グルメ
2017/10/1 20:00

NY帰りの料理人が作るハンバーガーとは? 「NY中のお気に入りの店」を再現した勝どきのブラッセリー「SHARES」

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 SHARES(勝どき)

 

「SHAKE SHACK」や「WOLFGANG’S STEAKHOUSE」など、ニューヨークから来た店は多いが、「ニューヨーク帰りの日本人が始めた店」というのも実は最近増えている。「シェアーズ」もそのひとつだ。

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国産牛パティと酒種バンズで作る上質な「和」のおいしさ

店主大富さんはもとは和食の料理人だった。「NYで働いてみないか」と誘われて渡米。1、2年で帰るつもりが居心地がよくて、結局NYに11年。帰国後、現地で知り合った板前仲間と始めたのが同店である。下町・勝どきの長屋造りの古い家屋を、1階はキッチンとカウンターに、2階はカフェラウンジ風にリフォームした。

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同店は「ブラッスリー(brasserie)」。日本でいう居酒屋のような、お酒と食事を出す店のNY版である。夜はプライムカットの「熟成アンガスビーフのリブアイステーキ」などがワインとともに楽しめる。ランチメニューはハンバーガー4品とサンドイッチ4品のみ。つまり、同店の昼間の顔はバーガーだ。

 ↑サイドディッシュの「フライドチキン」(650円)は、国産鶏もも肉・約260グラムがドーン! とまるまる1本
↑サイドディッシュの「フライドチキン」(650円)は、国産鶏もも肉・約260グラムがドーン! とまるまる1本

 

パティはサイズ150グラム。挽きの細かな牛肉を丸くふっくらと成形したものをフライパンでグリルして、中はきれいな”赤”。国産牛らしい脂の豊富な、柔和な赤身の味わいだ。新宿「峰屋」の酒種バンズ独特の旨味が上下からそれを包んでいる。NY帰りの料理人が作るバーガーは、日本のおいしさがぎゅっと凝縮された、意外や日本の”上質”を追求した一品だった。

↑「ニューヨークバーガー」(1180円)。オニオンコンフィのフルーティーな甘味が国産牛パティと抜群の相性
↑「ニューヨークバーガー」(1180円)。オニオンコンフィのフルーティーな甘味が国産牛パティと抜群の相性

 

「NY中のお気に入りの店の料理を出そう」をコンセプトにスタートした同店。今月9月には待望の2店目「Bowery Lane」が代々木上原にオープンした。東京の東と西で、日本人も外国人も、料理人集団の店。合言葉は”New York”!

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― shop data ―

所在地:東京都中央区勝どき3-8-8

アクセス:都営大江戸線 勝どき駅歩3分

オープン:2012年2月20日

営業時間:平日 11:30~15:00 18:00~24:00(LO23:30)、土・日 14:00~24:00(LO23:30)

定休日: 月曜日 (祝日営業、要確認)