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2017/8/3 15:45

【コンビニ冷し中華】具材や麺の量までとことん比較! セブン、ファミマ、ローソン、コスパ最強はどれ?

日本の夏の風物詩といえば「冷し中華」。セブン-イレブン、ファミリーマート、 ローソンなどの各コンビニからも発売され、いまでは手軽に食べることができるようになりました。実はコンビニの冷し中華は、気温が上がる3〜4月ごろから店頭に並ぶのですが、じゃあ冷やし中華は夏のメニューではないのかというと、そんなことはありません!

 

なんと、6月後半には夏向けにリニューアルされるのです。というわけで、盛夏版となったコンビニ大手3社の「冷し中華」を食べ比べてみました。今回は具材や麺の量も調査したので、味の感想とあわせて参考にしてみてください!

 

セブン-イレブンは少しピリ辛で箸がすすむ!

まずはセブン-イレブン。4月から発売されていた冷し中華ですが、商品名に“夏の”が加えられており、盛夏版としてリニューアルしていることがわかります。

↑セブン-イレブンの「ツルッとのど越し!夏の冷し中華」(480円)。わかめときくらげが入っているのが特徴です
↑セブン-イレブンの「ツルッとのど越し!夏の冷し中華」(480円)。わかめときくらげが入っているのが特徴です

 

麺は弾力とのど越しにこだわった三層麺。いわゆる中華麺ですが、玉子の香りは控えめなので、小麦の風味も感じることができます。商品名のとおり、ツルッとした食感でクセがなく食べやすいですね。具材はわかめとくらげが特徴で、これらはセブン-イレブンの冷し中華にだけ入っています。

↑麺の量はなんと265g。3社で一番多いのが魅力です
↑麺の量はなんと265g。3社で一番多いのが魅力です
↑チャーシューは太めにカット。身がギュッと詰まった、昔ながらのチャーシューですね
↑チャーシューは太めにカット。身がギュッと詰まった、昔ながらのチャーシューですね
↑きゅうりがめちゃめちゃ多いのも好印象。さっぱり感と食感のアクセントになっています
↑きゅうりがめちゃめちゃ多いのもポイント。さっぱり感と食感のアクセントに

 

鶏ガラなどを炊き出して作ったスープは、すっきりとした酸味でごま油が利いています。少しピリ辛なので、暑い日も箸がすすみますね。あと、麺がツルッとしているからでしょうか、ほぐしやすかったのが個人的に好印象。これって大事なことだと思いませんか?

 

さて、気になる内容量は、麺265.0g、スープ102.5g、チャーシュー20.5g、錦糸玉子24.5g、きゅうり24.5g、味付くらげ6.6g、わかめごま和え11.5g、紅生姜3.5g。総重量458.6gと、とてもボリューム感があります。

↑わかめ入り&きゅうり多めで、さっぱり食べられます
↑わかめ入り&きゅうり多めで、さっぱり食べられます

 

ファミリーマートは真夏にぴったりのあっさり味

つづいて紹介するファミリーマートの盛夏版・冷やし中華は、麺を細くし、スープもよりさっぱり味に仕上げているのが特徴です。

↑ファミリーマートの「冷し中華」(税込480円)。具材はチャーシュー、きゅうり、錦糸玉子を軸とした王道の組み合わせに、ゆで玉子が添えられています
↑ファミリーマートの「冷し中華」(480円)。具材はチャーシュー、きゅうり、錦糸玉子を軸とした王道の組み合わせに、ゆで玉子が添えられています

 

麺は、外はもちもち、中はプリッとした食感の三層玉子麺。とはいえ色が白く、玉子の香りよりも小麦の風味のほうが強い印象です。スープはまろやかな酸味があってすっきりしていて、さらに麺が細めなので食べやすい。暑い日にさっぱり食べられるのはうれしいですが、濃厚な味を求める人には少し物足りないかもしれません。

↑盛夏版として細くなった麺は205.0g。セブン-イレブン(265.0g)と比べると60g少ない
↑盛夏版として細くなった麺は205.0g。セブン-イレブン(265.0g)と比べると60g少ない
↑ほろほろと崩れる、柔らか仕上げのチャーシュー(20.0g)
↑ほろほろと崩れる、柔らか仕上げのチャーシュー(20.0g)
↑きくらげともやしを和えたものが食感のアクセントに
↑きくらげともやしを和えたものが食感のアクセントに

 

内容量は、麺205.0g、スープ103.0g、チャーシュー20.0g、錦糸玉子8.0g、きゅうり14.0g、もやしときくらげ18.5g、ゆで玉子24.5g、紅生姜2.0g。総重量は395.0gと、全体的にやや少なめ。しかしこれは、味自体をあっさり仕上げていることからも“真夏に食べやすい冷し中華を狙っている”のだと思います。そもそも、夏でも食欲旺盛な人は冷し中華を選ばない!?

