ケンタッキーフライドチキンが愛される理由のひとつに、魅力的なバーガーやサイドメニューの存在があります。
本来、サイドメニューといえば脇役ですが、ケンタッキーフライドチキンの場合、フライドチキンだけでなく、サイドメニューを目当てに通うという人も多いはず。
今回は定番のバーガー&サイドメニューの中から特に人気のある7品にスポットを当て、知ればさらにおいしさ納得!な裏話をご紹介します。
チキンフィレバーガー
ケンタッキーのバーガーメニューの元祖にして人気ナンバーワンのバーガー。初めて登場したのは1983年で、11種類のハーブ&スパイスを用い、ジューシーに仕上げた鶏の一枚肉を贅沢に使用していることがおいしさの理由です。たっぷり添えられたマヨソースは、オリーブオイルを使用しており風味豊か。また全粒粉入りのバンズも香ばしく、味わいに奥深さをプラスしています。
このバーガー、実は日本が発祥。今や世界中で愛される人気メニューとなっているのです。
ビスケット
サクサクの外側と、内側のしっとりとした食感がやみつきになるビスケット。特製ハニーメイプルが絶品で、絶対にオーダーしちゃう!という人も多いはず。サクサクとした食感の秘密は、真ん中にあいた穴。これは日本ならではのアレンジだとか。この穴のおかげでふんわりサクサクの食感が生み出されるのです。
ビスケットは、毎日お店のオーブンでふっくら焼き上げて提供。骨なしケンタッキーを挟んでハニーメイプルをかけて食べるのもオススメですよ!
コールスロー
創業者カーネル・サンダースの生まれ故郷、アメリカ南部の家庭料理で、みじん切りにしたキャベツ、ニンジンをタマネギ風味のドレッシングに漬け込んだサラダ。1970年の創業以来、変わらずメニューに載る定番中の定番です。
実は、コールスローの原材料のキャベツは冬キャベツと春キャベツでは味わいが違い、春キャベツはみずみずしく柔らかで、冬キャベツはギュッと濃縮されたうまみがあります。季節により味わいが違うキャベツを使用していますが、年間でコールスローの味わいを均一にするために工夫があるのだとか。KFCでは独自にキャベツカレンダーを制作し、仕入れ担当者はそれをもとに産地ごとにキャベツの状態を見極めて選定。季節にあわせて全国各地から一番おいしいキャベツを仕入れています。そのため、一年を通しておいしさが続くコールスローを提供できるのです。
また、コールスローに使用するドレッシングも、水分を安定して保持できるよう独自に開発したもの。食感だけでなく、数種類のハーブ(種類は企業秘密!?)をブレンドし、味わいや風味もオリジナルチキンに合うよう工夫されています。よりおいしくなるよう改良を続け、なんと、現在のコールスローは開発に約3年もかかったそうですよ。
カーネルクリスピー
1997年、天ぷらをヒントに開発された日本オリジナルメニュー。さっぱりとした味わいの胸肉をニンニクと醤油をベースにしたタレに漬け込み、独自開発の衣にくぐらせ1本1本丁寧に揚げたチキン。独自開発の衣は、「おいしくサクサクな衣になるように」という思いで小麦粉とでん粉の配合にこだわったそう。
和風味で骨がなく食べやすい、手頃な大きさで子どもたちにも人気です。海外では販売されていない、日本でのみ味わえるメニューです。
ポテト
オリジナルチキンと相性抜群なのがポテト。やや大きめにカットされているのは、テイクアウト需要が多いため、持ち帰って食べる時にもほくほく感が残るようなポテトにした結果だそう。
どのポテトを食べても安定したおいしさなのは、揚げたあとに塩・コショウを振るのではなく、あらかじめポテトに塩のコーティングをしているから。そのため、味の偏りがなく、どれを食べてもおいしいのです。
ツイスター
カーネルクリスピーをトルティーヤでくるんだラップサンド。海外で人気だったメニューを日本向けにアレンジして提供しています。例えば、ペッパーマヨツイスターに使われているトマトベースのピカンテソース。海外ではカットトマトを使用していましたが、日本向けにはサルサソースを用いることで、味わいに統一感を持たせています。海外産のトマトに比べ、国産トマトは水分量が多く、カット後の離水のコントロールが難しかったため、サルサソースで対応したそう。またソースの野菜は大きめにカットし、具材感をアップさせるという工夫も。
てりやきツイスターのソースには七味唐辛子やゴマを入れて味にメリハリをつけています。余談ですが、バジルレモンツイスターのソースには、フレッシュな風味を追求し生バジルとディル、レモンを使うというこだわりがあるのです。チキン以外にもこれだけこだわりのある商品があるのは衝撃! 今後はバーガーやサイドメニューも要チェックですね!
チョコパイ
2020年に期間限定で販売され、あまりの人気から2022年に定番メニューになったルーキー。お店で丁寧に焼き上げるのでパイ生地はサクサク。ブラックココアを使用したビターな生地に口溶けなめらかなチョコクリームがたまりません。このサクサク感となめらかさを両立させるべく、試作をくり返し、ようやく完成した、まさに血と涙の結晶なのです。
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