グルメ
2022/2/25 10:45

ユニクロもニトリもスノーピークも! “異業種”から飲食事業に参入続々

2022年の「フード」のトレンドをプロが分析。コロナ禍を経て、非接触や健康に関連した分野がさらに伸長。外食では新たな上陸系グルメが注目されたり、ユニークなシステムの飲食店が増えたりと、“新体験”がキーワードだ。今回は、もともと他業種だったが近年新たに飲食事業に参入した「異業種レストラン」を紹介する。

※こちらは「GetNavi」2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

【異業種レストラン】食以外のメーカーが飲食店を続々と開店

 

飲食事業を通じて自社製品やブランドを自然にアピール

ここ数年、他業種からのフードビジネスへの参入例が増えている。

「特に、衣食住にまつわるビジネスのボーダーレス化が目立っています。新しいビジネスモデルを構築するためだけでなく、ニトリやスノーピークが自社で販売している食器で料理を提供しているように、飲食事業を商品アピールのチャンスとして活用している点も見逃せません。結果、ブランドイメージの向上につながっています」(中山さん)

 

【ヒットアナリティックス】違和感なく本業につなげる動線がお見事!

買い物のついでにコーヒーで一服、キャンプ料理を味わうことでアウトドアに興味を持つなど、本業につながる動線作りが自然。サウナや銭湯でビールを販売する店も増加中だ。

 

銀座の旗艦店新装に合わせ国内初となるカフェを併設

コーヒースタンド

2021年9月オープン

UNIQLO

UNIQLO COFFEE

新装した東京都の「ユニクロ 銀座店」に併設。コーヒーは定番(200円)と、ゲイシャ種のハンドドリップコーヒー(450円)を数量限定で販売するほか、洋菓子店「銀座ウエスト」のクッキー(200円)も提供している。

 

あのニトリがいきなり出店 味はやっぱり“お、ねだん以上”

ファミリーレストラン

2021年3月オープン

ニトリダイニング

みんなのグリル

500円のチキンステーキを筆頭に、ハンバーグやビーフステーキなど“お、ねだん以上。”なグリル料理が並ぶ。2021年3月に東京都・足立区に第1号店がオープンし、この1年(2021年12月時点)で6店舗まで拡大している。

 

日本各地のこだわり食材を好みの調理法で味わえる

レストラン

2015年3月オープン

スノーピーク

スノーピークイート

“五感で味わう、野生の贅沢”がキャッチコピーのレストラン。同社が日本各地で見つけた滋味深い食材を、いま食べたいと感じる調理方法(焼く・蒸す・煮るから選ぶ)で調理してくれる。全国に4店舗展開。

 

 

私が解説します!

フードライター

中山秀明さん

食のトレンドに詳しい。今回触れていないが「スシブヤ」など店名が横文字の“カタカナズシ”にも注目している。