デジタル
2017/1/19 19:00

【ピコ太郎も登場】月額1980円の「ヤング割」やAndroid One新機種で攻めの姿勢のワイモバイル

Y!mobile(ワイモバイル)が新しい端末とサービスを発表しました。新端末はGoogle純正のAndroidを搭載したシンプルなスマホ「Android One」の後継2機種。また、すべてのワイモバイルユーザーが、Yahoo!の会員サービス「Yahoo!プレミアム」を無料で利用できるようになります。発表会では新CMも披露され、同社のCMに登場している桐谷美玲さんとふてニャン、ピコ太郎さんも登場し、「PPAP」の特別バージョンを披露してくれました。

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格安スマホ内でのシェアは40%に上昇

発表会は2016年の振り返りからスタート。昨年は格安スマホ市場が活性化したなか、ワイモバイルはiPhone 5s、日本で初となるAndroid One端末「507SH Android One」の取り扱いを始めたほか、月額1980円の格安料金プランの提供や積極的な広告展開を行い、Y!mobileブランドの認知を向上させてユーザー拡大に注力したとのこと。各種SIMフリー端末への対応にも積極的で、店頭ではさまざまなSIMフリー端末と組み合わせて契約ができるようになっています。

 

その結果、2016年のスマホ販売台数が2015年度同期比対比で約2.5倍に伸長。大手3ブランドを除く格安スマホ内でのワイモバイルのシェアは40%という調査結果を得ているといいます。

↑スマホの販売台数が大幅に増加。格安スマホ市場で大きな存在感を示すようになりました
↑スマホの販売台数が大幅に増加。格安スマホ市場で大きな存在感を示すようになりました

 

2017年も積極姿勢は崩さず、10分300回までの無料通話回数制限を2月1日から撤廃。故障したスマホを店頭ですぐに交換できる「故障交換サービス」や、スマホの操作や設定方法をオペレーターがサポートするサービスが最大3カ月間無料となる「スマホデビューサポートキャンペーン」を行います。3月にはタブレットとスマホでデータ容量をシェアできる「タブレットシェア」も提供される予定です。

↑2017年も早速、さまざまなサービスを開始します。
↑2017年も早速、さまざまなサービスを開始します

 

Yahoo!プレミアムが無料で利用可能に

しかし、なんといっても新サービスの大きな目玉は「Yahoo!プレミアム」の無料提供です。Yahoo!プレミアムは、Yahoo! JAPANが提供する月額462円の会員サービスですが、それと同じ特典内容である「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」が2月1日からY!nobileのユーザーに無料で提供されます。「Yahoo!ショッピング」や「LOHACO」で買い物をするともらえるポイントが5倍になるほか、各種補償、Yahoo!オークションが制限なしで利用できる特典も用意。

↑ソフトバンク Y!mobile事業推進本部 執行役員本部長 寺尾洋幸氏(左)とヤフー 副社長COO 川邊健太郎氏(右)。ワイモバイルの「Enjoyパック」とYahoo!JAPANカード利用で、キャンペーン中はポイントが最大17倍になります
↑ソフトバンク Y!mobile事業推進本部 執行役員本部長 寺尾洋幸氏(左)とヤフー 副社長COO 川邊健太郎氏(右)。ワイモバイルの「Enjoyパック」とYahoo!JAPANカード利用で、キャンペーン中はポイントが最大17倍になります

 

↑Yahoo!プレミアムには、ポイント5倍のほか、各種補償、ヤフオクの無制限利用などの特典があります
↑Yahoo!プレミアムには、ポイント5倍のほか、各種補償、ヤフオクの無制限利用などの特典があります

 

↑キャンペーンで、2月1日から3月31日までの2カ月間はポイント10倍に
↑キャンペーンで、2月1日から3月31日までの2カ月間はポイント10倍に

 

Android端末の販売台数が2倍に

新端末はAndroid Oneの新モデル2機種です。昨年7月に、日本で初めてAndroid Oneを取り扱い始めたワイモバイル。その後、Android端末の販売台数が伸び、Android端末の販売台数シェアが3大キャリアを含めても約4分の1、昨年比で約2倍となり、大きく伸長しました。ユーザーのAndroid Oneに対する満足度も高いようです。

 

今回発表されたAndroid Oneは、シャープ製の「S1(エスワン)」、京セラ製の「S2(エスツー)」の2機種です。S1は、507SHよりディスプレイ解像度がアップし、5インチフルHD(1920×1080ピクセル)IGZOディスプレイを搭載。発売は2017年2月下旬の予定です。

