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2021/10/16 20:00

レモンサワーも登場。DXなクラフトビール「CRAFTX」が近未来すぎた

こんなにハーバルなレモンサワーは初めて!

ということで、筆者も「クリスタルIPA」からひと口。こちらは、ユーザーからの声で多かった「よりフルーティー」かつ「落ち着いたシーンにふさわしい味」を目指し、華やかな香りと柑橘のニュアンスを高めたとのこと。

 

↑アルコールは6%。「クリスタルIPA」の作り手は、初回から変わらず木内酒造です

 

IPAとはIndia Pale Ale(インディアペールエール)の略で、ざっくり表現するならば、大量のホップによる豊かなコクと力強い苦み、華やかな香りが特徴。クラフトビールで最も人気が高いカテゴリーで、近年はより柑橘感や苦みを強めたり、アルコール度数を抑えたりした派生形のIPAがブームをけん引しています。

 

↑IPAらしい華やかでどっしりとした濃厚テイストながら、キレもあってクリア。クリスタルという名称にも納得です

 

ジューシーな香りは、グレープフルーツ的な柑橘の奥にマンゴーやココナッツ系の南国フレーバーを感じ、さらにはほのかな甘みも。その一方苦みの刺激は抑え気味で、キレもあるため余韻は非常に爽やかです。IPAのなかでも特に最近人気のヘイジーIPAを思わせるジューシーさ、苦みのやわらかさをもちながら、飲み飽きないスムースさ、バランスのよさを併せ持つ一本だといえるでしょう。

 

次はレモンサワー「PULEMO」を。こちらは最近日本でもジワジワ浸透しているハードセルツァータイプ。直訳するとアルコール入り炭酸水のことで、あえてわかりやすく表現するのであれば、サワーやチューハイがジュースであれば、ハードセルツァーはフレーバーウォーターとすみわけできるかと思います。

 

↑アルコールは5%。多くのハードセルツァーと同じく、無添加であることも魅力です。ちなみに「PULEMO」も木内酒造が共同開発

 

木内酒造はもともと造り酒屋であり、日本のなかでも早くから海外輸出に力を入れていたクラフトブルワリー。ハードセルツァーが人気の米国文化に詳しく、また近年はスピリッツにも力を入れていることから、ハードセルツァーを手掛けるには適任です。

 

↑2019年、秋葉原にオープンした「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」。店内には蒸溜器であるポットスチルなどが併設されています

 

味わいとして印象的なのはハーバルな香り。スペアミントとローズマリーを使っているとのことで、クールかつグラッシーなアロマがただよいます。そこに、レモンのフレッシュな香りと酸味が加わり実に爽快。甘さは控えめな一方、ベースのスピリッツにはコクがあるので、軽やかながら飲みごたえは十分。

 

↑従来のレモンサワーが得意とする揚げ物や居酒屋メニューのほか、エスニックな料理に合わせたい、独特なハーバルスプラッシュ。個性がありながらも、飲みやすい味わいに仕上がっています

 

「CRAFTX」はD2C(Direct to Consumer。いわゆるEC直販のこと)ブランド。販売は公式サイトや楽天市場内の公式ショップなどのオンラインとなり、基本的にリアルショップでは買えませんが、それがかえって飲みたくなるポイントのひとつ。プレゼントにも最適です。お祝いや記念日に選ぶビールとしても、覚えておくといいでしょう。

 

※現在「PULEMO」は在庫切れの状態となっています。今後の入荷については、CRAFTX公式サイトをご確認ください。

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