新宿は、世界一の乗降客数を誇る新宿駅を擁する東京の要。特にビジネスで立ち寄ったときなどは、サッと食べられてお財布にもやさしい、立ち食いそばがうれしいですよね。とはいえ、人生の貴重な1食、ただ安いだけではなく、心から「ウマかった!」と思えるものを食べたいところ。そこで今回は、同サイトで紹介してきた新宿の名店をまとめて紹介。思い出横丁の人気店から駅そばの名店まで、オススメのお店ベスト6を一気に見ていきましょう!
【立ち食いそば】300店食べ歩いたライターが厳選! 都内で「無性に食べたくなる店」ベスト11
【その1 かめや 新宿店】 黄身がトロ~リと麺に絡む元祖天玉そばに舌鼓!
「かめや 新宿店」は新宿西口・思い出横丁にある人気店、吹きさらしのカウンターはいつも客でお客さんで埋まっており、その〝昭和〟な佇まいは、そば好きの琴線に触れるものがある。
「元祖天玉そば」をうたう同店の名物は、何といっても温泉卵を使った「天玉そば」だ。普通の天玉そばは卵の黄身でつゆが濁るのを嫌う人も多いが、温玉ならそれほど濁らず、なおかつトロトロの黄身がそばと絡まって実にうまい。
めんは生麺ゆで置きだが、ひっきりなしにゆでているので、ほぼゆでたてでコシは十分だ。つゆはさば節を中心に、かつお節、昆布などでだしを取っており、コクと香りが濃厚。塩気はやや強く、しょうゆの風味が豊かだ。かき揚げは玉ねぎ、にんじん、春菊入り。厚めの衣は軽い揚げ上がりで、シャキシャキ感もあり食べ飽きない。
■SHOP DATA
かめや 新宿店
住所:東京都新宿区西新宿1-2-10
営業時間:24時間営業(月曜3:00~6:00のみ閉店)
定休日:日曜
【その2 いわもとQ 歌舞伎町店】 徹底したマニュアル化でそば&天ぷらの鮮度が向上!
「いわもとQ」のキーワードは「鮮度」。「プロが作った揚げ置きのえび天より、素人が作った揚げたてのえび天のほうがうまい」という発想のもと、そばと天ぷらの鮮度に徹底的にこだわる。
同店ではゆでも揚げも職人の技術に頼らない、徹底したマニュアル化を実現。注文後に生麺をゆで、天ぷらを揚げ始める。冷水でしっかり締めたそばは角がピッと立ってのどごしが抜群。天ぷらは揚げたてサクサクでおいしい。
だしはかつお節、宗田節、さば節。かえしは本醸造しょうゆと特上薄口しょうゆ、本みりんを使って、甘みを利かせたすっきり味のつゆに仕上げている。
また、同店はご飯ものも充実。人気の「天丼セット」なら、えび、いか、きす、いんげんの天ぷらがのった天丼とそばを一度に楽しめる。24時間営業のため、飲んだ後の一杯にもオススメだ。
■SHOP DATA
いわもとQ 歌舞伎町店
住所:東京都新宿区歌舞伎町1-4-8 らんざんビル1F
営業時間:24時間営業
定休日:なし
【その3 箱根そば本陣】 ほぼゆでたてのそばが注文して10秒で食べられる
小田急とJRの改札をつなぐ地下コンコースという絶好の位置に店を構える「箱根そば本陣」は、小田急系チェーン「箱根そば」の旗艦店。
1日に約2600人が利用するほどの人気店のため、同店では客を待たせないようにスタッフを常時10人配置。1オーダーを10秒以内で提供する。
そばを提供する早さも特徴だが、同店の魅力はやはり味。そばは細麺でコシとのどごしが良好だ。生麺をゆでると同時に注文が入るので、常にほぼゆでたて。つゆはかつおと宗田の天然節からだしを取り、やや甘いかえしと合わせている。
同店では定番の「かき揚げそば」のほか、滋味あふれる「山かけそば」も人気。また、トッピングが豊富でリーズナブルな「朝そば」もオススメだ。
■SHOP DATA
箱根そば本陣
