グルメ
立ち食いそば
2018/5/21 20:45

【立ち食いそば】「大正時代のつゆ」ってどんな味? つけ汁が浸みたサックサク「かき揚げ」がそばを呼ぶ横浜の名店

「麺房 八角(やすみ)」は大正10年創業の老舗。戦後は製麺業に転じ、現在は製麺所直営店として横浜市に2店舗を構える。横浜駅地下街の「ポルタ店」は全席椅子付きで、ちょっと高級な町場のそば店のよう。1日400~500人が訪れるという人気店だ。

 

更科系の美しい細麺を大正時代の味のつゆで堪能

↑「かき揚げつけ天そば」(470円)かき揚げはピーク時でもほぼ揚げたて。つけ汁が浸みたサクサクの衣は、そばがよく進む味わいだ

 

そばは更科系の細麺で香りがしっかりあり、コシものどごしも素晴らしい。もりそばは350円で、大盛り無料というのがうれしい。人気メニューの「かき揚げつけ天そば」は、かき揚げとそばを温かいつゆにつけて食べる。つけ汁はかつおの香り豊かな味。もりつゆよりやや甘めで、かき揚げにもそばにも合う味わいだ。

↑「カレー南蛮うどん」(590円)は注文が入り次第、カレー南蛮粉をつゆで溶いて作る。手間はかかるが香りは格別だ

 

聞けば、同店のつゆは大正の創業時のレシピを踏襲しているとか。つゆが誕生した遠い昔に想いを馳せつつ、そばを楽しむのもオツなものだ。


麺房 八角 横浜駅東口地下街ポルタ店
住所:神奈川県横浜市西区高島2-16 横浜ポルタB1F
営業時間:8:00~22:00
定休日:無休

 

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立ち食いそば名鑑120 首都圏編
定価:本体690円+税
発売日:2017年12月7日
発行所:(株)学研プラス