グルメ
立ち食いそば
2017/8/23 20:08

【立ち食いそば】もはやビジネスマンの常識! 日本橋・三越前・茅場町・人形町・小伝馬町の「行かなきゃダメな店」ベスト10

江戸時代には中山道の起点として栄え、現在も国内有数のビジネス街として知られる日本橋。忙しいビジネスマンが集まる街だけに、「安い・早い・うまい」を体現する立ち食いそばの名店も目白押しです。今回は、日本橋、三越前、茅場町、人形町、小伝馬町といった日本橋周辺のお店のなかから、行かないとソンをする、おすすめ10店を厳選して紹介していきましょう!

 

【名店立ち食いそばまとめ】知ってりゃ上司の評価も上がるぐらい旨い立ち食いそば店5選

 

【その1 日本橋】 よもだそば日本橋店

王道メニューに加えほかでは食べられないメニューが盛りだくさん!

20160519-s1-5-760x506

「よもだそば」は多彩なメニューで立ち食いそばファンに知られる人気店。昼のピーク時に行列ができるのはもちろん、それ以外の時間でも客足が絶えることがない。

 

同店の品揃えはとてもユニーク。「かき揚げそば」など王道メニューに加え、かけそばの上でチーズがとろける「チーズそば」や、季節ごとに具材が変わる山菜・山野草そばなど、ほかでは食べられないメニューも多い。

↑特大かき揚げそば(370円)。かき揚げには玉ねぎを1個使用。その甘みがつゆに溶け出 し、そばの味わいがアップする
↑特大かき揚げそば(370円)。かき揚げには玉ねぎを1個使用。その甘みがつゆに溶け出し、そばの味わいがアップする

 

20160519-s1 (4)↑広々とした店内の1 階は完全立ち食いスタイル。このほか地下階には椅子席があり、ゆっくり食事できる

 

また、人気の理由はメニューの豊富さだけでなく、そばへのこだわりにもある。麺は店で毎日製麺し、打ちたてゆでたてを提供。季節ごとの温度や湿度の変化に合わせ、微妙に打ち方を変えるという。つゆはさば節、ウルメ節、宗田節(※)からだしを取り、コクがありながらすっきりした味に仕上げている。

※さば節=主にゴマサバから作られる鰹節。比較的脂肪分が多い/ウルメ節=ウルメイワシを原料とした鰹節。香ばしさのあるだしがとれる /宗田節=ソウダガツオという小型の魚の鰹節。コクと香りに定評がある

 

天ぷらは揚げ置きだが、揚げている間にもどんどん注文が入るため、ほぼ揚げたて状態だ。

 

また、カレーライスはこの店のもうひとつの名物。かけつゆをベースにインドカレーのスパイス、トマトの酸味、チキンのうまみを加えた本格派の味は、そば好きも浮気するおいしさだ。

↑ワンコインで楽しめる絶品カレー(490円)。半カレーにして、そばとセット注文する人も多い
↑ワンコインで楽しめるよもだカレー(490円)。半よもだカレー(270円)も用意しており、そばとセット注文する人も多い

 

ちなみに「よもだ」とは「やんちゃ」を意味する愛媛の方言。遊び心ある新メニューを開発しつつ、そばに真面目に取り組む姿には、立ち食いそば界ニュー・リーダーの風格さえ漂う。

 

■SHOP DATA

よもだそば日本橋店

住所:東京都中央区日本橋2-1-20 八重洲仲通りビル1F

営業時間:7:00 ~22:00(月〜金)、10:00 ~ 15:00(土、日、祝日)

定休日:無休

公式サイトはコチラ

 

【その2 三越前】 そばよし

かつお節問屋直営店が誇るだしを極めた絶品つゆ!

20160527-02-4-760x506

東京の立ち食いそばで「つゆがおいしい店」の代表格といえば、「そばよし」をおいてほかにない。

 

なにしろ、この店は江戸時代から続くかつお節問屋の直営店。本かつお節3:宗田節・さば節1の割合で濃厚なだしを取り、化学調味料は使わない。かえしには、うまみの強い小豆島の特選しょうゆを使用。だしの風味を損なわず、まろやかでコクのあるつゆに仕上げている。自家製麺・ゆでたてのそばも、しっかりコシがあっておいしい。

↑かけそば(270円)。だし本来のおいしさを味わうのに最適な一品。一緒に半ライス(80円)を頼む人も多い
↑かけそば(290円)。だし本来のおいしさを味わうのに最適な一品。一緒に半ライス(90円)を頼み、節粉と楽しむ客も多い

