ジントニック×カレーは赤ワイン×肉より好相性だ
次は「ボンベイ・サファイア」。世界各国から厳選した10種類のボタニカルを使用し、「ヴェイパー・インフュージョン」という独特な製法を採用した、深く華やかな香りと味わいが特徴です。
「ベストマッチする料理はカレーです。特に昨今人気の、スパイスがあふれんばかりに香るカレーだとなおよし。合う理由は、ジンに欠かせないジュニパーベリーというボタニカルがスパイスだからです。そして『ボンベイ・サファイア』にはコリアンダーというカレーによく使われるスパイスも使われていて、ジンのなかでもカレーと相性がいいんですよ。そして、飲み方のオススメはジントニックです」(奥村さん)
「ジントニックは、甘味、酸味、苦味が特徴のカクテル。一方、カレーは塩味、辛味、うまみが味の骨格を構成していますよね。それぞれが足りない部分を補うことで、最良のハーモニーが生まれるんです。これは昨年当社で行った、“味博士”として名高い鈴木隆一先生との企画で、赤ワイン×肉より好相性であることが科学的に実証されています」(奥村さん)
「カレーの辛さを、ジントニックの甘さがやわらげてリセットする効果もあるんです。ラッシーを飲むのと似てますね。だから次のひと口がまた進み、その繰り返しが楽しめる。これは四川系の麻婆豆腐でも同じようなことが言えます」(奥村さん)
最後はスコッチウイスキーの「デュワーズ」。飲食店などで「デュワーズハイボール」としてメニュー化されていることが多く、飲んだことがある人は多いはず。ただ今回奥村さんが提案するのは新たな飲み方。それはオンザロックです。
「ハイボールにするなら、スムースで華やかな風味の『デュワーズ ホワイト・ラベル』なんですが、オンザロックなら芳醇な香りでリッチなボディがある『デュワーズ 12年』がオススメです。料理は何を合わせるのかというと、実はカステラ。カステラって焼き面が焦げて、ジャリッとキャラメリゼされてるじゃないですか。これが絶妙なんですよ!」(奥村さん)
「『デュワーズ』はスモーキーフレーバーが絶妙な加減で、チョコレート系よりもキャラメル系のほうが合うと判明しました。同じ発想で、クレームブリュレや焼きプリンなどもいいのですが、スポンジ生地で食べ応えのあるカステラがよりマッチ。ちなみにもし食事に合わせるなら、ハイボールとアジやホッケなどの焼き魚が合うので試してみてください」(奥村さん)
おさらいとして、奥村さんが推奨するベストペアリングは、ラムハイボール×肉餃子、ジントニック×スパイスカレー、ウイスキーロック×カステラ。そのほか、バカルディジャパンでは様々な料理のペアリングを試した企画を、特設サイトにアップしています。ぜひこちらも参考に、家飲みをアップデートしてみましょう!
【URL】
http://www.bacardi-jp.com/usoyan/
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