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2020/10/23 17:30

種類豊富でコスパ最高。メルシャン「国産デイリーワイン」のおすすめ3選

メルシャンはプレミアムなラインからお値打ち価格のものまで、実に様々なワインを販売しています。特にデイリーワインは約100種類のラインナップがあり、日々のワインライフを支えてくれる存在。

 

その定番が「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」、「ボン・ルージュ」、「ビストロ」です。今回はこの3ブランドの特徴を紹介するとともに、取材でわかったメルシャンのモノづくりの技術力をお伝えします。

 

↑メルシャンの豊富なラインナップから、定番のデイリーワインを紹介

 

【その1】14年連続No.1の「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」

メルシャンのデイリーワインといえば、外せないのが「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」シリーズ。2003年に発売した同シリーズは、「スタンダード」「シードル」「ソーダ」「オフ日和」「厳選素材 プレミアム」など豊富なバリエーションを展開。多様化するニーズに応え続けた結果、無添加カテゴリーの国内ワイン売上シェアにおいて、14年連続でNo.1という金字塔を打ち立てています。

 

「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」はブドウ本来の味わいを楽しむのがテーマで、素材や製法にさまざまなこだわりがあります。原料となるブドウは、味わいごとに最適な品種を世界中からセレクト。収穫したてのブドウを現地ですばやく濃縮果汁にして、凍結させた状態で日本に輸送します。そして国内の製造工場で、ブドウ品種や味わいに合わせた酵母と、ワインを酸化させない独自の「フレッシュ製法」によって、みずみずしいワインが造られるのです。

 

今回は、同シリーズの中でも特に素材や製造技術にこだわった「厳選素材 プレミアム」を試飲してみます。今年の9月にリニューアルされました。

 

↑「おいしい酸化防止剤無添加ワイン 厳選素材 プレミアム」(参考価格630円/720ml)

 

赤はチリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンを、白はオーストラリア産のシャルドネを使用。高級品種として知られるこれらのブドウを使い、濃厚でコクのある味わいを実現しています。

 

果実由来の香味、複雑味、味の厚みは格別。酸化防止剤無添加で丁寧に造った、ブドウ本来の自然なおいしさが楽しめます。甘味も特徴で、この甘味は欧風のおつまみだけでなく、ご飯やおにぎりにも合います。

 

↑厳選素材が生み出すコク深い味わいを楽しめます

 

【その2】長寿商品「ボン・ルージュ」

メルシャンには、他にも注目すべきブランドが多数あります。続いて紹介するのは、1996年発売のロングセラーブランド「ボン・ルージュ」。ポリフェノールを通常のワインよりも多く含んだ、健康志向の方にもオススメのデイリーワインです。

 

↑「ボン・ルージュ 赤」(参考価格:720ml 600円)

 

ポリフェノール含有量の多いワインは、一般的には長期間発酵によってタンニン抽出量が増えて、渋味・苦味が強い傾向にありますが、本商品は独自の技術でタンニン抽出を抑制。重厚ながらもフルーティーな味わいを実現しました。今回は定番の赤を試飲。ポリフェノールがたっぷりで、まろやかな渋味と果実本来のコクを感じます。

 

【その3】海外に負けないを目指した「ビストロ」

デイリーワインからもう1品、「ビストロ」シリーズをご紹介。こちらも1995年発売と、かなりのロングセラー。「いつもの時間をちょっと幸せに」をコンセプトに、海外のワインに負けない味わいを目指して造られたワインです。

 

↑「ビストロ すっきり白」(参考価格:720ml 410円)

 

独自のフードマッチ製法によって、魚介類と合わさることで生臭さを引き起こす物質を軽減。食事との相性は抜群です。140種もの中から厳選した酵母を使用して、国内工場で製造されています。今回は白を試飲。柑橘系のさわやかな香りが特徴のすっきりした味わいで、普段の食事に合わせやすそうです。

 

原料と技術力でワイン好きのニーズに応える藤沢工場

今回紹介した3ブランドをはじめ、数々のワインを造っているのがメルシャン藤沢工場。先日開催された同社のオンライン発表会で、その一部を見学しました。

 

工場の設立は大正9(1920)年。今年で100周年を迎えた歴史ある工場で、日本のワインブームや市場をけん引してきたメルシャンの屋台骨を、長きにわたって支え続けています。実は果実酒生産量の日本一は神奈川県なのですが、その生産量の95%を占めるのがメルシャン藤沢工場。630品目もの商品を生産しており、その規模の大きさがうかがえます。

 

↑メルシャン藤沢工場

 

ワインはブドウの収穫時期に醗酵するのが一般的で、季節やその年ごとに、造られるワインの味わいは変化。ですが、メルシャン藤沢工場では、いつでも変わらぬ味を生み出すことができます。それを可能にしたのが、世界中から選りすぐった原料と、オリジナルのブレンド技術です。

 

メルシャンではワインの原料となる濃縮ブドウ果汁やバルクワイン(海外で発酵させたワイン)を、世界5大陸から調達しています。北半球と南半球でブドウの収穫時期が異なることを利用して、年間を通じて安定した品質を維持。そうして仕入れた原料を絶妙にブレンドさせることで、商品の“いつもの味わい”を再現しているのです。

 

↑安定した味わいと、値ごろな価格の両立を可能にするのはブレンド技術にあります

 

ブドウ果汁やバルクワインは、それぞれ個性が異なります。この多様性を活かして、メルシャン藤沢工場ではおよそ100種類ものデイリーワインを製造。品質の追求と技術力で、あらゆるワイン好きのニーズに応えているのです。

 

↑メルシャン藤沢工場では、年間を通じて品質の安定したワインを製造できます

 

メルシャンは、藤沢工場の創業100周年と藤沢市制80周年を記念した「メルシャン藤沢工場 オンライン開放祭」を今年11月に開催したり、藤沢市と連携したイベントをおこなったりするなど、ワインのコミュニティを活性化させる活動も積極的に行っています。

 

こうした活動に触れつつ、メルシャンのデイリーワインを味わえば、今まで以上に国内製造ワインの楽しさを実感できるはず。皆さんも豊富なラインナップからお気に入りの1本を見つけて、毎日の食卓に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

 

 

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