暑い日が続くと、台所に立つのすら憂鬱になりますよね。買い物に行っても「何買おうかなー」と考えるのすらダルくて、とりあえずで食材を買ってしまうため、冷蔵庫にはいつも同じ食材ばかり。「毎週同じもの食べてない?」と思っちゃったり、それすら気がつかなかったり。
そこで今回は『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』(きじまりゅうた・著/学研プラス・刊)より、シンプルで簡単なのにうまいっ、旬の夏野菜を使ったレシピを5つご紹介いたします。
2食材で本当にいいの?
2食材といっても、メインとなる野菜と主たる食材1点なのですが「本当にそれだけでいいの?」と思う方が多いはず。だってカレーですら、お肉・にんじん・たまねぎ・じゃがいもと一般的には4食材は必要ですからね。ちなみに、今回ご紹介する2食材のレシピには調味料やナッツ、漬物、ハーブなども使っていますが、これらは食材に含まれていません。2食材で作るとどんなメリットがあるのでしょうか?
・シンプルでウマい!
・素材が使いきりやすい!
・買い物も下ごしらえもラク!
・アレンジがしやすい!
(『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』より引用)
確かにこの季節、食材を使い切れるのはうれしい! さらに買い物もラクって、本当ありがたい。ということで、早速レシピをご紹介させていただきます♪
キャベツとにんじんの塩昆布あえ
これ、実際に作ってみたのですが、5分とかからずできました。本当、簡単なのにお皿ひとつ使えるのがなんだか嬉しい! レシピをご紹介しますね。
材料(2人分)
キャベツ……1/8個
にんじん……4cm
【A】ごま油……小さじ2、塩……少量
【B】塩昆布…大さじ1、いり白ごま……小さじ1
作り方
1 キャベツは食べやすくちぎる。にんじんはせん切りにする。
2 キャベツ、にんじんをAであえ、Bを加えてさらにあえる。
(『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』より引用)
私はボールで和えましたが、ビニール袋に入れてシェイクしてもOKとのこと。
塩昆布は、おにぎりに使うくらいしかないのかなーと思っていたのですが、これってよく居酒屋で出てくるやつですよね? 自宅でもお通し感覚で、「もう少しでご飯できるからこれでもつまんでて〜」とできるのがいいですね。
なすの酢水漬け
夏野菜の代表「なす」を使ったシンプルで美味しいレシピをご紹介します。
酷暑の今年、特に気をつけたいのが熱中症。積極的に水分を取っているという方は多いと思いますが、実は水分と塩分が必要。夏は塩分を手軽に補給できるお漬物を食べましょう! ということで、なすとみょうがを使った酢水漬けをご紹介します。
材料(2人分)
なす……3本
みょうが……1本
【A】酢……大さじ3、塩……小さじ1
作り方
1 なすはへたを切り落として長さを半分に切り、5mm厚さの短冊切りにする。みょうがは5mm幅の斜め切りにする。
2 袋になす、みょうが、Aを入れ、袋の空気を抜いて30分以上おく。
(『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』より引用)
酢入りだと野菜の色が鮮やかになるそうです。切って、混ぜて、冷蔵庫に入れておくだけでOKなので、夜に作って翌日の朝ごはんに…でもいいかもしれませんね。夏のお昼は頂き物のそうめんばっかり食べているので(笑)、味変にもってこい! お酢のさっぱりとした味わいと、ツルツルしたそうめんが相性ばっちり。「そうめんはめんつゆばかりだな〜」という方は、そうめんアレンジに「なすの酢水漬け」をお使いください!
セロリとグレープフルーツのサラダ
庶民的で和風なレシピをご紹介してきましたが、「え、ここはイタリアンレストランですか?」みたいなレシピも2食材で作れちゃいます。それが、セロリとグレープフルーツのサラダ。セロリって買ったはいいけど、野菜室に残りがちですよね。夏らしいさっぱりサラダで美味しく頂いちゃいましょう!