 

つゆ、そばともにハイレベルな同店だが、常連客の多くは一緒にライスを注文する。というのも、同店ではかつお節を削る際に出る節粉(粉かつお)が食べ放題。ご飯にこれを振りかけ、しょうゆをたらすと絶品なのだ。卵かけご飯に節粉を振りかける人も多い。

↑天ぷらは揚げ置き。昼前にはかき揚げや旬の野菜の天ぷらがバットに山盛りになっている。ちなみに天ぷらに使う野菜もすべて「国産」のものを使用↑天ぷらは揚げ置き。昼前にはかき揚げや旬の野菜の天ぷらがバットに山盛りになっている。ちなみに天ぷらに使う野菜もすべて国産のものを使用

 

同店の創業は2001年。元々そば好きだったかつお節問屋の社長は、町のそば屋が 次々と店を畳む状況を危惧していた。そこでワンコインで本格的なそばが食 べられる店を作り、若者にそばへの興味を持ってもらおうと、この店を始めたという。そのため、だし、つゆ作りは常に手を抜かないそうだ。

 

絶品の「かけそば」が290円で食べられる「そばよし」には、そんなそばに対する社長の愛情が込められている。

 

■SHOP DATA

そばよし

住所:東京都中央区日本橋本町1-1-7

営業時間:7:30 ~20:00(月〜金)

定休日:土、日、祝日

 

【その3 茅場町】

蕎麦たかね

石臼挽きの十割そばも揚げ物もハイクオリティ

茅場町駅9番出口近くの同店は、立ち食い好きに人気だった「蕎麦まえだ」が改名したお店。改名は変わりましたが、「まえだ」時代の味はしっかり引き継がれている。

20160615-sb02-3-760x506

同店のウリは店で石臼挽きから行う自家製十割そば。やや太めで平打ちのそばはコシがあり、香りも豊かだ。つゆはかつお、宗田、さばからだしを取り、かえしに純米本みりんやミネラル豊富な奥能登産の塩を使用。もりつゆはほのかに古酒の風味を感じる大人の味で、かけつゆはだしの風味とかえしの甘みが前に出た、重量感のある味だ。

 

人気の天ざるそばは、プリプリのえびとするめいかのゲソ、玉ねぎなどを使った豪華なかき揚げを別皿で提供。低温と高温の2つの油で二度揚げすることで、油切れをよくしている。かき揚げ自体は奥能登産の塩で軽く味つけされており、そのまま食べてもおいしい。

↑天ざるそば(600円)。かき揚げはそのまま食べても、つゆにつけてもそれぞれにうまい
↑天ざるそば(600円)。かき揚げはそのまま食べても、つゆにつけてもそれぞれにうまい

 

また、同店では「かけそば」も人気。その理由は、生卵か温泉卵、大根おろし、天かす、わかめ、ねぎが無料でトッピングできるからだ。懐が寂しいビジネスマンにとって、これはまさに〝福音〟である。

 

「かけそば」が420円など値段はやや高めだが、そばは並盛りでも350gと大ボリューム。味も文句なしで、働き盛りの男性なら誰でも通いたくなる店だ。

↑大根おろしやわかめ、天かす、ねぎなどを無料でセルフトッピング可能。ただし、トッピングは各種ひとつまみ程度にするのがマナーだ。このほか、温泉卵と生卵も用意し、どちらかひとつを無料でトッピングできる↑大根おろしやわかめ、天かす、ねぎなどを無料でセルフトッピング可能。ただし、トッピングは各種ひとつまみ程度にするのがマナーだ。このほか、温泉卵と生卵も用意し、どちらかひとつを無料でトッピングできる

 

■SHOP DATA

蕎麦たかね

住所:東京都中央区日本橋茅場町1-6-16

営業時間:10:30~15:00、17:00~22:00(月〜金)

10:30~14:00(土)

定休日:日、祝日

定休日:なし

 

【その4 茅場町】

がんぎ 新川一丁目店

新潟名物のそばがワンコインで堪能できる!

