マイクロソフトは、Windows 11にPCの弱点を分かりやすく解説するFAQ(よくある質問)セクションを追加する計画を進めていることが明らかになりました。

Windowsウォッチャーであるphantomofearth氏が、今週初めに公開されたWindows 11の最新開発者向けビルドでこの新機能を発見しました。マイクロソフトは現時点で公式発表をしておらず、この機能はまだ非表示になっており、ユーザーが手動で有効にする必要があります。
このFAQセクションでは、RAM容量の不足やGPU性能の限界がPCの動作にどのような影響を与えるのかを分かりやすく説明します。具体的には、システム設定アプリ内に追加される予定です。
例えば「RAMが少ないとどのようにパフォーマンスに影響するのか」「GPUメモリが4GB未満の場合、どのような制限があるのか」「最新バージョンのWindows 11を使用していないとどうなるのか」といった注意点が表示される仕組みです。
この機能のメリットは、専門的な知識がなくても自分のPCの弱点を把握できることです。また、どのハードウェアをアップグレードすべきかの判断材料になり、PCの動作が遅い原因を特定するのにも役立ちます。結果として、自分のPCで「できること」と「できないこと」の理解が深まるでしょう。
かつてマイクロソフトは、PCの性能をスコア化する「Windows エクスペリエンスインデックス」を提供していましたが、新機能はそれをより実用的な形で進化させたものと言えます。単にスコアを示すだけでなく、具体的な説明や推奨事項が表示されるため、ユーザーにとってより役立つものになると考えられます。
このFAQ機能が開発者向けビルドに含まれていることから、数か月以内に正式リリースされる可能性もあります。ただし、開発の途中で撤回されるかもしれず、続報を待ちたいところです。
Source:phantomofearth(Bluesky)
via:The Verge