グルメ
2016/8/16 17:41

【立ち食い寿司の名店】当たり前のことをやるだけーー亭主の丁寧な仕事ぶりと良質な寿司が評判の五反田「都々井」

本稿では、“名店”と評判の立ち食い寿司店や回転寿司店を紹介していく。首都圏を中心に安定した人気を誇る店、北海道や石川など地方から鳴り物入りで進出してきた店、町場の店に匹敵するサービスと味を提供する店など、様々な営業スタイルをもつ店を網羅。店舗の看板メニューやサイドメニュー、店内・外観の写真を豊富に織り交ぜ、店のこだわりと魅力を余すところなくお伝えしよう。

 

■本日のお店

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都々井(つつい)

住所:東京都品川区東五反田1-26-6

交通:JR山手線ほか 五反田駅徒歩1分

スタイル:立ち食い寿司

 

寿司の原点を感じさせる丁寧な仕事が魅力!

↑づけまぐろ/二貫(250円) 江戸前寿司の伝統的な技法により、甘めの漬けだれに20分ほど漬けたづけまぐろ。色は十分に浸みているが、赤身の味がしっかり残っている。トロリとした食感が絶妙でおいしい。
↑づけまぐろ/二貫(250円) 江戸前寿司の伝統的な技法により、甘めの漬けだれに20分ほど漬けたづけまぐろ。色は十分に浸みているが、赤身の味がしっかり残っている。トロリとした食感が絶妙でおいしい

 

カウンターは鋭角なV字型。ふと顔を上げると、向かいの客と目が合う。五反田駅のガード下にある「都々井」は、店構えから味わい深い立ち食い寿司店だ。特に特徴的なのはカウンターにある蛇口。なんと、寿司を手で食べる人が洗えるようになっているのだ。

↑ヒラメ昆布〆/二貫(400円) ひらめを昆布で挟み、一日なじま せた。昆布のうまみを身にまとった白身は柔らかい食感と濃厚な味わいが魅力。同じく昆布のうまみを吸ったシャリとの相性も抜群だ
↑ヒラメ昆布〆/二貫(400円) ひらめを昆布で挟み、一日なじませた。昆布のうまみを身にまとった白身は柔らかい食感と濃厚な味わいが魅力。同じく昆布のうまみを吸ったシャリとの相性も抜群だ

 

使う米は基本的にあきたこまち。昆布を入れて炊いており、酢や魚とのなじみがいい。魚は目利きの仲買人を通じて築地から仕入れる。

↑食べた瞬間にみずみずしさが感じられる鮮度抜群の一品。しょうがの爽やかな風味と辛みが、あじの濃厚なうまみを引き立てる。清涼感が抜群で、これぞ旬の味わいだ!
↑真あじ/二貫(200円) 食べた瞬間にみずみずしさが感じられる鮮度抜群の一品。しょうがの爽やかな風味と辛みが、あじの濃厚なうまみを引き立てる。清涼感が抜群で、これぞ旬の味わいだ!

 

立ち食いながらメニューは豊富だ。握り42種、巻物15種に旬の握りも加わる。づけまぐろ、平目の昆布〆など、丁寧な仕事に定評がある。「新鮮なネタをよりおいしく提供する。当たり前のことをやるだけ」との店主の言葉には、職人としての強い心意気が感じられた。

↑刺身3点盛(900円) その日のオススメの魚を刺身三種盛りに。写真はまぐろの赤身とかんぱち、甲いかの子ども。甲いかの豊かな風味とうまみが印象的だ
↑刺身3点盛(900円) その日のオススメの魚を刺身三種盛りに。写真はまぐろの赤身とかんぱち、甲いかの子ども。甲いかの豊かな風味とうまみが印象的だ

 

※価格やネタは変動する場合があります。