20160711-sb02-3

中央区新川、港区三田に店を展開する「がんぎ」は、新潟名物の「へぎそば」を立ち食いで味わえる評判の店。「へぎそば」とは小麦粉の代わりに布海苔をつなぎに使ったそばで、緑がかったそばの色が特徴だ。

↑かき揚げもりそば(470円)。かき揚げはえび、いかのうまみに加え、春菊の苦みも利いている。衣はモッチリ系で食べ応えあり
↑かき揚げもりそば(470円)。かき揚げはえび、いかのうまみに加え、春菊の苦みも利いている。衣はモッチリ系で食べ応えあり

 

同店のそばは自家製で、製麺には加圧時に熱が発生しにくいイタリア式のパスタマシンを使用。そばの風味を損なうことなく、プリプリとした独特の歯応えのそばができる。つゆはだしの香るふくよかな味わいだ。

 

人気メニューは「かき揚げもりそば」。いか、えび、春菊、玉ねぎなどが入った豪華なかき揚げがのっている。揚げ油にはごま油としらしめ油のブレンドを使い、さっぱりした揚げ上がり。

 

また同店では、立ち食い店では珍しい「にしんそば」も食べられる。夜はお酒が飲める店舗になるのも面白い。

↑にしんそば(580円)。新潟の山間部でもよく食べられるメニューで、甘辛く煮たにしんのうまみを堪能できる
↑にしんそば(580円)。新潟の山間部でもよく食べられるメニューで、甘辛く煮たにしんのうまみを堪能できる

 

■SHOP DATA

がんぎ 新川一丁目店

住所:東京都中央区新川1-2-10鹿島ビル1F

営業時間:8:00~21:00(月〜金)

定休日:土、日、祝日

公式サイトはコチラ

 

【その5 人形町】

福そば

色とりどりの天ぷらを前に悩むのも楽しい!

20160808-a09-3

「福そば」はなによりつゆがうまい。北海道産の昆布と宗田節、さば節をぜいたくに使ってだしを取り、そこに2週間寝かせたかえしを合わせる。そのつゆはだしの風味がまろやかで、重厚感がありながら滋味あふれる味わいだ。

↑かけそば+春菊天(430円)。春菊はサクサクの揚げ上がりで、彩りも美しい
↑かけそば(300円)+春菊天(130円)。春菊はサクサクの揚げ上がりで、彩りも美しい

 

そばはそのつゆと非常によく合う細麺。生麺ゆでたてで、ほどよいコシとのどごしがある。天ぷらは揚げ置きだが、サクサクで油切れが非常に良い。カウンターには様々な天ぷらが並び、券売機で「天ぷらそば」の食券を買えば、その天ぷらを見ながら好きなものを入れてもらえる。

 

オープンから6年で常連も増え、女性客も多い同店は、いまや人形町になくてはならない「立ち食いの名店」となった。

↑もりそば+かき揚げ天(450円)。北海道産の甘みの強い玉ねぎを使用。もりつゆのキリッとした味が細麺に合う
↑もりそば(320円)+かき揚げ天(130円)。北海道産の甘みの強い玉ねぎを使用。もりつゆのキリッとした味が細麺に合う

 

■SHOP DATA

福そば

住所:東京都中央区日本橋人形町1-16-3

営業時間:6:40~20:30(月〜金)、6:40~15:45(土、祝日)

定休日:日

 

【その6 人形町】

きうち

ペルーいかを使用した「ゲソかき揚げそば」食べる価値あり!

20160816-a07-3

和食などのグルメが満喫できる町・人形町で、同店は安くておいしいゆでたてそばが食べられる店として人気を集めている。

 

同店のそばは、やや平打ちの田舎風。モチモチ食感で食べ応えがある。透明感のあるつゆはかつおの風味が濃厚でしょっぱすぎず、ほのかに甘い。

↑ゲソかき揚げそば(480円) 紅しょうがが入ることで、味のアクセントになると同時に彩りもプラス。大盛りのねぎもうれしい
↑ゲソかき揚げそば(480円)。紅しょうがが入ることで、味のアクセントになると同時に彩りもプラス。大盛りのねぎもうれしい

 

「ゲソかき揚げそば」は店の一番人気で、丼の真ん中に鎮座したかき揚げは厚みもたっぷり。具材はペルーいかのゲソと紅しょうが、玉ねぎなどで、大ぶりにカットしたペルーいかが柔らかくて美味。紅しょうがのピリッとした辛さもいいアクセントになっており、刻みねぎのボリュームも申し分がない。

 

客層は大学生から年配者まで幅広く、女性客も多い。店外にはテーブル席(立席)もあり、晴れた日にはここで下町風情を味わいながらそばをすするのもオツなものだ。

↑とりそば(450円) うまみたっぷりの鶏肉がどっさり。別皿の柚子こしょうを付けると味わいがさらに増す
↑とりそば(450円)。うまみたっぷりの鶏肉がどっさり。別皿の柚子こしょうを付けると味わいがさらに増す

 

■SHOP DATA

きうち

住所:東京都中央区日本橋人形町1-18-8

営業時間:7:00〜17:00(月〜金)、 11:00〜17:00(土)

定休日:日、祝日

 

【その7 人形町】

誠や9号店

香り豊かな「手打ち」のそばを驚きの立ち食い価格で提供!

