輸出量2%の希少ワインが日本へ!「スイスワイン」の知る人ぞ知る魅力と幻の銘柄とは?

ink_pen 2021/9/25
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2. ヴォー州 − 歴史あるスイスワインの中心地 −

ヴォー州は、古くからスイスワインの中心地であり続けてきました。規模と量の面ではヴァレー州には及びませんが、シトー派の修道士がブルゴーニュのブドウ栽培を持ち込んだ歴史は、現代まで残る石垣に囲まれたブドウ畑からも知ることができます。

 

ヴォー州のワイン産地は大きく4つの地域に分けられ、ローザンヌの西、モルジュとニヨンまでのレマン湖北岸のラ・コート地域、ローザンヌの東にはユネスコ世界遺産にも登録されたブドウ畑が広がるラヴォー地域、ローヌ河がレマン湖に注ぎ込むエリアの右岸シャブレー地域、そして州北部のヌーシャテル湖周辺地域が挙げられます。

 

スイスの代表的な白ブドウ「シャスラ」はなんともつかみどころのないブドウです。フランスでは食用とされるこのブドウは、これといった特徴を見出しにくく、安易に造られたワインは軽やかに過ぎて個性に乏しく、おとなしいキャラクターになってしまいがちです。けれども州都であるローザンヌ周辺、レマン湖の北岸に広がるラ・コート地域とラヴォー地域の美しい段々畑に植えられたシャスラは湖面に反射する太陽光を受けてゆっくりと成熟し、芯があり、心地よいテクスチャーとみずみずしく広がりのある芳香豊かなワインになるのです。スイスを代表するブドウ品種シャスラに興味があるなら、まずこのヴォー州産のワインをおすすめしたいと思います。

 

Domaine Henri Cruchon(ドメーヌ・アンリ・クルション)
「Mont de Vaux 2018(モン・ド・ヴォー2018)」
4000円

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