激安の大衆酒場のうち、1000円でベロベロに酔える店を「せんべろ」といいます。でも実際、本気でおいしくベロベロになるには1000円では無理かも……。そこで、ジャンルの異なる8つの人気チェーン店をピックアップし、激ウマメニューを調査しました。安酒を愛するライター・佐藤 喬さんが“ベロベロになる極意”も伝授。英世2枚で楽しむ「2000ベロ」を提案します。今回紹介するのは、プレモルが200円台で飲める「名代 富士そば」!
※:データはすべて2016年4/15日現在のもの
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フリーライター・編集
佐藤 喬さん
1983年生まれ。安酒と自転車を愛する。手頃な価格で満足できる「2000ベロ」を追求中です。
たくさん食べて飲んで最後は名物生そばで〆る
名代 富士そば(人形町店)
1966年に原点となる店が誕生して半世紀。茹でたての生そばの味に定評がありましたが、近年つゆや天ぷらも進化してさらにおいしくなりました。首都圏の駅前を中心に24時間営業の、いつでもベロベロになれるそばチェーンです。
【DATA】
実施店舗数:10以上
つまみの種類:約16
つまみの価格帯:60~200円
酒の種類:4
酒の価格帯:200~280円
すべての酒が200円台! はしご酒のあとの桃源郷
富士そばの魅力は、安くてウマくて提供が早いうえ、立地も良いこと。時間を惜しむビジネスパーソンを中心に、高い人気を誇っています。
「プレモルを含むすべての酒が200円台という安さは見逃せません。また、24時間営業という利便性も大きな魅力。仕事帰りなどのちょい飲みはもちろん、はしご酒のあとに軽い麺類で〆たいとき、非常に重宝します」(佐藤さん)
100円台の天ぷらで飲むも良し、280円からのそばで疲れた身体を癒すも良し。ここは、安酒飲みにとっての“最高峰”なのです。
天抜き 桜小海老天:130円
冷奴:200円
厚焼き玉子:200円
かつ煮:200円
オクラとろろ(そば):430円
ザ・プレミアム・モルツ:280円
ザ・プレミアム・モルツ(おかわり)200円
角ハイボール:280円
計1920円
【佐藤 喬直伝! “ベロベロ”になる極意】
そば屋で飲むなら「抜き」を注文すべし
「そば屋で飲みたがる呑兵衛は昔からいます。彼らが好んだのが、そばメニューからそばを抜く『(天)抜き』。そばつゆをかけるのもポイントで、脂っこい天ぷらとつゆが相まった味は濃厚。キリっとしたビールや日本酒と合います」(佐藤さん)
【小ネタ】
2杯目がさらに安い!
ザ・プレミアム・モルツが280円で飲めるのに驚きますが、2杯目以降はなんと200円! 一杯で切り上げるのは不可です!
●店舗数は国内のもので、メニューの種類や価格はテイクアウトを除きます。また店舗によって異なる場合があります。
【URL】
名代 富士そば http://fujisoba.co.jp/