「日本の人気商品は海外の人にも通じるのか?」がテーマの本企画。第二回目となる今回は、日本でおなじみの宅配ピザを本場出身のイタリア人が食べ比べました。その結果、日本とイタリアのピザの違いや各国民性までもが明らかに!
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今回は、本場ナポリ定番のマルゲリータ(ナポリの窯)のほか、ピザーラのイタリアーナ、ピザハットの特うまプルコギ
と、味わいの異なるピザを加えた計3種類を用意しました。やはり1番はマルゲリータなのでしょうか?
「マルゲリータ以外の味はイタリアにはないかも。でも、ソースだけでなく生地もマルゲリータが1番本場に近くて個人的にはナポリの窯がベスト」(アレッサンドロさん)
他の2人も、このなかだと好みはマルゲリータ。イタリア人に受けるのは本場の味なのかもしれません。ですが、一方で興味深い意見も。
「プルコギは、もっちり厚い生地と甘めの肉で、牛丼みたいな味。ピッツァと思わなければこれもアリですね」(アルナルドさん)
皆、日本のピザは面白みがあると口を揃えます。これには、食文化の違いが関係しているようです。
「イタリアでは“ピッツァ”は伝統食ですが、日本の“ピザ”はファストフード的。だからこそ自由な発想で様々な味が生まれたんだと思います」(ステファニアさん)
では、ひとつひとつの実食採点に移りましょう!
【エントリーNo.1】
ナポリの窯
トマト多めのマルゲリータ
M2030円、L2790円
まるごと1個分のトマトを贅沢に使用。モッツァレラチーズと爽やかなバジルの香りが食欲をそそります。Lは約30cm。
【結果はコチラ!】
アルナルドさん:4.5
ステファニアさん:4.5
アレッサンドロさん:4.5
Total:13.5
「おいしい! 本場の味よりも濃厚でパンチがありますね」(アレッサンドロさん)
「生地はナポリピッツァの食感をうまく表現できていますね。ただトマトソースはニンニクが多めな気がします」(アルナルドさん)
【エントリーNo.2】
ピザーラ
イタリアーナ
M2230円、L3560円
たっぷりのチーズと、フレッシュトマトが一面にトッピング。シンプルながら素材とそのバランスのよさが際立ちます。Lは約36cm
【結果はコチラ!】
アルナルドさん:3.0
ステファニアさん:3.0
アレッサンドロさん:2.5
Total:8.5
「スパイスやピーマンのせいかもしれませんが、パンチのある印象でイタリアにはない味ですね」(ステファニアさん)
「多めのチーズと濃厚なソースでワイルド! アメリカンピッツァのような印象です」(アレッサンドロさん)
【エントリーNo.3】
ピザハット
特うまプルコギ
M2700円、L4050円
韓国風すき焼きといわれるプルコギをピザで再現。甘辛い味の牛肉と特製マヨソースがクセになります。Lは約31cm。
【結果はコチラ!】
アルナルドさん:3.5
ステファニアさん:3.5
アレッサンドロさん:4.0
Total:11.0
「牛肉がウマい。ナポリには絶対ない味だけど、個人的には好きデス」(アルナルドさん)
「脂っこくて味はこってりめ。でも面白い味で、アイデアに優れた日本らしいピッツァだと思います」(ステファニアさん)
というわけで今月の1番人気はナポリの窯のトマト多めのマルゲリータ!
やはりマルゲリータが1番人気でした。ただ、彼らいわくナポリの味はもっとあっさり。イタリア人はシェアせずにひとり1枚食べるというが、本場のピッツァは日本のよりライトで食べやすいのかも。
※この企画は、外国人留学生へのリサーチから得た知見をもとに、海外向けに日本企業のブランディングや商品PRのサポートを行う「LIFE PEPPER」とのコラボによるものです。
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