↑Android One S1はシャープ製。前モデルのAndroid Oneよりディスプレイが高精細になりました
↑Android One S1はシャープ製。前モデルのAndroid Oneよりディスプレイが高精細になりました

 

S2は、フィーチャーフォンから買い替える人が手軽にデータ移行できるよう赤外線通信に対応しています。また、京セラ端末ならではの耐衝撃性能も備えています。発売は2017年3月上旬。

↑Android One S2は京セラ製。背面のカメラレンズ横に赤外線通信ポートを備え、フィーチャーフォンからデータ移行が手軽にできます
↑Android One S2は京セラ製。背面のカメラレンズ横に赤外線通信ポートを備え、フィーチャーフォンからデータ移行が手軽にできます

 

発表会場にはGoogleの担当者も登場。シンプルで使いやすく、常にAndroidの最新バージョンを使えるとAndroid Oneをアピールしました。Nexus端末をイー・アクセス時代から取り扱っていることや、Google Play Musicキャンペーンなどの両社のコラボレーションについて語り、ソフトバンク(ワイモバイル)との親密な関係が感じられました。

↑Googleの本社からAndroid/Google Play担当副社長 Jamie Rozenberg氏も登壇。Android Oneやアンバサダープログラムについて紹介しました
↑Googleの本社からAndroid/Google Play担当副社長 Jamie Rozenberg氏も登壇。Android Oneやアンバサダープログラムについて紹介しました

 

また、Googleが提供する「Androidアンバサダープログラム」の導入を発表。ワイモバイルはショップスタッフ500名程度をAndroidアンバサダーに育て、店頭でユーザーにAndroidの使い方や活用方法などをアドバイスします。

 

Android One端末以外で注目したいのは、シンプルなデザインのストレートケータイ「603SI」。通話機能に特化し、今夏登場予定です。

↑通話機能に特化したVoLTE対応ストレートケータイ「603SI」
↑通話機能に特化したVoLTE対応ストレートケータイ「603SI」

 

↑Pocket WiFi史上最速の下り最大612Mbpsを実現する「603HW」が2月中旬に発売
↑Pocket WiFi史上最速の下り最大612Mbpsを実現する「603HW」が2月中旬に発売

 

↑10インチのタブレット、「MediaPad T2 PRO」も3月上旬発売予定
↑10インチのタブレット、「MediaPad T2 PRO」も3月上旬発売予定

 

新・学割プラン「ヤング割」が登場

大手3キャリアが相次いで学割プランを発表していますが、ワイモバイルも18歳以下を対象にした「ヤング割」を1月20日から提供します。「スマホプランS/M/L」の基本使用料が2年間、1000円割り引きされ、スマホプランSの場合は「ワンキュッパ割」と併せることで、2年間基本使用料1980円で利用できます。

↑ワイモバイルの学割は「ヤング割」。18歳以下が対象で、固定回線や家族の契約は不要です
↑ワイモバイルの学割は「ヤング割」。18歳以下が対象で、固定回線や家族の契約は不要です

 

また、大学生や新社会人に対しては、25歳以下を対象にした「Pocket WiFi学割」が提供されます。「Pocket WiFiプラン2」のオプションサービス「アドバンスオプション」(月額684円)が、3年間無料になることで、3年間月額3696円で利用できます。こちらは月間データ量の上限なしなので、自宅の固定回線代わりに利用できそうです。

↑Pocket WiFi用のプランも25歳以下なら割引
↑Pocket WiFi用のプランも25歳以下なら割引

 

最後に新CMがお披露目され、CMに登場している桐谷美玲さんとふてニャン、ピコ太郎さんも登場しました。ステージは派手な電飾で飾られ、CMのヤングマンとダンサーたちがキレキレのダンスを披露。また、ふてニャンの期待に応えて、ピコ太郎さんは「PPAP」のヤングマンバージョンも踊るなど、桐谷さんも参加してユーモラスながらも華やかな舞台となりました。

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↑ステージでダンスを披露

 

↑ピコ太郎さんは日本武道館のライブ決定を発表
↑勢いに乗るピコ太郎さんは、日本武道館のライブも決まったとのこと

 

格安スマホ業界で存在感を強めるワイモバイルの勢いが表れた、内容盛りだくさんの発表会となりました。