材料(2人分)
セロリ……1本
セロリの葉……1/2本分
グレープフルーツ……1個
【A】グレープフルーツの果汁……大さじ2、オリーブ油……大さじ1、粉チーズ……小さじ1、塩……小さじ1/4
作り方
1 セロリは節を取り除いて5mm幅の斜め薄切りにし、冷水に5分ほどさらして水けをきる。グレープフルーツは薄皮をむいて実を取り出し、半分に切る(皮についた果肉を絞り、Aの果汁を取る)。
2 セロリの葉はみじん切りにし、Aと混ぜる。
3 器にセロリとグレープフルーツを盛り、2をかける。
(『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』より引用)
緑と黄色がと〜っても爽やかなので、夏にこんな一品が出てきたら、家族から「こんなオシャレなサラダどうしたの?」と言われちゃうこと間違いなしです。
ホントの肉じゃが
肉じゃがには、何を入れていますか?
つるた家の肉じゃがは、じゃがいも・にんじん・たまねぎ・しいたけ・糸こんにゃく・お肉と6食材使います。「彼女に作ってもらいたいおかず」でも常に上位ランクインするだけあって、結構面倒なんですよね。「ホントの肉じゃが」は、これまでの概念を覆すレシピ! 早速ご紹介しましょう。
材料(2人分)
じゃがいも……2個
豚バラ薄切り肉……200g
サラダ油……大さじ1/2
【A】水……200ml、酒……大さじ2
【B】砂糖、みりん……各大さじ1
しょうゆ……大さじ2と1/2
作り方
1 じゃがいもは皮をむいて4〜6等分に切り、水にさらして水けをきる。豚肉は5cm長さに切る。
2 フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉、じゃがいもの順に炒め、Aを加える。沸騰したらアクを取り除いてふたをし、弱めの中火にして5分ほど煮る。
3 Bを加えて5分ほど煮て、しょうゆを加えてさらに5分ほど煮る。余裕があれば一度冷まし、汁気が少なくなるまで煮る。
(『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』より引用)
そう、本当に使うのは「じゃがいも」と「お肉」だけ!
これで美味しいの? と思うかもしれませんが、イモイモしくていいんですよ〜。メインのおかずはもちろん、お弁当のおかずにもおすすめです。
鶏肉のピザ風 フレッシュトマトソース
夏のトマトも美味しいですよね。丸ごと食べたり、サラダに添えても良いですが、今回はなんと贅沢に「フレッシュトマトソース」として使います。
材料(2人分)
トマト……1個
鶏むね肉……1枚(250g)
【A】オリーブ油……大さじ1、塩……小さじ1/4、ドライバジル……適量
【B】小麦粉……大さじ3、水……大さじ2、塩……少量
オリーブ油……大さじ1/2
ピザ用チーズ……20g
作り方
1 トマトは横半分に切って種をくり抜き、1cm角に切ってAを混ぜる。
2 鶏肉は皮を取り除いて1cm角に切り、ボウルに入れてBを順に加え、その都度混ぜる。
3 フライパンにオリーブ油を引き、鶏肉を平らに敷き詰め、チーズを散らして中火にかける。焼き色がついたら裏返して3〜4分焼く。
4 3に皿をかぶせてひっくり返して盛り、1のソースをかける。
(『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』より引用)
ちょっと手間はかかりますが、下は熱々、上はひんやりソースなので、暑い夏でもさっぱり美味しくいただけます。チーズとトマトもベストマッチで、老若男女みんなが大好きな味なので、夏だけでなく「我が家の定番メニュー」にもできちゃいます。
これ以外にも『きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品』にはたくさんのレシピが掲載されているので、夏の夕飯作り面倒だな〜と思っている方は一度チェックしてみてくださいね!
【書籍紹介】
きじまりゅうたの食材2つでうまいっ!146品
著者:きじまりゅうた
発行:学研プラス
野菜プラスもう1食材で作れるおかずを紹介。使う食材が少ないと、買い物もラク、下ごしらえの手間がはぶけてラク、食材も使い切りやすい。野菜が必ず入るので、栄養のバランスがとりやすいと、いいことづくめ。少ない材料でもめちゃおいしい146品を紹介。