20170315-n42

本格手打ちそばが前代未聞の立ち食い価格! 「誠や9号店」はそんな驚きの店だ。ご主人はそば製粉会社の営業、手打ちそば店の経営経験があり、その知見をもとに店を開いた。

20170524-s3↑粗挽き田舎そば(並盛り・500円)。粗挽きのそば粉を手間ひまかけて手打ちに。そばの芳醇な香りと甘みはもちろん、コシものどごしも文句なし

 

同店では定年退職してもなお腕前が確かな〝街のそば打ち自慢〟が丁寧に手打ち。粗挽き田舎そばの場合、そば粉の割合は6〜7割だが、店の石臼で挽いたそば粉は香りが鮮烈で、そばの甘みや粗挽きの粒感も楽しめる。

 

だしは高級本枯節を中心に宗田節なども使い、返しも1週間以上熟成。かつおとしょうゆの風味豊かなキリッとしたつゆは立ち食いレベルを超えている。

 

夜は地酒を30種類以上揃え、細打ち十割そばも提供。そばの楽しみをおトクな価格で満喫できるとは、うれしい限りだ。

↑肉汁せい国産豚ばら肉のうまみとコクが加わり、濃厚な味わい に。もりそばのつゆとは別に、本メニュー用のもり汁を 作っているのだとかろ(680円)。↑肉汁せいろ(680円)。国産豚ばら肉のうまみとコクが加わり、濃厚な味わいに。もりそばのつゆとは別に、本メニュー用のもり汁を作っているのだとか

 

■SHOP DATA

誠や9号店

住所:東京都中央区日本橋 人形町3-1-9 小島ビル1F

営業時間:11:00〜15:00、17:00 〜22:00(月〜金)

定休日:土、日、祝日

 

【その8 小伝馬町】

そば処 おか田

そば、つゆ、天ぷらすべてで隙のないそばを提供

20170313-n1-6-1

かつて文京区・春日に店を構えていた名店「おか田」。地元の再開発に伴い立ち退きを余儀なくされたが、2015年12月に小伝馬町に移転し、立ち食いファンを安堵させた。

 

この店のそばはとにかく完成度が高い。麺は製麺業者にレシピを細かくオーダーした生麺を使用。細身でのどごしがよく、冷やしで食べれば蕎麦の香りもしっかり楽しめる。だしはかつお節をメインに秘密の素材も使っているそうで、すっきりしながらも奥深い甘みが感じられる。

↑山菜たぬきそば( 4 5 0 円)。山菜のさっぱりした味わい とあげ玉のコクが好相性。 ヘルシーなのに満足感のあ る一杯。冷やしで食べると これがさらにうまい!↑山菜たぬきそば(450円)。山菜のさっぱりした味わいとあげ玉のコクが好相性。ヘルシーなのに満足感のある一杯

 

揚げ物はかき揚げ、春菊天など王道ネタに加え、ナス天、まいたけ天など7種類ほど。衣は薄めで、揚げ置きながらサクッとした食感だ。特注の天ぷら粉は甘みが強く、衣が溶けかけたつゆをそばとすすると、濃厚なコクが加わって思わず唸ってしまう。また、ねぎは千葉県産の矢切ねぎにこだわっている。

 

小伝馬町に移って1年強。「ようやくこの街にも根付いてきた」とご主人。ビジネスマンのほかタクシー運転手にも常連客が多く、春日時代の顔なじみもよく訪れる。同店は今日も極上の一杯を提供している。

↑かき揚げの中身は玉ねぎ、にんじ ん、長ねぎ。衣は薄め。具材を細め にカットすることで、よりサクサクし た食感になっている↑かき揚げ天そば(420円)。かき揚げの中身は玉ねぎ、にんじん、長ねぎ。衣は薄め。具材を細めにカットすることで、よりサクサクした食感になっている

 

■SHOP DATA

そば処 おか田

住所:東京都中央区日本橋本町4-15-10 古川ビル1F

営業時間:7:00〜15:00(月〜金)、7:00〜14:30(土)

定休日:日、祝日、第3土

 

