“ビール離れ”が叫ばれながらも、何かと話題になるこのカテゴリ。特に大手各社を代表する商品は、常に注目の的といえる存在でしょう。サントリーでいえば「ザ・プレミアム・モルツ(プレモル)」です。実は今年、とあるキャンペーンによって絶好調なことをご存知でしょうか。先日、この企画を体験するメディアツアーに参加してきたので、レポートしたいと思います!
泡はビールの履歴書だ!
会場となったのは、「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー」。昨年も工場見学の記事をアップしましたが、今回のツアーでは特別に“注ぐ”という体験セミナーもセット。しかも、お店にあるようなサーバーと、缶の2種類で注がせてもらいました。
でも、なぜ注ぐセミナーが盛り込まれたのでしょうか。これがプレモル好調の要因となっている「神泡」プロモーションの重要ポイントだからです。CMを見た人も多いと思いますが、ビールの水面下で泡が霞のように舞う様は確かに神秘的。この泡のおいしさを、店はもちろん自宅でも楽しめることがウケているのです。
セミナーの冒頭では、サーバーで注いだ場合の神泡ビールのプレモルとそうでないプレモルの違いを比較。同じサーバーで注いだ場合でも、まずはできるだけ泡立たないようにグラスの7分目まで注ぎ、その上からのせるように泡を注ぐのが神泡のコツだそうです。
神泡品質の認定は、「毎日の洗浄」「設置冷却」「適正なガス圧」「キレイなグラスと自然乾燥」「おいしいビールの注ぎ方」が徹底したうえで、オリジナルノズルを採用していることも必須条件。お店側としても一筋縄にはいかない基準ですが、サントリーとしてはこの3月末で全国に2万6000店を認定し、さらに2018年中で3万5000店にまで増やすよう取り組んでいくとのこと。たとえば「Mojo Cafe」は、神泡以前からある制度「プレミアム超達人店」に武蔵野市で初めて認定されたお店。「プレミアム超達人店」は、もちろん神泡の認定店です。
神泡ビールのプレモルを飲めるお店には、前記のポスターが貼ってあります。サントリーのホームページでも認定店を知ることはできますが、もしふらっと入った店に神泡のポスターが貼ってあったら、ぜひ生のプレモルを飲んでみましょう!