↑“THE 冷し中華”といえるビジュアル。ゆで玉子があると華やかな仕上がりですね
↑“THE 冷し中華”といえるビジュアル。ゆで玉子があると華やかな仕上がりですね

 

ローソンはチャーシューを主役にして勝負!

最後に紹介するローソンの冷し中華ですが、ここ数年は炙りチャーシューをウリにしています。もちろん今年も、主役は同じく炙りチャーシューです。

↑ローソンの「炙りチャーシューの冷し中華」(480円)。チャーシューは大きくカットしてあり、ほかの具材よりも存在感があります
↑ローソンの「炙りチャーシューの冷し中華」(480円)。チャーシューは大きくカットしてあり、ほかの具材よりも存在感があります

 

麺は太めで、北海道産小麦とヨード卵・光を使用した玉子麺。そのため、黄色くて玉子の香りも強め。麺がほぐしにくいのが難点でしたが、ほぐした後はツルッとしていてのど越しもバッチリ! 鶏肉や椎茸、魚介の旨味を利かせたスープは、酸味よりも甘味のほうが感じられる濃厚な味わいになっています。トロトロのチャーシューとも相性抜群です!

↑太めの麺は231.5gと、先述した2社の中間にあたります。固まっていてほぐしにくかったのが少し残念でした……
↑太めの麺は231.5gと、先述した2社の中間にあたります。スープを入れるまでは、固まっていてほぐしにくかったのが少し残念
↑きゅうりは9.0gと、セブンイレブン(24.5g)の半分以下の量でした
↑きゅうりは9.0gと、セブン-イレブン(24.5g)の半分以下の量でした
↑もやしときくらげの和え物は7.0gで、こちらもファミマ(18.5g)の半分以下。きくらげもやや少なめ
↑もやしときくらげの和え物は7.0gで、こちらもファミリーマート(18.5g)の半分以下。きくらげもやや少なめ
↑しかし、ローソンの主役はチャーシュー! 47.5gもあり、他社の2倍以上の量が入っています
↑しかし、ローソンの主役はチャーシュー! 47.5gもあり、他社の2倍以上の量が入っています

 

ちなみに内容量は、麺231.5g、スープ103.5g、チャーシュー47.5g、錦糸玉子9.5g、きゅうり9.0g、もやしときくらげ7.0g、ゆで玉子23.0g、紅生姜2.5g。総重量は433.5gということで、セブン-イレブン(458.6g)とファミリーマート(395.0g)の中間くらいです。

↑どうですか、この完全にチャーシューがメインのビジュアル! チャーシューが多いとお得な気分にもなりますね
↑どうですか、この完全にチャーシューがメインのビジュアル! チャーシューが多いとお得な気分にもなりますね

 

商品名に恥じないチャーシューの量が最大の魅力です。ほかの具材は少ないものの、それを補って余りあるチャーシューの存在感。側面には焦げがあり、炙っていることもわかります。脂身が付いていてトロトロな食感。冷し中華にしては酸味を抑えた甘めのスープと相まって、肉好きや濃厚な味わいを好む人におすすめしたい一品ですね。

 

総重量でのコスパNo.1はセブン-イレブン!

各コンビニの冷し中華を比べてみると、内容量はセブン-イレブンが一番多いことがわかりました。個人的にセブンの弁当類は、入っている量が年々少なくなっていると感じていただけに、この結果にはいい意味で裏切られました。3商品とも価格は同じ480円なので、総重量だけで見た場合、コスパNo.1はセブンイレブンに決定です!

↑手前がセブン―イレブン、左上がファミリーマート、右上がローソンの冷し中華
↑手前がセブン-イレブン、左上がファミリーマート、右上がローソンの冷し中華

 

とはいえ、量だけがコスパを測る要素ではありません。コンビニの冷し中華はそれぞれ味に特徴があり、麺や具材、スープなども工夫しています。ピリ辛&ごま油を利かせた中華仕立てのセブン-イレブン、暑い日にさっぱり食べられるファミリーマート、チャーシューを主役にして濃厚に仕上げたローソンと、その魅力は三者三様。自分の好みやその日の気分に合わせて、冷やし中華を選んでみてください。