グルメ
2020/12/26 11:00

アリ? ナシ? 2020年ヒットした「オートミール」を鍋のシメにしてみた。一番美味しかったのは?

「水炊き」のシメにオートミールを使ってみた!

↑シンプルで素材の味を活かす鍋「水炊き」

 

最初にごく一般的な「水炊き」からいきます。水炊きは、鍋に水を張り、だし昆布を一定時間移した後、沸騰していない水の状態から鶏もも肉を投入。鶏スープが取れたところで野菜類を加え、お好みのつけだれ(ポン酢など)でいただく定番鍋です。シンプルさがゆえ、オートミールと鍋との相性を如実に感じられるかも!?

「水炊き」のシメにオートミール・レシピ

【材料】
・水炊きの残りつゆ……150ml
・オートミール……50g
・卵……1個
・小ネギ……適量

【作り方】
①鍋の残りつゆにオートミールを入れ1~2分弱火で煮る
②卵を割り入れ、好みの硬さになるまで火を入れて完成

 

ーーまず、「水炊き」というシンプルな鍋のシメに、オートミールを入れてみたわけですが、素直に美味しいですね。先入観ではもっとパサパサするのではないかと思っていましたが、ほのかに弾力があります。

 

中山秀明さん(以下、中山) 僕もパサパサしそうなイメージを抱いていましたけど、十分美味しい。オートミール自体に甘味があり、スープにもとろみを与えてくれてなかなか良いですね。

 

編集部員・野田(以下、野田) 僕はオートミールの前情報を知っていたので、ある程度の味はイメージできていましたけど、糖分がもっとお菓子っぽいかなと思っていました。確かに甘いんですけど、スープにちゃんと合っています。お米の代用にもなりそうだし、普通に鍋のシメとしてアリだと思いますね。

 

カメラマン・我妻(以下、我妻) なんか穀物っぽさが前に来るというよりも、鍋の具の一つにもなりそうな感じで、普通に美味しいです。僕だったら、オートミールを鍋の最後のシメで使うのではなく、具の一つとして途中で入れてしまうかも(笑)。そして、最後のシメはやはりお米を入れる、という。そんな感じの使い方をイメージしましたね。

 

「豆乳鍋」のシメにオートミールを使ってみた!

↑「豆乳鍋」

 

水炊きに入れたオートミールは満場一致で「アリ」の結果になりましたが、次に鍋を変えてみることにしました。もはや定番の一つと言っても良いほどに定着している「豆乳鍋」。このシメにオートミールを入れて食べてみます。

 

今回は、キッコーマンの「濃厚豆乳鍋つゆ 香る鰹だし」を使用。豆類とオートミールの相性は良さそうですが、さらにトッピングとして、食物繊維が豊富なケロッグのシリアル「オールブラン」を追加。つまり「追いシリアル」をするという寸法ですが、これがどういう味を生み出すか期待大!

↑豆乳鍋のトッピングに使う「オールブラン ブランリッチ」(ケロッグ)。食物繊維を含んだ小麦ブランのシリアル

 

↑スティック状で「鍋のシメにオートミール」にアクセントを与えてくれるそう

 

「豆乳鍋」のシメにオートミール・レシピ

【材料】
・鍋の残りつゆ……150ml
・オートミール……50g
・オールブラン(シリアル)……適量

【作り方】
①鍋の残りつゆにオートミールを入れ1~2分弱火で煮る
②好みの硬さになるまで火を入れ、最後にオールブランを加えて完成

 

ーー豆乳の丸い口当たりに、やはりオートミールは合いますね。また、オールブランを加えたことで、香ばしさが出たような気もします。

 

中山 そうですね。すごく美味しい。ただ、オールブランの味のほうが前に出ちゃって、せっかくのオートミールが負けてしまった感じもしました。全然悪くはないんですけど、せっかくなので、シメの前半はオートミールだけ。そして、シメの後半でオールブランをトッピングする。この2段階で楽しむのが良いんじゃないかと思いました。

 

我妻 見た目的には綺麗に見えないですけど(笑)、かなり美味しい。先ほどの水炊きよりは、豆乳鍋などの濃いめの鍋のほうがオートミールに合うような気がしました。僕、デブの思考なんで(笑)。

 

野田 そうですね。僕も水炊きよりも、豆乳鍋のほうが違和感なく食べられました。オールブランとの組み合わせも結構アリですね。オートミールは鍋のシメになんでもイケてしまうのかな。

 

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