サムスンは折りたたみスマートフォン市場で苦戦を強いられており、それを覆すために三つ折りスマホを開発中とみられてきます。最近では、その生産台数や折りたたみ方式に関する新たな情報が報じられました。
著名リーカーのJukanlosreve氏は、サムスンが三つ折りスマホの発売を2025年に予定しているとXで主張。生産予定台数はわずか「約20万台」とのことです。
Samsung has reportedly set the production plan for its first “dual-folding foldable phone” (Tri-Fold), scheduled to launch this year, at around 200,000 units. Production of Tri-Fold components is expected to begin in the second quarter.
Samsung’s Tri-Fold is similar in design to… pic.twitter.com/5e1tWmzXn9
— Jukanlosreve (@Jukanlosreve) January 13, 2025
ファーウェイの三つ折りスマホ「Mate XT」は本来は2万元(約43万円※)でしたが、人気による品薄のため6万~7万元(約130万〜150万円)ものプレミアム価格が付いています。
※1元=約21.5円で換算(2025年1月15日現在)
サムスンの三つ折りスマホもMate XTと同じようになる可能性が高く、希望小売価格は35万円以上となるでしょう。約20万台しか出荷しないとなると、入手はかなり難しそうです。
さらにJukanlosreve氏によれば、本製品の折りたたみ方式は、サムスンディスプレイが発表した「Flex G」と似たデザインになるとのこと。Flex Gとは左右のパネルを両方とも内側に折りたたむというものです。
この技術はCES 2025でも展示されており、韓国メディアも「画期的な方式」として採用されると報じていました。Mate XTの外折りを1回、内折りを1回する方式を「インアウト」と呼ぶのに対して、Flex Gの方式は「インフォールディング(内側に折りたたむ)」とも呼ばれます。
インフォールディング設計は折りたたむとディスプレイが外側に露出しないため、落下や衝撃に強いとみられています。高価格が予想される三つ折りスマホだけに、Flex Gの導入が実現すれば、信頼性の高さから大きな人気を勝ち得そうです。
Source: Jukanlosreve (X)
via: PhoneArena