グルメ
2016/8/3 17:35

【立ち食い寿司の名店】“築地のいいネタ”が100円から! 江戸前の雰囲気漂う激ウマ店「立喰い寿司 すし処 おかめ 」

江戸前寿司の起源といえば屋台寿司。その伝統を受け継ぐ立ち食い寿司の店が、近年人気を集めている。対して、安くておいしい庶民の味である回転寿司には、大手チェーンだけでなく、独立店あるいは小規模チェーンとしてオリジナリティのある店が多い。また、回転レーンなしで客の注文に丁寧に応えつつ、安さとうまさを両立する老舗からも目を離してはいけない。

 

本稿では、“名店”と評判の立ち食い寿司店や回転寿司店を紹介していく。首都圏を中心に安定した人気を誇る店、北海道や石川など地方から鳴り物入りで進出してきた店、町場の店に匹敵するサービスと味を提供する店など、様々な営業スタイルをもつ店を網羅。店舗の看板メニューやサイドメニュー、店内・外観の写真を豊富に織り交ぜ、店のこだわりと魅力を余すところなくお伝えしよう。

 

■本日のお店

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立喰い寿司 すし処 おかめ

住所:東京都中央区築地4-8-7

交通:東京メトロ日比谷線 築地駅徒歩5分

スタイル:立ち食い寿司

 

江戸の“粋”を感じさせる狭いが激ウマの立ち食い寿司店

↑おまかせ鮨(1000円) ねっとりとまぐろの赤身や中トロなど濃厚など、王道のネタがズラリ。大将が自信を持って提供する六貫セットだ。初めて来店して何を頼むか迷ったら、まずはこれを頼むべし
↑おまかせ鮨(1000円) ねっとりとしたまぐろの赤身や中トロなど濃厚など、王道のネタがズラリ。大将が自信を持って提供する六貫セットだ。初めて来店して何を頼むか迷ったら、まずはこれを頼むべし

 

築地四丁目交差点そばにある「立喰い寿司 すし処 おかめ」は、築地市場内にある「おかめ」の姉妹店。そのメリットを活かし、魚は当日の一番いい産地のものを一括で仕入れる。それゆえに、厳選されたネタを安く提供できるのだ。

↑大とろ/一貫(300円) インド洋で獲れた「流氷南鮪」を使用。しっかり乗った脂はうまみが強烈だ。しかも脂はクドさがなく、いつまでも噛みしめていたいと思える味わいだ
↑大とろ/一貫(300円) インド洋で獲れた「流氷南鮪」を使用。しっかり乗った脂はうまみが強烈だ。しかも脂はクドさがなく、いつまでも噛みしめていたいと思える味わいだ

 

特にこだわっているのがまぐろで、インド洋東南海で獲れた天然みなみまぐろを使用。養殖ものにはない濃厚なうまみが特徴だ。

↑こはだ/一貫(150円) 皮目に入った切り込みからのぞく身の色が、見た目に鮮やか。店できっちり〆られており、こはだのうまみと酸味、塩気のバランスが絶妙だ。同店の実力を確認できる一品
↑こはだ/一貫(150円) 皮目に入った切り込みからのぞく身の色が、見た目に鮮やか。店できっちり〆られており、こはだのうまみと酸味、塩気のバランスが絶妙だ。同店の実力を確認できる一品

 

シャリはふわっと握られ、また、すべてのネタはかつお節と昆布だしが効いたしょうゆを塗って提供される。

↑うに/一貫(300円) うにを軍艦でなく握りで、しかも塩でいただく。苦味や雑味がなく、うにの甘さだけが味蕾(みらい)を刺激。シンプルかつストレートなおいしさをじっくりと味わいたい
↑うに/一貫(300円) うにを軍艦でなく握りで、しかも塩でいただく。苦味や雑味がなく、うにの甘さだけが味蕾(みらい)を刺激。シンプルかつストレートなおいしさを、じっくりと味わいたい

 

ネタは一貫から注文できるうえ、値段は100~300円と手ごろ。暖簾をくぐると目の前に大将のいるカウンターという佇まいも“粋”だ。店舗は小さいが、この店には食の達人が集う築地の街にふさわしい矜持(きょうじ)がある。

※価格やネタは変動する場合があります。