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コストコ
2018/4/20 21:44

コストコ通コス子さん伝授の「ミンチ」で活用! プルコギビーフの意外なレシピ

コストコの定番食材といえば、ビーフを甘辛いタレにじっくりと浸けた「プルコギビーフ」。1パック約2kgという、業務用スーパーならではの大容量をおいしく食べ切るために、アレンジレシピを3回に渡って紹介してきましたが、今回はその3回目になります。第2回ではプルコギビーフをヘルシーに楽しむアレンジレシピを紹介しましたが、今回はプルコギビーフをそのまま使うのではなく、“ミンチ肉”にしてから使う方法をご紹介しましょう。

 

レシピを教えてくれたのは、GetNavi webでもおなじみのコストコ情報ブログ「コストコ通」の管理人・コス子さん。コス子さんはいつも、購入したプルコギの半量をミンチ状にしてから冷凍保存しているのだとか。しっかり下味の付いたミンチ肉を、いったいどのように使うのでしょうか?

 

アレンジの自由度が高い「プルコギビーフそぼろ」

プルコギビーフをフードプロセッサーでミンチ状にして炒めれば、それだけで「牛そぼろ」として使えます。コス子さんも他の人からこのアレンジ術を教えてもらったそうなのですが、たしかにプルコギビーフの甘辛い味付けはそぼろに近そう。

 

今回は、プルコギビーフそぼろを丼ぶりにして食べる方法をご紹介しましょう。

【材料(2人分)】
・プルコギビーフ 200g程度
・ごま油 適量
・卵 2個
・ネギ 適量
・ごはん 好きなだけ

用意するものはとにかくシンプル。これなら休日のランチやちょっとした夜食にもいいですね。

 

まずは、プルコギビーフをフードプロセッサーでミンチ状にします。もしフードプロセッサーがない場合は、包丁でできるだけ細かくミンチにしてください。

 

あとは、フライパンにごま油を入れ、先ほどのプルコギビーフを弱火でじっくり炒めます。このとき、強火で炒めるとそぼろがカリカリになってしまうので、あくまでも“弱火で”というのがポイント。火が通ったらお皿に移しましょう。

↑炒め始めは水分が出てくるので、このあとじっくり弱火で加熱する

 

続いて、卵2個を割って溶き卵にし、フライパンで炒り卵を作ります。コス子さんは、プルコギが甘めの味付けなので塩を入れるそうですが、これはお好みで構いません。

 

あとはごはんの上にそぼろと炒り卵を載せ、ネギをトッピングするだけ。ほかの味付けを一切しなくていいので楽ちんですね。

 

今回はどんぶりのレシピを紹介しましたが、このそぼろはさまざまな料理に使えます。「ナムルなどと一緒に韓国海苔で巻くと、韓国風海苔巻になります。また、出汁と一緒にジャガイモや大根と煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけたらあんかけそぼろ肉じゃがに。おにぎりの具や卵焼きの具としてもオススメです」(コス子さん)

 

2品目はプルコギビーフを使ったコロッケです。

適当なのにおいしく仕上がる「プルコギビーフコロッケ」

プルコギビーフが中途半端に少しだけ余った……そんなときにコス子さんがよく作るのが、「プルコギビーフコロッケ」だそうです。お肉自体に下味が付いているので、コロッケを食べるときにソースは不要。作り置きをしてお弁当のおかずにすることもできます。

【材料(4人分)】
・プルコギビーフ 100g程度
・じゃがいも(男爵いも) 600g程度(4個ぐらい)
・玉ねぎ 中サイズ1/2個
・塩コショウ 適量

(衣用)
・小麦粉 適量
・卵 適量(1~2個)
・パン粉 適量

 

基本的な作り方は一般的なコロッケと一緒です。レシピでは食感を加えるために玉ねぎを使っていますが、プルコギビーフには玉ねぎも入っているので、使わなくても構いません。

 

よく洗ったじゃがいもを皮付きのまま鍋に入れ、じゃがいもが浸るくらいまで水を入れます。分量外の塩を加えたら、中火で加熱し、竹串がスッと通るくらいまで加熱します。

↑じゃがいもの加熱には20~25分ほどかかる。その間に他の材料の準備を進めよう

その間に玉ねぎをみじん切りにし、プルコギビーフを荒めのミンチにします。続いて、玉ねぎとミンチを合わせて、弱火で水分を飛ばしながら炒めましょう。

 

水分がなくなったら炒めるのは終わり。お皿に移して冷ましておいてください。

↑コス子さんによると、「プルコギビーフの水分が多いと、じゃがいもと合わせたときにベチャッとしてしまい形が整いにくくなります。プルコギビーフを炒める際に、しっかり水分を飛ばすのがコツ」とのこと

 

じゃがいもが茹で上がったら熱いうちに皮を剥き、マッシャーで好みの粗さまで潰していきます。あとは塩コショウを加え、冷ました玉ねぎとミンチを加え、よく馴染ませてから熱を取ります。

