本日は東京・浅草橋の「野むら」を紹介します。平成4年創業の同店は、他に類を見ない個性的なそばを出すお店として有名です。
ひと口飲んだらクセになる「暗黒汁」を出すお店
その特徴はつゆにあり、都内でも屈指の黒さ。ネット上では「野むらの暗黒汁」と高評価の逸品だ。さらにしょうゆの香りも強烈で、関西人なら逃げ出しそうな色と香りである。
ところがこのつゆ、実においしいのだ。塩分は強いが甘みもあり、昆布やかつお節、宗田節を使っただしが、しょうゆの味に負けないうまみを主張。この味はひと口飲んだらクセになる。そばは強烈なつゆに負けないモチモチ食感の太麺で、全体のバランスもいい。
またこの店は、バリエーション豊かな天ぷらも魅力。特に人気なのがいか天で、大ぶりないかの横に、羽根つき餃子のように薄い衣が付いている。この「野むら」、立ち食いそば好きの心理をくすぐる魅力満載の店だ。