住所:東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急新宿駅地下コンコース
営業時間:6:30~23:00(月〜土)、6:30~22:00(日、祝日)
定休日:なし
【その4 かのや 新宿西口店】 ゆでたてそばか、讃岐うどんか? 新宿の麺好きを悩ます人気店
新宿や新橋などに3店舗を持つ「かのや」は、ゆでたての生そばと讃岐うどんを提供する店。どちらも自社で製麺し、そばはほどよいコシとのどごしが魅力、うどんはモチモチの食感が味わえる。
そばつゆは本かつお節と宗田節、さば節でだしを取り、しょうゆのうまみを効かせた関東風。うどん用は瀬戸内の煮干しと利尻昆布、うるめ、かつおなどを使ったうまみ満点の関西風だ。店の一番人気はかき揚げそば。玉ねぎ、春菊、小えびにゲソが入り、甘みと風味が素晴らしい。
新宿西口店の客はほぼビジネスマンで、1日に数百人が来店する。朝はもりそばを1分で食べて仕事に向かう猛者もいるとか。新宿でハードに働くビジネスマンを力強く応援し続けているのが、同店なのだ。
■SHOP DATA
かのや 新宿西口店
住所:東京都新宿区西新宿 1-16-11
営業時間:7:00〜23:00(月〜金)、 9:00〜14:00(土、日、祝日)
定休日:無休(年始除く)
【その5 さ竹 新宿店】 粉から挽いた十割そばと野菜のうまさは格別!
西新宿1丁目交差点近くの「さ竹」は挽きたて、打ちたて、茹でたて、いわゆる「三たて」の十割そばが食べられる店。厳選したそばの実を店頭で石臼挽きにし、その粉を使って押し出し式製麺機で製麺し、ゆで上げる。だしはむろあじ、かつお、さばから取り、かえしも店で毎日仕込んでいる。
揚げたての天ぷらは同店のもうひとつの売り。特にかき揚げと単品の天ぷら盛り合わせは、中身が日によって変わる。実は同店の親会社は青果店で、その時々の安くておいしい野菜を目利きで仕入れてくるのだ。例えばかき揚げをひと口食べれば、野菜自体のうまみに驚くはず。
2015年4月開業だが、すでにランチタイムには外に人が並ぶほど賑わっている。新宿にまた一軒、楽しみな店が増えた。
■SHOP DATA
さ竹 新宿店
住所:東京都新宿区西新宿 1-19-4 山本ビル1F
営業時間:11:00〜23:30(月〜金)、 8:00〜21:00(土、日、祝日)
定休日:無休(年始除く)
【その6 永坂更科布屋太兵衛 新宿地下鉄ビル店】 老舗伝統の味を750円で堪能できる貴重な店!
「永坂更科布屋太兵衛」といえば、創業220年を誇る超老舗そば店。新宿駅の「メトロ食堂街」にも出店しており、その隣にはなんと同店の立ち食いコーナーがある。
実はこの2店舗、厨房が同じで、同じそばを提供している。そばはのどごしのよい生麺打ちたて。つゆはかつお節のだしを利かせた濃厚な風味。もりつゆは基本的に辛口だが、頼めば甘口も用意してくれる。
甘口は子どもや女性などに人気とのこと。立ち食いそば店の名物は、「肉天そば」で温そばに豚肉とネギのかき揚げをトッピング。豚肉はサイコロ状に切られ、噛みしめると豚のうまみが口の中いっぱいに広がる。
隣の店舗は椅子席でゆっくり食べられる一方、立ち食いコーナーはほとんどのメニューが750円〜。隣より400円ほど安いとあって、1日に約500人も訪れる人気ぶりとなっている。
■SHOP DATA
永坂更科布屋太兵衛 新宿地下鉄ビル店 立ち食いコーナー
住所:東京都新宿区西新宿 1-1-2新宿メトロ食堂街
営業時間:10:30〜22:00
定休日:なし
※メニューの内容、価格は変更の可能性があります
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