多くのiPhoneユーザーはAI(人工知能)機能の「Apple Intelligence」に興味がないと、ガジェット買取プラットフォームのSellCellが報告しています。
SellCellの調査(※)によれば、iPhoneユーザーの47.6%は、AI機能をスマートフォン購入時の重要な要素だと考えているとのこと。しかし、Apple Intelligenceを使用したユーザーの73%が「自分にはほぼ全く必要のない機能だ」と感じていたのです。
※調査は2024年11月下旬〜12月上旬に実施。米国の18歳以上の成人2000人以上が参加
この点はiPhoneユーザーに限りません。サムスンの「Galaxy」スマートフォンユーザーの87%もAI機能が必要なかったとSellCellは報告しています(スマホ購入時にAI機能を重視しているGalaxyユーザーの割合は23.7%)。
アップルは2024年10月に「iOS 18.1」とともに、Apple Intelligenceをリリース。そのうちテキスト編集や要約、複数の通知をまとめる機能はそれぞれ72%と54%のユーザーが使用していました。一方でメッセージ機能や画像編集機能、写真検索機能、音声メモの要約は使用率がかなり低くなっていました。
また、興味深いことに、AIサービスに料金を支払う意欲があると回答したユーザーも少数であり、アップルユーザーの場合は11.6%、サムスンユーザーはわずか4%でした。
SellCellは、iPhoneとGalaxyのAI機能は「期待外れ」とレポートの見出しで述べています。今後は一般向けにアピールできるAI機能の開発が必要かもしれません。