息子」でした

 

↑新潟県の「新之助御膳」。監修は「日本料理 行形亭」主人、行形和滋氏。ご飯のお供は「極上熟成塩引き鮭」、汁物は「越後味噌を使った南蛮えび頭の味噌汁」
↑新潟県の「新之助御膳」。監修は「日本料理 行形亭」主人、行形和滋氏。ご飯のお供は「極上熟成塩引き鮭」、汁物は「越後味噌を使った南蛮えび頭の味噌汁」

 

銘柄米の個性を引き出す「銘柄炊き分けコンシェルジュ」とは

ゲストのみなさんは思い思いの言葉で、それぞれのお米と御膳の魅力を語ってくれました。コメントからわかる通り、ゲストのみなさんが驚いているのが、「Wおどり炊き」が、銘柄米の個性を存分に引き出しているという点です。その秘密は、いったいどこにあるのでしょうか?

 

それは、「Wおどり炊き」が「銘柄炊き分けコンシェルジュ」という機能を搭載しているから。こちらは火力、圧力、スチーム時間などを銘柄に合わせて細かくコントロールし、おいしさを最大限に引き出す機能。2013年には10銘柄の対応だったものを、今年は50銘柄にまで銘柄を拡大しています。ただし、この「銘柄炊き分けコンシェルジュ」、1銘柄を増やすだけでも大変な苦労があるとのこと。パナソニックのキッチン商品課、中江 睦(なかえ・むつみ)さんは以下のように話してくれました。

↑パナソニックのキッチン商品課、中江 睦さん
↑パナソニックのキッチン商品課、中江 睦さん

 

「『銘柄炊き分けコンシェルジュ』の開発は、パナソニックの炊飯器調理ソフト課に在籍する『ライスレディ』が担当。ライスレディはおいしさを理論的に解析し、調理科学の専門知識と鋭い味覚を持つメンバーで構成されています。新製品ひとつ開発するのに、炊くお米の量は年間約3トン。試食を繰り返し、いかに特徴を引き出すか試行錯誤を重ねるとともに、ライスレディが日本全国を飛び回り、生産者の方々と一緒に活動するなど、地道で精力的な活動で銘柄炊き分けを実現しています」

↑ライスレディのリーダー、加古さおりさん。「ライスレディは、ごはんを調理科学の観点から米、水、火加減に分け、それぞれどうやったらおいしく炊けるか研究をしている開発技術者。現在のライスレディは6名おり、炊いては食べ、設定に反映してということを繰り返しています」と語ってくれました
↑ライスレディのリーダー、加古さおりさん。「ライスレディは、ごはんを調理科学の観点から米、水、火加減に分け、それぞれどうやったらおいしく炊けるか研究をしている開発技術者。現在のライスレディは6名おり、炊いては食べ、設定に反映してということを繰り返しています」と語ってくれました

 

銘柄炊き分けを通して地方創生を目指す

つまり、銘柄炊き分けの開発は、パソコンでちょちょいとプログラムをいじるのではなく、試食を繰り返して産地を飛び回るという、努力と根性、情熱がものをいう仕事だったのです。さらに、中江さんは話を一歩進め、銘柄炊き分けから「至高の一膳」へと至る流れを説明してくれました。

 

「この銘柄炊き分けを使い、『それぞれのお米の個性を多くのみなさまにご体感いただきたい』という思いで始めたのが、銘柄コラボレーションです。今回は、米どころの4銘柄から『おいしく炊くならWおどり炊き』との推奨を頂きました。認めて頂いたこの4銘柄米との共創コミュニケーション、その象徴が『至高の一膳 食べ比べ亭』なのです。

 

たとえば、新之助は2016年、金色の風は2017年デビューのお米で、まだまだ新しいブランド米。しかし、生産者の方と一体となった活動で、早くも『銘柄炊き分けコンシェルジュ』に搭載することができました。今年は各道県のみなさまと、お米文化の創造を目指し、食文化を通じた地域とのつながり、地方創生を目指して参ります。今後は、今回の4つの道県を含む、日本全国47都道府県の有名料亭に監修いただき、各自の銘柄米のごはん、ごはんのお供、汁物を合わせた『至高の一膳』をご紹介させていただきます」(中江さん)

↑「すべての米を、おどらせて、もっとおいしく。」が「至高の一膳」プロジェクトのコンセプト
↑「すべての米を、おどらせて、もっとおいしく。」が「至高の一膳」プロジェクトのコンセプト

 

なんといっても「おいしくて安い」がうれしい!

なるほど、土地のごはんとおかずを食べてもらう……地域のお米文化を伝える方法として、これ以上のものはありませんね。そして、「至高の一膳」を食べるということは、それだけで地方を知り、地方を応援することにつながるというわけです。実際、プレスデー翌日に「食べ比べ亭」来店者に取材したところ、「ごはんがいつも食べるものとぜんぜん違う。ごはんってこんなにおいしいんだ」「こんなウマいおかずがあるなんて知らなかった。うらやましい」「(その土地へ)行ってみたくなった」といった声が聞かれました。

↑「Wおどり炊き」で炊いたあきたこまちのごはん
↑「Wおどり炊き」で炊いたあきたこまちのごはん

 

そして、最後に、「食べ比べ亭」でやっぱりうれしいのが、「おいしくて安い」ということ。極上のごはんがおかわり自由で、郷土の絶品のおかずと汁物が味わえて、SNS投稿でさらに極上たまごかけごはんも味わえて、全部で500円。食べ比べ体験のアンケートに答えれば、おみやげももらえる…と、これはもう、行かない理由が見つかりませんね。

 

なお、「至高の一膳 食べ比べ亭」は2017年6月6日(火)~6月18日(日)の期間限定。営業はランチタイムのみ。そして、各御膳につき1日30食限定(お一人様1オーダー限定)です。この機会を逃さず、ぜひお早めに楽しんでみてください。

↑6月6日のオープン時にはお店の前に行列が
↑6月6日のオープン時にはお店の前に行列が

 

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「至高の一膳 食べ比べ亭」開催概要

・実施期間:2017年6月6日(火)~6月18日(日)
・営業時間:ランチタイム 11:00~14:30(ラストオーダー 14:00)
・場所:プレミアムレストラン東京 金のダイニング
東京都中央区銀座5丁目10番13号 東洋ライスビル1階

MAPはコチラ

 

【URL】パナソニック「Wおどり炊き」

 

撮影/黒飛光樹(TK.c)