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2019/8/22 17:30

こりゃクラフト好きの夏ギフトに最適だ! 話題沸騰「伝説のビール」の飲み比べセットを試してみた

ホップの金色アイコンは家紋的な存在だから

ペアリングメニューの目玉は、会場となった「ビヤステーション恵比寿」の庭山調理長が手間暇をかけて仕込んだ「イベリコ豚の低温ローストポークとソーセージのグリル」。低温でじっくり調理することで、イベリコ豚がもつ濃厚なうまみが凝縮し、SORACHI1984の個性あふれる味わいともマッチするのだそうです。

 

↑特別メニューの「イベリコ豚の低温ローストポーク」

 

調理長はローストポークのほか、スペシャルペアリングメニューとして「ビヤステーション恵比寿」の名物ソーセージも数種用意。野菜や魚ともマッチするものの、やっぱりビールと肉は鉄板の組み合わせだと実感しました。

 

また、イベントではSORACHI1984のパッケージに携わったデザインチームのトークセッションも。開発の中心人物である、新井健司ブリューイングデザイナーが司会となり、知られざる裏話が明らかに。

 

↑壇上には、サッポロビールのアートディレクター・田中章夫さんのほか、P.K.G.Tokyo社の2名が上がりました

 

「ホップに特徴があるビールですから、それをグラフィックで見せているのが大きなポイント。で、同じくらい重要なのが、『伝説のホップ』としっかり打ち出していることです。ちなみに、ホップなのになぜ緑色ではないの? という点について。これは、緑色だといわゆるシズルアイコンなんですね。ただ、このホップは特別なものであり、デザインとしては家紋のような存在なんです。また、ビールの色でもあるということで金色を採用しました」(田中さん)

 

開発途中のデザインの経緯やグラフィックなど、具体的な部分はここだけの話ということで本稿ではお伝えできないものの、パッケージの中央に描かれているホップに、面白い仕掛けが隠されていることがわかりました。それは、「A」の文字!

 

↑ホップのなかに「A」が見えますでしょうか。絶妙な透かしで入っています

 

筆者は何度も見て何本も飲んでいたのですが、この事実に気付いたのは初めて。ところが一度「A」を見つけると、もう「A」なしには見えません。意識とは面白いものということを実感しますね。

 

この「A」は、ソラチエースの「エース」。「ただのホップではない」という点で、新井さんがデザイン上でこだわった部分とのこと。ソラチエースの生みの親は荒井康則さんというOBの方で、偶然ふたりの「あらい」さんが深く携わっているわけですが、「あらいのAではないんです(笑)」と新井さん。

 

↑中身の色は、DOUBLEが若干濃いめです

 

この3本、会場内で挙手によるアンケートをとったところ、一番人気だったのは「SORACHI1984 Another Story Amarillo」。しかも、事前にビールのコアファンではない層に聞いてみたところ、そこでもアマリロが人気だったとか。ただ、女性はSESSIONを好みがちという情報もあり、個人の嗜好に左右されるでしょう。

 

夏のギフトの定番にビールがありますが、今回のセットはユニークなストーリーがあって味わいも別格。しかも限定ということで、特にクラフト好きな人への洒落の効いた贈答に、いかがでしょう!

 

ギャラリー(GetNavi webの本サイトでご覧いただけます)

 

 

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