 

冷めたら小判型にし、小麦粉、卵、パン粉の順に付けて油で揚げましょう。コロッケを冷凍保存するときは、油で揚げる前の状態で、1個ずつラップで包み、密閉袋などに入れて冷凍してください。

↑プルコギビーフにしっかり下味が付いているので、塩コショウは少し足りないと感じる程度でOK

 

↑今回は冷凍庫に余っていたパン耳を細かくしてパン粉として使用した

 

↑生パン粉を使うと衣がザクザクして歯ごたえ良く仕上がる

 

筆者はコロッケを作るのが初めてだったのですが、これが友人たちにも大好評。プルコギビーフとじゃがいもの馴染み具合が絶妙でした。

 

ちなみに、じゃがいもを茹でるのが面倒であれば、乾燥マッシュポテトを使うのもひとつの手。そうすればもっと簡単に作れそうです。

 

3品目は、プルコギビーフを活用した肉まんに挑戦してみましょう。

「プルコギビーフ肉まん」は難しいけど挑戦の価値アリ

今回、コス子さんに教えていただいたレシピのなかで、一番難易度が高そうだったのが「プルコギビーフ肉まん」です。ミンチにして冷凍保存しているプルコギビーフを活用するためのレシピだそうですが、肉まんを皮から自分で作るというのはなかなかハードルが高いですよね。

 

とはいえ、作ってみると思ったほどは難しくはありませんでした。私が作ってみたところ、残念ながらお店で売られているもののような見栄えにはならなかったのですが、味は間違いなし! できたての肉まんは、自家製ならではのもちもちした皮とたっぷりの具が病みつきになること必至です。

【材料(拳大・8個分)】
<餡>
プルコギビーフ 200g
玉ねぎ 中1/2
片栗粉 大さじ1

<皮>
強力粉 50g
薄力粉 150g
牛乳 100ml
砂糖 大さじ2
ごま油 大さじ1/2
ドライイースト 6g(1袋)
ベーキングパウダー 5g(1袋)
塩 少々

 

まずは皮から作ります。強力粉、薄力粉、砂糖、ごま油、ドライイースト、ベーキングパウダー、塩をボウルに入れ、軽く混ぜ合わせます。次に、電子レンジで軽く温めた牛乳100mlを少しずつ加えて、生地をこねましょう。

 

5分ほどこねて全体的に粉っぽさがなくなったら、きれいに丸めてラップをかけます。ここで生地作りはいったん終了。室温に10分ほど放置して生地を休ませます。

 

ちなみに季節や部屋の湿度などによって、生地がちょっとパサついたり水分が足りないように感じることがあるかもしれません。今回、私が作ったときは水分が少し足りなかったのか、滑らかさに欠け、見た目にややつやがないのですが、様子を見て水分を足しながらよくこね、具合を調節してみてください。

↑少し水分が足りないかなと思ったら、濡れ布巾をかけるか、霧吹きをしてからラップにかけて置くといい

 

その間に餡作り。ミンチ状にしたプルコギビーフに、粗みじんにした玉ねぎと片栗粉を加えてしっかり練り混ぜます。

↑片栗粉を加えることで、完成時に餡のなかに肉汁が閉じ込められる

 

寝かせた生地を8等分にし、それぞれをしっかり丸めて乾燥しないようにふんわりラップをかけておきます。

 

ここからは生地を伸ばす作業。まな板の上に軽く打ち粉をし、ひとつずつ麺棒を使って直径8cmほどの円を作るように生地を伸ばします。この時点で蒸し器をセットしておいてください。

↑皮の厚さはできるだけ均等にする。小さいと餡が包みにくいので、少し大きいかなと思うくらいで問題ない

 

伸ばした生地を手のひらに載せ、中心に餡を載せます。あとは、生地の端と端を摘んで中心部に引き寄せ、具が隠れるようにしっかり包む……のですが、この作業がことのほか難しい! とはいえ、外に餡が出てしまうと肉汁が溢れ出すので注意してください。

 

あとは蒸し器にクッキングシートを敷き、肉まんがくっつかないように並べ、強火で15分加熱すれば、完成します。

↑最初に入れた水の量が少ないと蒸している最中に蒸気がなくなるので、こまめに様子をチェックしよう

 

以上、今回紹介した3レシピでは、そぼろは作ってから小分けにして冷凍できますし、コロッケも揚げる前の状態で冷凍保存が可能。肉まんも冷凍保存してみたのですが、小ぶりなので小腹がすいたときのおやつにもぴったりでした。たくさんあるコストコのプルコギビーフで、いろいろな自家製メニューに挑戦してみてください!

 

【プロフィール】


コストコ通
管理人・コス子さんが、コストコの最新情報やお得情報を毎日更新するコストコ情報ブログ。コス子さんは福岡県在住で、久山倉庫店に毎月2回のペースで通う。ご主人と2人の愛娘の4人家族。

コストコ通 https://costcotuu.com/

 

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