グルメ
2016/7/26 15:56

20時まで寿司と刺身が全品半額! 究極コスパで行列が絶えない御徒町の「かっぱ寿司」【安旨寿司の名店】

江戸前寿司の起源といえば屋台寿司。その伝統を受け継ぐ立ち食い寿司の店が、近年人気を集めている。対して、安くておいしい庶民の味である回転寿司には、大手チェーンだけでなく、独立店あるいは小規模チェーンとしてオリジナリティのある店が多い。また、回転レーンなしで客の注文に丁寧に応えつつ、安さとうまさを両立する老舗からも目を離してはいけない。

 

本稿では、“名店”と評判の立ち食い寿司店や回転寿司店を紹介していく。首都圏を中心に安定した人気を誇る店、北海道や石川など地方から鳴り物入りで進出してきた店、町場の店に匹敵するサービスと味を提供する店など、様々な営業スタイルをもつ店を網羅。店舗の看板メニューやサイドメニュー、店内・外観の写真を豊富に織り交ぜ、店のこだわりと魅力を余すところなくお伝えしよう。

 

■本日のお店

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かっぱ寿司

住所:東京都台東区上野4-2-10

交通:JR山手線ほか 御徒町駅徒歩2分

スタイル:安旨寿司

 

寿司と刺身が20時まで半額! その太っ腹さに行列が絶えない

↑大とろ/一貫(540円) 店の看板メニューの大とろ。本まぐろを使い、脂の乗り、色、筋の入り方が最高のものを選んでいる。とろける食感と、口のなかで広がる脂のうまみが格別だ。
↑大とろ/一貫(540円) 店の看板メニューの大とろ。本まぐろを使い、脂の乗り、色、筋の入り方が最高のものを選んでいる。とろける食感と、口のなかで広がる脂のうまみが格別だ。

 

御徒町で人気No.1寿司店といえばこの店。チェーンの「かっぱ寿司」ではなく、昭和25年創業以来、御徒町で営業する独立店だ。

↑生ほっき貝/一貫(324円) 北海道産の黒ほっき貝を使用。サックリとした歯ごたえが心地よく、爽やかな甘みが広がる。湯をくぐらせずに生のまま握るため、甘みがきわめて強い
↑生ほっき貝/一貫(324円) 北海道産の黒ほっき貝を使用。サックリとした歯ごたえが心地よく、爽やかな甘みが広がる。湯をくぐらせずに生のまま握るため、甘みがきわめて強い

 

ここは来客数がとにかく多い! 道の両側にある1号店と2号店は常に満席。系列の居酒屋と合わせて3店で、年間27万人が訪れるという。

↑赤貝ひも/一貫(432円) 貝3〜4個でやっと一人前が取れる希少部位。鮮烈な磯の香りとコリコリ食感、ほのかな苦みがたまらない大人の味だ。店では身の部分より早く品切れする
↑赤貝ひも/一貫(432円) 貝3〜4個でやっと一人前が取れる希少部位。鮮烈な磯の香りとコリコリ食感、ほのかな苦みがたまらない大人の味だ。店では身の部分より早く品切れする

 

その理由はネタがいいから。社長自ら毎朝築地に行き、活きのいいネタを安く仕入れる。扱うまぐろは本まぐろのみ。貝類にもこだわり、ほぼ全種類を生で提供する。

↑活あわび/一貫(432円) 活あわびの中でとりわけ活きのいいものを厳選。シャクっという食感の奥から、凝縮されたうまみと磯の香りが立ちのぼる。のりが絶妙なアクセントに
↑活あわび/一貫(432円) 活あわびの中でとりわけ活きのいいものを厳選。シャクっという食感の奥から、凝縮されたうまみと磯の香りが立ちのぼる。のりが絶妙なアクセントに

 

さらに開店から20時注文分までは、寿司と刺身が全品半額。同店は「価格表示は一貫分。注文は二貫で」がルールだが、一貫540円の大とろが20時までなら二貫540円で食べられる。土日は一日中行列が絶えないが、それも納得の超ハイコスパ店だ。

↑ねぎとろ(2592円) 酒のつまみとして人気。大とろのような脂の うまみに驚かされる。かいわれを添えて、の りで巻いて食べるとさらにおいしい。
↑ねぎとろ(2592円) 酒のつまみとして人気。大とろのような脂のうまみに驚かされる。かいわれを添えて、のりで巻いて食べるとさらにおいしい

※価格やネタは変動する場合があります。