グルメ
2018/11/23 11:00

ハンバーガー探求家が今年食べた中で「ぶっちぎりの一番」と断言! 渋谷「FATBURGER」とは?

 

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」~FATBURGER [渋谷]

 

今年の4月末にオープンした「FATBURGER(ファットバーガー)」は、世間ではそれほど話題になっていないようだが、私にとっては今年食べたなかでぶっちぎりで「一番」のバーガー店である。

 

食べやすくてふんわりやわらか――これこそ”Hamburger”!

同店の”Since”は1952年。それ以前、”McDonald’s”とほぼ同時期の1947年から米国ロサンゼルスで営業を始めた店である。今では世界20か国に200店を展開し、この春、日本に初上陸した。

 

↑人気のサイドメニュー「バッファローチキンウィング」(756円)。オーダーが入ってから素揚げし、オリジナルのホットソースと絡めた鶏手羽が5つ。ソースの辛さは4段階。レベルが上がるごとにハラペーニョソースが追加される

 

その初上陸の地が東京・渋谷。世界的観光スポットである渋谷駅前のスクランブル交差点を見下ろす「MAGNET by SHIBUYA109」7階にある。サイバーパンクなデザインの屋上に買った食べ物を持って上がれて、外国人観光客の人気も上々。ではどんな特別なバーガーが食べられるのかと言うと……これが実に「ふつう」なのだ。

 

 

バーガーメニューは現在7品。ダブル、トリプルとパティを重ねて、6枚重ねの「USキングバーガー」まである。あとは5種類あるトッピングはお好みで……というシンプルな構成なのだが、私のおすすめは「ダブルバーガー」にチーズのトッピングだ

 

↑「ダブルバーガー TOPPING チーズ」(1166円)のポテト&ドリンクセット(324円)。チーズはダブルバーガーなら2枚、トリプルなら3枚、パティの枚数と同数トッピングされて料金一律108円。積み順がユニーク。チーズはパティの下、マスタードはパティの上に配置される

 

パティは豪州牛の赤身に和牛脂を加えた115グラム。国産バンズの間にレリッシュ、刻んだオニオン、ピクルス、トマト、細切りレタス、マスタードとマヨネーズ。かぶりつくと、これがまぁ食べやすい。ひと口でサクッと噛み切れる心地よさ。細かく挽いた牛肉のふんわりやわらかな食べ口。ハンバーガーとは「こんなに食べやすいものなのか」と再認識させられる一品だ。

 

「ふつう」――だが、それがいい。そんなバーガー。創業者は黒人の女性で、「お金のない人でもお腹いっぱい食べられるよう」始めた店なので、値段も手ごろ。昼休みや仕事帰りに気軽に利用できる、日常使いに最高・最強の一店だ。

 

― shop data ―

所在地: 東京都渋谷区神南1-23-10 MAG7(7階)

アクセス: 東急田園都市線・東京メトロ半蔵門線 渋谷駅7a出口直結

オープン: 2018年4月28日

営業時間: 11:00~23:00(LO22:30)

定休日: 1月1日(館の定休日に準じる。要確認)