滋賀県で真っ先に思い浮かぶのは琵琶湖、そして鮒ずし。その個性は強烈ですが、もちろん滋賀の名物は鮒ずしだけではありません。今回は県民が自信をもってオススメしたい知る人ぞ知る志賀のオススメ食材をピックアップ。北陸・中部・近畿の狭間に位置する滋賀県にはこんな名産品もあるのです!
[1品目]
原料の段階から色づけされたこんにゃくの醤油煮
奥村佃煮
赤こんにゃく(味付)
近江八幡名物の「赤こんにゃく」。この赤い色は、こんにゃく芋の段階から二酸化鉄という鉄分で色づけしているからとのこと。人体には無害な着色料なので安心です。派手好きで赤色が好きだった織田信長がこの色に染めさせたという逸話もあったりします。
滋賀の有名な特産品ですが、県外の人には意外と知られていません。生レバーのような見た目なので驚かれるのですが、これがとっても美味しいんです。しっかりした弾力、濃いめなのにあっさりなしょうゆ味、後にうっすら唐辛子の辛さが来ます。味が存分に染み込んでいて、この大きさといい形といいビールや焼酎のお友に最適。こんにゃくの臭みはまったくなく、しっかりした歯ごたえはクセになります。
200g入りで1袋400円(参考価格)。インパクトがあるのでお土産にオススメです。
[2品目]
おにぎりにお茶漬けに大活躍する甘辛味のやわらか佃煮
奥村佃煮
うろり醤油煮
琵琶湖では「ゴリ」と呼ばれる小魚が水揚げされますが、その中でも小さいものを「うろり」といいます。ちりめんじゃこよりも小型のうろりは傷みやすく、日持ちさせるために水揚げ後すぐ加工されます。そうして佃煮となったうろりは今や滋賀県の名物となっています。
この醤油煮はふんわりとやわらかくて食べやすく、ご飯のお供にぴったりな甘辛しょうゆ味。おにぎりに入れるのはもちろん、お茶漬けにもいいですね。卵焼きの具にしてもおいしいでしょう。ときどき感じるサクサクな歯ごたえは酢漬け生しょうが。この歯触りと味わいが絶妙なアクセントになって、あまから味を引き締めています。
小女子とかイカナゴのくぎ煮など小魚の佃煮はいろいろありますが、食べやすさでは断トツと言えます。1袋100g入り540円(参考価格)。
[3品目]
和食や和菓子にも合う無糖・無香料のストレートティー
ニットービバレッジ(甲賀農業協同組合)
甲賀のお茶 和の紅茶
紅茶はやはり香りが命ですよね。冷やして飲むタイプのものだと香りを強調させるために香料が入っていることがありますが、こちらは香料無添加。香りに自信のある一品です。
フタを開けると、納得の芳しさが香ります。無香料でここまで上品に香る紅茶はそうそうあるものではないでしょう。味はというと、緑茶と紅茶のイイとこ取りなコラボレーションです。緑茶のような飲みやすさなのに紅茶の香りはしっかり。このあたりの絶妙な塩梅に「和」を実感し、飲めば飲むほど味わい深い紅茶です。
濃いめですが紅茶独特の渋みエグみはほとんどなく、お菓子とも料理とも和洋問わず相性が良いでしょう。350ml入り1本141円(参考価格)。