カツオ漁獲量日本一を誇る静岡県の焼津内港では、毎年4月に一大イベント「焼津みなとまつり」を開催しています。2018年は4月8日に開催されました。
イベントは、地元の人たちによるダンスあり、ミュージシャンやお笑い芸人がパフォーマンスを繰り広げるステージあり、そして地元の名産品をふんだんに使ったショップが多数出店されるなど、かなりの盛り上がりを見せる祭典です。
そのなかでも今回注目されていたのが、静岡を代表するお土産「がんばれ!!バリ勝男クン」を開発したシーラックが販売する、カツオを使ったかつサンド「日本一の焼津の自慢絶対負けない勝男さんのかつサンド」です。いったいどんなお味なのか。僕は千葉県から電車と新幹線を乗り継ぎ、焼津みなとまつりに乗り込みました。
カツオのたたき風フライをパンに挟んだシーラックの意欲作。そのお味は?
11時30分ごろ、焼津みなとまつりの会場に到着。人混みのなかシーラックのブースを探していると長蛇の列が。そこがお目当てのシーラックブースでした。なんと「日本一の焼津の自慢絶対負けない勝男さんのかつサンド」を食べようと、かなりの人が並んでいたのです。
どうやら地元では、ラジオやインターネットなどで告知をしたことで、かなり期待が高まっていた模様。ということで、僕もさっそく列に並ぶことに。
販売されていたのは、勝サンド(400円・税込)のほか、ポテトフライにシーラックの看板商品「がんばれ!!バリ勝男クン」をまぶした「日本一の焼津の自慢絶対負けない勝男さんの勝ポテト」(200円・同)。2つセットにした勝勝セットは500円(同)です。
ブース裏では、シーラックの従業員さんが勝サンドと勝ポテトをひたすら作っていました。バリ勝男クンをたっぷりまぶしたポテトがおいしそう!
ますは勝サンドから食べてみましょう。こちらはコッペパンに薄く衣を付けてたたき風に揚げられたカツオの切り身と、トマト、レタスがサンドされたもの。ソースは2種類用意されていましたが、僕はオニオンベースの「勝オニオン」をチョイスしました。
食べてみると、カツオのジューシーな香りと味わいに、ソースが絶妙に絡んだ、今まで味わったことがないもの。カツオはフライ状になっていますがとてもさっぱりしており、いくらでも食べられそうな感じです。また、トマトの酸味と水分がいいアクセントになっています。カツオだけならもしかしたら途中で飽きてしまうかもしれませんが、トマトがあることで食べやすさが増し、あっという間に食べ終わってしまいました。
ポテトのほうは、バリ勝男クンの香りが食欲を増進。からっと揚がったポテトフライとの相性はバツグンです。こちらも手が止まることなく、最後まで一気に食べてしまいました。
発売3時間で完売。もしかしたら次があるかも?
気が付くと12時を過ぎていましたが、そこで完売。今回、かつサンド、ポテトともに限定300個の販売でしたが、発売から3時間余りで完売してしまったとのこと。早めに行ってよかった……。
カツオは、とてもヘルシーな魚。DHAや鉄分、ミネラル、ビタミンB群といった栄養素が豊富に入っており、美容や健康にいいとされています。シーラックは、そんなカツオをいろいろな人に食べてもらいたいという思いから、バリ勝男クンの開発や、今回の勝サンド、勝ポテトの販売を行ったとのこと。カツオは刺身でもタタキでもおいしいですし、かつお節のように調味料としても美味。あまり食べたことがないという人は、これから意識してカツオを食べてみてはいかがでしょうか。
なお今回発売したかつサンドは、もしかしたら今後静岡県内のイベントなどで再登場するかもしれないとのこと。今回食べられずに悔しい思いをしている方もいるかもしれませんが、望みを捨てずに静岡方面の動向をよーくチェックしておくといいかもしれませんよ。