【その9 小伝馬町】

かめや

昭和の風情が色濃く漂う小伝馬町の路地裏の名店

20170313-n2-3

小伝馬町交差点からえびす通りに向かう途中の路地を右に入ると、昭和の香り濃厚な風景に出会う。一瞬時間が巻き戻ったかと錯覚する外観に心奪われる店が「かめや」だ。

 

創業43年。当時秋葉原で商売を始めた「六文そば」のノウハウを聞いて店を始めたそうで、一時期は7店展開していた。ちなみに、名店として名高い新宿・思い出横丁のかめやとはつながりはない。

20170313-n2 (2)↑ごぼう天そば(360円)。井桁状に組んだごぼうの間ににんじんが入っている。 ごぼうはサクサクして風味 もよし。卓上の極辛一味を入れるとうまさ倍増だ

 

麺は老舗製麺会社の生麺を少しずつゆで置き。ソフト食感ながらのどごし良好だ。だしは厚削りのかつお節とさば節を使い、スッキリした味だがうまみは濃い。かえしは濃口と薄口の2種類のしょうゆを使い、甘辛の“甘さ”がいい塩梅だ。12種類ある天ぷらはつゆに浸っても崩れないよう、しっかり揚げてある。

 

昼には満員になり、その後も客が切れることはほとんどない。そばと一緒におにぎりを食べる人も多いほか、カレーやラーメン、チャーハンも用意。特にチャーハンは12時過ぎには売り切れる人気メニューだ。中高年男性のほか、若者や女性客にも愛される同店は、小伝馬町の立ち食いそばの〝顔〟と言える。

↑スープは豚と鶏、手羽先、かつお節、 昆布からだしを取っている。チャー シューも柔らかくて美味↑しょうゆラーメン(520円)。スープは豚と鶏、手羽先、かつお節、昆布からだしを取っている。チャーシューも柔らかくて美味

 

■SHOP DATA

かめや

住所:東京都中央区日本橋大伝馬町4-4
営業時間:7:00〜21:00(月〜金)
定休日:土、日、祝日

 

【その10 小伝馬町】

田そば

独学ながらつゆの味は絶妙! いまも味の進化を続ける注目店

20170314-n32

2015年3月創業の「田そば」は、DIY系立ち食い店として注目の店。なんとご主人、そば作りの基本をネットと図書館で学んだ変わり種だ。

 

だが、つゆは独学で辿り着い たと思えないほどしっかりうまく、細身のそばとの相性もいい。厚削り本枯かつお節、枯れ鯖節などを使っただしは濃厚で、雑味のない味。かえしに使うしょうゆも研究を重ねたそうだ。

↑ばら肉そば(580円)。甘辛く煮た豚ばら肉を70g使用。豚の 脂がつゆと相まって、食欲を刺激する。 しょうがと唐辛子がアクセントに↑ばら肉そば(580円)。甘辛く煮た豚ばら肉を70g使用。豚の脂がつゆと相まって、食欲を刺激する。しょうがと唐辛子がアクセントに

 

天ぷら粉は天ぷら店が使う上モノを使用し、揚げ上がりが軽い。鶏天やしいたけ天など季節の天ぷらも週替わりで登場する。

 

開店後体調を崩し、半年休業 していたが、16年10月再開。常連さんも増えてきた。近くの「おか田」の大将にはお世話になっているとか。いまも味の向上に余念がない同店の進化に注目だ。

↑磯風味そば(500円)。岩手県産のバラのりと、三陸産のワカメがたっぷり。 バラのりの風味が抜群の、お店の人気No.1メニューだ↑磯風味そば(500円)。岩手県産のバラのりと、三陸産のワカメがたっぷり。バラのりの風味が抜群の、お店の人気No.1メニューだ

 

■SHOP DATA

田そば

住所:東京都中央区日本橋 小伝馬町3-7

営業時間:6:00〜17:00(月〜金)、 6:00〜15:00(土)

定休日:休日、祝日

 

※営業時間、メニューの内容、価格は変更の可能性があります

 

【コチラの記事もオススメ】

【立ち食いそばまとめ】知らなきゃ人生ソンをする! 新宿の名店ベスト6

【立ち食いそば】300店食べ歩いたライターが厳選! 都内で「無性に食べたくなる店」ベスト11

【立ち食いそばまとめ】これぞビジネスマンが求める味! ウマさがしみる「新橋の名店」ベスト4

【立ち食いそば】東京の真ん中でガッツリランチ! 四ツ谷・飯田橋周辺で「うまい」と評判の店ベスト6

【立ち食いそば】アキバはカレーだけじゃない! 実はそば激戦区だった秋葉原・岩本町でオススメの店ベスト5